特殊法人の中でも、一般社団法人と言われる団体は、任意団体に極めて近く共に、社会的な権利能力を持たない組織です。
ですから、組織内でのみ相互に関係を維持し、地位や立場が守られる関係が成り立ちます。
一般的には、外部に対して特別な関係は存在しないのが普通なのです。だからこそ、その組織の中においてのみ、社会的な制約や法の規制から制限されることがないのです。
だから、外部に対して内部で持つ権限や能力を発揮することは無いはずなんです。逆に言えば、任意団体の内部での決め事を部外者は守る必要はありません。
対社会に対して、その存在を認めさせ、社会的な関係を保ち、取引や契約をするには権利能力を有して、社会的な義務を負う必要があるのです。
今回のボクシング協会も、この一般社団法人なのでしょう! だから、その協会の代表と言っても、社会的には、何の価値も無く能力も影響力も無いはずです。
つまり、子供達のガキ集団の大将に過ぎません。だから大将を続けるか、辞めるかを自分で決めることが出来る訳です。一般の社会的な組織とは全くの別物です。
こうした権利能力無き団体と社会的な組織の区別が出来ない社会も、その違いを明確に区別出来ない人間も問題です。
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