hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

ロシア叩きの齎すもの?

2015-01-02 08:57:36 | 日記
 クリミアの統合から大きく表面化したロシアと西側諸国の反目! 冷戦が終わってアメリカの遣りたい放題が続き世界は発展の裏に新たな混乱の種を撒き続けて来た。 そういった混乱の場には絶えずアメリカが関わって来たのだ。

 ソビエト連邦の崩壊には、ソ連からの連邦国の引き剥がしに主たる目的があったのであろう! ところが、原油やエネルギーの問題、中国の台頭と後進国の発展により世界の流れは大きく変わって来たのである。 

 アメリカの思惑から、手と足を奪われた形のロシアが、エネルギーの持つ影響力に国の将来を託そうと考えるのは当然でしょう! 大戦とソビエトの崩壊からアメリカが得た物は世界におけるボスの座だったのです。 世論や報道を旨くコントロールして国や権力の正当化を図り、名実共に世界の盟主を手にするという野望である。

 軍事力では世界の、どの国にも負けることはないと高を括って憎しみをかおうと相手が民間人でも構わない。 目的の為なら手段を選ばず、屁理屈でも捏造した原因でも何でも良いから紛争や混乱を引き起こして軍事力を見せ付ける。

 ヒットラーに魅せられて突っ走ったナチスドイツにも似た動きです。 魅せられたアメリカ国民には分別は付きません。 ヒットラーの虐殺とアメリカのイスラム攻撃は、どう違うのか? 戦争には、仕掛ける側には、いつも大儀がある。 その大儀の正当性は、後には覆されることも多い。 

 アメリカの大儀はテロの撲滅であり、ロシアのクリミア統合である。 ロシアにしてみれば、捥ぎ取られた手や足を取り返して国を成長させたいだけの話である。 アメリカのように世界の盟主を目指すとは考えられません。

 現在、アメリカに操られてNATOやEUが追従した形のロシア包囲網が目論まれていますが果たして、世界にとって、どちらが吉なのか?

 中国に対しても、アメリカは包囲して成長を阻害するつもりで、どこまでも、世界のボスの座を失いたくない一心である。

 ヒットラーは、一部の勢力を引き込んでの凶暴な戦争を続けたが、アメリカという国家が中心に世界で傍若無人な欲望を満たそうと試みているのではないのか? ドイツ国民が盲目になったように、アメリカ国民も目眩になっていないのか?

 その暴走に、世界の指導者達は全く、無能である。 政治においても経済面でも、大半の国がアメリカに追従するばかりである。

 トラの首に鈴を付ける勇気が無いのか? ナチスとアメリカの類似した面に気づかないのか? 周辺諸国を巻き込んで孤立を図り、戦争に結びつけるアメリカの常套手段ではないのか? 今のところは、ロシアも持ち堪えていけるが長引けば、ロシアも爆発し兼ねません!