≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ジャネット・ウィンターソン 『さくらんぼの性は』

2007-06-27 17:21:36 | 本 (ネタバレ嫌い)

くたびれていて、家事も庭も機織りもあまり進行しなかったが、
そういうときには本 (フィクション) が進む。
なにやらむさぼり読んだが、この本はすごく面白かった。

ジャネット・ウィンターソン 『さくらんぼの性は』 ←検索リンク

紀伊国屋書店で、何の気なしにふらりと手にとって買った本。
読み終わってからあとがきを読んでいたら、
「…ウィンターソンをガルシア=マルケスらに代表される
 “魔術的リアリズム”の系列に入れる評論家が少なくない…」
とあったので、なんだか嬉しくなってしまった。

ガブリエル・ガルシア=マルケスの本は 『エレンディラ』 一冊しか読んでいないが、
ほらとほんとのことが、しれっと混ざっている、
もしくは、どこからがほらでどこからがほんとかよく分からない、
という点で、よく似ている。
そして、わたしはそういう話が (くたびれているときは特に) 大好きなのだ!

本を買うとき、その著者が気に入っていて買うことも多い。
でも、知らない著者の本を買うとき、わたしは出だしで決めることも多い。
この本の出だしは、

「僕の名前はジョーダン。僕の目に最初に映ったことを話そう。
  あと十五分で真夜中という時間だった。…」

なんだかわくわくして、すっかり引き込まれてしまったのだ。


↑雨に打たれる‘ロング・ジョン・シルバー’。 6月22日撮影。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホシノ天然酵母ビール種の白... | トップ | 子供のバースデーケーキ、庭の花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本 (ネタバレ嫌い)」カテゴリの最新記事