≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ムーンチャイルド ライブに行った。

2018-05-30 22:58:44 | 音楽


ムーンチャイルドはYouTube にお薦めされて 以来お気に入りなんである。
ブルーノート東京でライブがあると知ったので見に行った。


バンドメンバーは3人。女性ボーカルのアンバー・ナヴランがテナーサックスやフルートも演奏、↑の向かって右のマックス・ブリックがキーボードにアルトサックスにクラリネット、左のアンドリス・マットソンがキーボードにトランペットも演奏する、という皆マルチプレーヤーで今まであまり見なかった構成。今回はサポートメンバーにドラムスのイーファ・エトロマ・ジュニアも加わった。

シンセ打ち込みで作るのはある意味最近では普通なんだけれど、生楽器もかなり自分たちでやる、というスタイルなんだろう。ライブで曲をすべてその場で生で再現するのはムリなんだと思う。
それでドラムスを加えて、さてどの程度生でやるのかハモるコーラスなどは打ち込んでくるのか、アルバムで聴ける音と乖離があるのかそうでないのか、興味津々であった。

ライブが始まるまえのステージ。ほらテナーサックスが置いてあるでしょ。ドラムセットはタムが1つしかない。


ステージはとてもよかった。

エトロマのドラムスはグルーブがよく出ていた。指をパチンと鳴らす音などを入れておいたシンセドラムを活用していたりした。

ベースはラッパも吹くマットソンの左手がシンセで担当していたと思う。ラッパにストラップをつけて首から下げているのは初めて見た。時には左手でベースラインを弾きながら右手でラッパを吹くなどという芸当などもしていた。高い音をだすラッパ吹きが低い音のベースラインを作るなんて、能力高いな。
生楽器ばかりならどの楽器からどの音が出てきているのか見れば分かるのだけれど、どんな音色も出せるシンセが二人だとなかなか判断がつかない。運指が見えればまだ推測できたかもしれないが、座った席がど真ん中の一番まえで見上げる角度でそこも見えない。
3人が生楽器でアンサンブルするのは思いのほか迫力があってよかった。余技というレベルではなかった。まあそれは当然だね、彼らの出身学校を考えれば。迫力のアンサンブルを間近で見られたのはよかったのだが、アンプを通すヴォーカルとのバランスは一番まえではなかった方がよかったかもしれない。実際わたしの後ろの席のカップルは始まるまえにずっと後ろの席に移動していた。

極端なことをいえば、全部打ち込みでヴォーカルだけ生なんじゃカラオケじゃないか、みたいな野暮なことをちらと考えなかったわけではなかったが、あそこの場で魔法のように生成されるグルーブは明らかにあそこだけの生のもので、たいそう魅力的だったんである。
もちろん曲によっては随分シンセに入れて準備してきていた。このステージをするにあたって用意周到だったんだ。

ステージは The List から始まりほとんど喋りを入れずどんどん進む。最新アルバム Voyger のナンバーを中心にそのまえのアルバム Please Rewind の曲もちょくちょく混ざる構成だった。
ヴォーカルのナヴランは張り上げ声など出さず柔らかい声でキュートだし、ブリックはなんか朴訥な感じで好感が持てるし、エトロマは気持ちいい音を出すし、マットソンはちょっとシャイな感じだけどぐいぐいグルーブを出していた。
なんかみんな若くてかわいいなあ。

ブルーノート東京のHPにあるライブレポートをリンクする。 → 

また、ムーチャイルドというバンドについてよく分かる記事が MIKIKI にあったのでリンクする。 → 
そう、こういうことなのよ! って的確に言葉で説明されていてスッキリした心持ちになれる。




右手まえがノンアルコールのブルーベリー&カルダモンで、左奥がザ・ピーエムージーというカクテル。ザ・ピーエムジーはシャルトリューズグリーンという修道院が作っていた薬酒の一種がベースでそれを生かす形でドライヴェルモットやミントリキュールなどが加えられている。これ、好きです。




牛肉のリガトーニ。白いのはサワークリームではなく固く泡立てた生クリームだったと思う。バジルはもっと欲しかった。




これは豚肉の乗ったピザ。スライスされたパルメザンチーズが豪勢でおいしかった。ルッコラがもっと欲しかった。

けっこうがっつり食べてしまったよ。




ステージ後サイン会など催していたので、YouTube や Spotify で散々聴いていたけれど CD を持っていなかった Please Rewind を購入してサインしてもらった。

いやあよかった!



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