ロバート・ストールマン 『 野獣の書 』 ３部作

ロバート・ストールマン　『 野獣の書 』 ３部作　　←　「サボテン島のハリネズミ」 さんへ リンク
絶版でアマゾン等で写真が見つからなかったので。
（復刊ドットコムで、投票しよう！）

『図書館戦争』６冊読んで、そのあとどうしても読み返したくなったのがこれ。
一体どういうつながりか、というと、ずばりラブでしょう。
はぁ、やれやれ。
男の作家、男の視点からのラブを、どうしても読み返したくなったのだ。


はなしは３０年代のアメリカ南部が舞台。　古き良きアメリカがまだ残っている。
農場で、始まる。
少年から青年への成長、それに伴う愛や性のかたちの変化、そして生と死、魂の、
ある意味とても直球の内容の、味わい深い作品だ。

無理やりジャンル分けしようとしたら出来ないわけではないが、
なんというか、すんなり収まらない。
Ｃ.Ｓ.ルイス『別世界物語』がジャンル分けに収まらないように、唯一無二だ。


久しぶりに読み返したが、期待を裏切らない、というか期待以上の内容だった。
入手しにくいのが難だが、ぜったいにお薦めです！


↑写真：　春休みに群馬県立自然史博物館に一家で遊びに行った。
　　　　　　もちろん、企画展の 「むし虫ウォッチング」 が目当て！
　　　　　　夫と子供が駆けっこをしたら…。