◆犬の散歩◆

コメントは自由ですが、予告なく消すことがあります。
メールはアカウント名@mail.goo.ne.jpへ。

民主党(笑)

2006年04月05日 14時06分50秒 | 政治・世相・スポーツ等
根拠が一つもない、ただの怪文書を根拠に国会を混乱させた永田議員のメール問題について、民主党の迷走が続いていたが、ついに幹部の退任と永田議員の辞職でとりあえずの収拾がついた。

それにしても迷走も迷走、それぞれの幹部でもって言うことが違うのだからどうしようもない。船頭多くして船山に上るというが、船頭ではないレベルのものがそれぞれの意見を言うものだから、何をやってるのかさっぱりわからない。
前原代表は永田の辞職はない、代表も続けて仕事でもって挽回するというが、国対委員長は自ら腹を切るのが侍だといって辞職を示唆する。代表がやめたがってないのに直接関与していなかった鳩山幹事長は自分はある程度区切りがついた時点で辞めるという。
こんな状況では、「もうわかったよ、みんなやめろっていうんだろ」となるのも当然というか、それくらいのことでもないと国民は納得しないだろう。

で、一連の前原氏のちぐはぐさが印象に残る。退任会見において、随分前からこのメールがガセであること、いずれは退任することも視野に入れていたという。だったらなぜ、もっと早く(謝罪広告を入れたあたりで)それを表明しないのか。ここまで延ばしたことで、どれだけの支持を失ったか分からない。
そもそも前原氏、党首討論の前日には「明日を楽しみに」などと他に材料があるとにおわせておいて、結局何もなかった。これらのように、思ってることとやってることが別であり、またそれは支持者をも偽る行為だ。反撃材料がないのにあることを装うなんて、まるで株主を偽る粉飾決済のようではないか。前原さん、あんたホリエモンと少しも変わらないじゃないか?まあ、私はアンチ民主なのでゲラゲラ笑って見てられますがね、野党第一党の党首がこんなのでは、政権交代だの二大政党制だのちゃんちゃらおかしいとしか言えませんな。
あと、偽メールを提供したという西沢なる人物へ証人喚問があるというが、それは必要ないと思う。だって彼は単なる嘘つき、小悪党でしょ。なんでやったのかと言われたら、永田に本を買わせて小金を稼ぐため、また話題作りのためでしょ。そもそもあんなものを信じる方がおかしいんだし、嘘つきと世間に後ろ指さされてこれから業界で誰も相手にしなくなるのだからほっとけばいい。嘘をついたことへの責任はもう果たしているだろう。
バカが国会で取り上げたからこそここまで混乱したけど、その混乱の原因は信じて国会に取り上げたバカが負うべきことで、騒ぎの大きさに関しての責任は西沢氏にはない。彼は既に社会的制裁を受けているのに、これ以上国民の面前に引きずり出してあげつらう必要はない。



さて、新代表選挙へと話題は移り、ここで心機一転やっていこうというには、このグダグダ感を払拭する人事が必要。また若手からの登用というのが一番いいが、あまりぱっとしないようだ。そこでやはりここは安定したベテランということになるが、主立った人は既に代表経験があり、未経験なのは小沢一郎だけという状況。
菅さんも代表選に出馬するっていってたけど・・・不祥事で辞めた人がまた代表になるってどういう了見?もう菅さんの時代は終わったでしょ。彼は厚生大臣のときが一番輝いていたよ・・・。
そういうわけで、このグダグダ感を払拭するには小沢代表しかありえない。多分、支持者もそう思ってるはずなんだが・・・反小沢勢力というのも民主党内にはけっこういるようで、すんなり決まるとも思えない。
抵抗勢力と戦いながら強権を振るうというと、小泉さんを思い出してしまうわけだけど、まず自国内を統一してこそ、天下を狙う資格があるというもの、小沢氏には頑張って欲しいと思う。彼に政権を取られるなら、私はそれもアリじゃないかと思っている。もしそうなったら面白いじゃないか。まあ、現状じゃ逆立ちしても無理だけどw

私は自民支持なので、民主が勝手にこけていく様を見るのは楽しいのだけど、もうちょっと真面目にやってくれないと勝負にならなくて面白くない。自民は後継者にも恵まれているし、まだまだ自民の独裁は続くことでしょう。
今後も、ポスト小泉は麻生、そして安倍という対外黄金リレーで政権を死守してしいものです。富国強兵ならぬ富国強政というところです。