風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夏の名残り

2018年09月14日 | 体を整える
溽暑と言われたこの夏は、体にとって、大きな負担を強いられました。

心臓に負担がかかったのは、間違いのないことで、その影響が、皮膚のかゆみとして吐き出されようとしています。
しっかり排出させて、かゆみを無理に止めてはいけないのです。

涼しくなったおかげなのでしょうか、むくみがすっかり取れたのには、驚き。

山田先生との長いお付き合いで、自然と身についた体のバランスの不思議は、だんだんと、私の筆力では、表しきれないところに行ってしまいました。

書けば書くほど、わからなくなっているような気がして、施術を受けるたびに、そのことを書きたくて、書くのだけれど、読み直すと、時々何じゃらほいになっているときがある。

これでは、井本整体への正しい認識へと、導かれていないことに、なるなぁ。

毎月発行の「原点」には、井本邦昭先生の言葉が掲載されますが、知識としてではなく、心に飛び込んでしみこむような、作用があり、驚きの連なりです。

これは、一回でも先生にお会いして、一回でも人体力学を学んだ人なら、文字として、知識としてではなく、血となり肉となりたちまち体を駆け巡り始めるはず。

感覚で、受け止めると、体が動いて、感覚がさらに研ぎ澄まされる気がする。

私の功は、教えられたことを正しく、自分の体に反映していること。

まだ、伝えたい人に伝えられないもどかしさがあるのは、しかたない。
まず、自分の体に実現することかな。

山田先生との長い歩みを、今日、二人で実感しました。

時々、私の言葉の中に、井本先生のおっしゃった言葉を、感じる時があるそうです。
自分には、その実感はありませんが、山田先生がおっしゃるなら、そうなのでしょう。

いつの間にか、それと知らずに、先生の教えを、身に着けたということなのですね。

それでこそ、転移、導気につながることなのかしら?



コメント

二人

2018年09月13日 | 詩吟
今日は、ゲストさん二人のみのお稽古でした。

いろんな儀式をすっ飛ばして、それぞれの課題に集中しました。

しっかりと前に出して、クリアな音。
ちゃんと口の形を整える。

それだけで、印象ががらりと変わります。

その人本来の持つ実力、楽器の性能を、引き出せたら、お互いに満足を得られます。
一瞬で、変わる声と、表情。
こんな顔を見せてもらうのは、冥利に尽きることで、これは、早いうちに、身につけてもらいたいことだから、余計に、うれしい。


去年の寂しかった日が、嘘のような半日でした。

今日は、ちょっとしたアクシデントがあり、すわ!会場きゃんせるか!

ちょっとした言葉足らずで、起きた行き違いで、会場は予定通り使えることがわかり、胸をなでおろしました。

そのアクシデントは、夢青葉が、松山文化センターで、存在を確かにし、職員の方に好意をもって、受け止められたことの証として、その一歩を刻んだことを実感しました。



コメント

吟詠池上サークル公式始動!

2018年09月11日 | 詩吟
吟詠池上サークルが、公益社団法人 関西吟詩文化協会公認東京芦孝会の21番目の教場として9月に誕生することは、すでにお知らせしました。

今日が、その練習の初めての日です。

2年の長い準備期間をかけて、着実に教場としての基礎固めをしたうえの誕生です。

何はともあれ目出度いよき日です。こんな場面に立ち会えるのは、一生に一度あるかな以下のことです。

着実に歩みを進めてきた教場だけに、みなさん淡々としていて、浮かれているのは私一人で、ちょっと恥ずかしかったのです。

指導者を冨安芦芳先生から、バトンタッチして、白田芦勘先生が、予定通り受け持たれました。
穏やかにやさしく展開なさっていました。

教場のモットーの「気楽な教室、コミュニケーション重視、基本は声出し」をそのままです。

まず最初の取り組みは、11月10日の池上文化センターのお祭りに参加するための出演者と吟題の配分と、練習でした。

そのほかにも、芦孝会として取り組んでいる行事の練習も含めて、いつもの通りに進められます。
白田先生らしいお稽古でした。

これからは、私のこんな上から目線のご報告は、止めにしなくてはと、思います。
教場運営し、指導する立場として、同僚なのです。そして、白田先生は年長なのですから、敬意を表しながら、和やかに、お付き合い願いたいと思います。
教えていただきたいことも、たくさんあります。どうかよろしくお願いいたします。

みなさんの様子を見ているといまさらながらと言う気もしますが、目出度い日ですから

    『吟詠池上サークル』
      公式発足おめでとうございます!
 

          記  
                                      

練習日  原則第2、第4火曜日 13:00~17:00
場所   池上文化センター(太田区池上4丁目)
指導者  白田芦勘             
                                                                                                     菊酒



コメント

声を出さない練習

2018年09月09日 | 詩吟
声を出さないで、吟詠をする。

声を出さないと、いろんなところに、注意が届いて、自分の吟詠姿が、浮かび上がってくる。

耳で聞いた音が、すべてではない、体の使い方、動かし方、唇、喉の様子が見える。

体の様子が見えるようになるには、しっかりと、声を前に出す練習をして、基本の形を覚え込ませる必要がある。

「あ」は、「あ」でしょうと思う新人さんに、いろいろな「あ」があることを知ってもらって、その時せめて目で見えるところの違いがわかると良い。

それをきっかけにして、その先に、口の中、舌の位置、喉の形まで、わかるようになる。

基本の基は、初心者の時だけでなく、永遠に螺旋を描いて、上昇しながら身につけていくもので、終わりがない。

だから、どこへ行っても、誰が言っても、どこかで聞いたことを、また、聞くことになる。

無難なことを言ってるなぁと思っていたころのことを、思いだして、ちっともわかっていなかったなぁと、思う。

今の自分の、段かいで、その言葉をどう受け取って、吟味するかが、またさらに、上へと行けるかどうかの分かれ目になるのでしょう。



どこかで聞いた言葉は、「知ってる」と片付けないで、しっかりと捕まえてあげなければ、せっかくの宝を捕まえ損なって、もったいないことになるところだった。






コメント

9月になったのに

2018年09月08日 | 体を整える
はや9月、立秋をとうに過ぎても、30度を記録する猛暑の夏でした。



  カレンダーには、もう「ハギ」が登場し、
  瑠璃色も彩なルリビタキ。



今夏は、立秋を挟んで、二度目のかぜっぴき。
二度目は、秋の季節なんだけど、どう考えても夏風邪と言った方が良い気がする。

こんな暑い時期に風邪をひくこと事態が珍しいのに、二度目とは、古希だもんねと、落ち込みかける。

いや、待てよ。「風邪を上手にひいて、体の循環を良くするチャンス。」と、いく度となく、山田先生に教えられてきたじゃない。風邪をひくのは、悪いことではないと。

風邪は、良い体を得るためのあれやこれやの調整のできるチャンスだと、聞きかじりを人には言うくせに、年のせいにしている。
これこそ、「習わざるを教えしか」と叱責されても仕方がないねぇ。

つい先日も、とても具合の悪そうな方に、思わず、ここと思われるところに、自然に手が動いて、アクションを起こしたのは、お節介どころか、ちょっかいだなぁ。



膝の猛烈な痛みは、気持ちを萎えさせ、熱タオルより痛み止めに頼りそうになる。

今年は、春から夏への変換時期に毎年起きていたデトックス症状が出なくて、快調に過ごしてきました。

快調だったからこそ、次に来る季節の体調変化に気を付けねばならなかったのでしょう、うかつに浮かれて過ごしてしまうと、当然のことで、風邪をひいてしまいました。


しかも、体を休めるどころか、6日には、申し込んでいたセミナーの初日だったので、マスクをして参加してしまいました。

新しいことへの挑戦をする時は、良い刺激を受けて、改善するところと、不調を呼び込んでしまうところとの、両極端が起こりがちなものです。

若いときは、良い刺激を受けると、たちまち体全体が連鎖を起こすように、改善していきます。
そして、悪い部分を包含してしまうほどにエネルギーがありました。

今は、負の連鎖も起こらないけれど、正の連鎖も起こりにくく、体のあちらに負、こちらに正が居座ってしまいました。
全体としては、そのバランスの悪さで、悪化をたどり始めました。

体操も、ャCントがずれずれになってしまっているようで、効を奏しません。

「山田せんせ~ぇ」と、呼んでみる、そして、整体の本を読んでみる。
何か良い解決法が浮かばないかなぁと。

今は、やり過ごすしかない。薬には、頼らない。出るものは、出しきる。

体の欲するものは、何でも食してよい。
但し、本当に欲しているものか、気持ちが欲しているだけなのかを、よーく体に聴いてみる。




コメント

先輩がいること

2018年09月05日 | 詩吟
「川中島」の結句が今日の課題です。

結句は、新しく出てくるのは、譜№11番で、これは、すでに承句で出てきた譜№12番と同じ音階で、ゆったり吟じればよいので、特に時間はかかりません。

これで、やっと、関吟流の「川中島」をやり終えて、新人の三人さんも習いましたといえる吟題を手に入れました。

川中島の独吟を全員聞かせてもらいました。

一番心配していた予備知識なく入会されたかたは、チャンと最後まで、吟じることができました。

そして、事前に個人的に練習をなさっていた方は、関吟流とは違う癖が付いてしまっていて、残念!これは、なおすのがちょっと難しそうです。
「予習はしないで、かえって時間がかかりますよ」とお伝えしたことを実感されたようです。

今日は、先輩がたも、きりっと引き締まった吟をしてくださいました。
ちょっと声が出にくかった私の代わりも、立派に勤めてくださって、嬉しい手ごたえがありました。

見違える様な吟詠になられたゲストさんは、前回の練習の「飛んで、着地」の表現がとてもよく分かったとおっしゃっていました。

前回のオーバーアクションの説明は、功を奏したわけです。

すぐに不安になって、「忘れるかも」とおっしゃいましたが、前回の練習成果が、時間を経て今日になっても、吟じられたわけですから、それは、無いでしょう。
自信をもちましょう。

長い低迷期を経ると、どうしても自信喪失になりますが、経験者には、喪失したきもちを回復し、さらに自信につながるようになるには、どうしたらよいのか。


次回は、全員が習い終えたことになる「川中島」の合吟を心置きなく何回も、やってみたいと思います。

これで、練成会への出吟の弾みがつきました。

「発表会」ではなく「練成会」なのですから、今の私の吟詠はこれですと、飾らないご自身をみなさんに見ててもらいましょう。
入会した年に経験する練成会は、今年しかありません。唯一無二の経験をいたしましょう。
いわば、「産声」です。



コメント

集計係

2018年09月04日 | 詩吟
昨日は、第45回ャ潟hール全国吟詠コンクール関東地区予選が、無事開催されました。
7月28日に台風を回避して、昨日の9月3日に、急遽変更されました。

翌日の今朝は、朝から強い雨が降りはじめ、台風21号が高知に接近して、高潮注意が流れて、暴風域に入ったと知らせています。

いまごろ、大会関係者は、台風接近直前に、コンクールを終了することができて、今までで、一番の安堵を覚えていらっしゃることでしょう。

昨日の私は、計算係を仰せつかって、無事大過なく終えることができました。
大会本部の傍らで、パソコンの入力をしながら、10人ずつまとめられた次の集票を待ちます。
合間に、モニターから聞こえる吟詠を聞いていました。

大会に来て、吟者の姿を見ないで、過ごしたのは、これが初めてです。
モニターの音は、フィルターがかかって、少し引いた気分の耳に、偶々入ってくる吟詠はまた、違った聞こえ方がするものです。


担当のFさんが、届けてくれる10人分の点数をエクセルの計算表に、いれていきます。
間違ってはいけないので、三回見直しました。
数字は、言葉と違って、脳内で予測変換をすることができません。
だから、安心なのです。

この計算表を使えば、一人でできます。願わくは、精査係がいると安心ですが、スタッフも、ぎりぎりの人員ですから、贅沢は言えません。
最後には、一段落した芦孝会メンバーが、協力して、仕上げをしてくださいました。

この仕上げの作業つまり、同点が複数出たので、その中でも、順位をつける必要があることを、私が認識していませんでしたから、手を取らせましたが、次からは、ここまで、一人で、出来るようにしなければね。

今回は、「初めて」というプレッシャーがありましたから、手を借りましたが、来年があるなら、もっと、冷静に手順能く作業できるはずです。

エクセルの機能を、もっと知れば、もっと心地よく素早く自信をもって、対応できることでしょう。
夫は、私の現状をよく知っていますから、良くやったんじゃないと言っておりました。

詩吟の技術だけに取り組んでいた時は、夫は門外漢でした。
仕事も忙しかったので、関わりを持ちませんでしたが、だんだんと、運営のほうに、かかわるようになると、このような作業が舞い込んで來るようになり、仕事で、多少の知識のある夫に手伝ってもらうようになりました。

芦孝会と夫の接点が生まれてきましたが、集団の中にいるのが苦手な夫ですから、後ろで、何かを手助けしてくれる位置関係を好んでいます。
ですから、今の図式は、変わらないでしょう。 
     おかげさまで、ありがとう。



その部屋の傍らでは、賞状の筆耕をするプロの方がいらっしゃいます。

それぞれがそれぞれの仕事をしていますから、最小限の会話を交わすのみ。
筆の方は、表彰式までに、書き終えるかどうかを心配し、私は、入力ミスがないように、緊張し、表面上は静かに穏やかに。
ない面は、葛藤を抱えながら、その時が来る。

終わり良ければすべて良し。緊張が緩む瞬間。充実感あり。



見よう見まねで、いつの間にか使い始めていたエクセルで、何かの役に立つことが来るとは、思いもしませんでした。

自分で、この計算表を作ったなら、もう少し得意だったことでしょうが、作ってくれたのは、夫で、私自身が、思いつくアイディアを形にしてくれました。おかげ様。

すべてかたづけがおわって、退室するころには、会場には、もうすでに人は無く、今日出場した夢青葉のお二人が、むかえてくれました。

お二人とも、それぞれ、青年の部三位と壮年の部で入賞し、11月4日開催の大阪決戦大会に進出します。

              おめでとう!







コメント

第45回ポリドール吟詠コンクール関東地区予選

2018年09月03日 | 詩吟

 関東地区予選上位入賞おめでとう!

  和歌の部

優勝   鈴木宏久    
準優勝  白田英夫
三位   金澤雅義


  壮年の部

優勝   白田英夫
準優勝  永田真由美
三位   正明盛彦
 :
 :
 :
入賞   高尾淑子


  青年の部

優勝   原田里絵
準優勝  石田由香
三位   大塚 愛




コメント