風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

川中島

2018年09月19日 | 詩吟
7月に始まって、一つの吟題を少しずつ習ってきました。
前回で、4行を通して習ったことになり、今日は、全員合吟で、何度も繰り返しました。

先輩の声を聴きながら、自分なりに声を出していけるようになりました。

その間に、先輩方も、なるほどとうなずくこと、そうだのかと、手を打ち、できなかったことができるようになり、出来たと思ったら、また、逃がしてしまったり。

三か月にわたって、飽きること無く、川中島一点張りでした。

その中で、やはり、一番の先輩のお二人の吟詠が、益々、光を放って来ているのに、とても満足を覚えます。

この方式は、間違っていなかったと、誰かに、犠牲を求めることにならないかとの心配は杞憂に終わりました。

とても熱心に、音源を求めて、練習をしてくださった方は、残念ながら、関吟流としては悪い癖が、ついていて、厳しく矯正をせねばなりません。
幸い、食いついてきてくださるので、思っていることをそのまま言葉にして、受け取ってくださいます。

今日は、悪い癖を一つ、矯正できました。
シンプルに力強くを柱に、まっすぐに、進みましょう。

全くのゼロスタートの方は、健闘しています。練成会にも前向きなのが、とても、嬉しいです。

少し、経験のある方は、素直に、美しく吟じてくださいます。

ゲストさんは、めきめき、上達なさっています。
声の良しあしではなく、その方の魅力を放って来ています。
安定感が出てきたのは、これから、どういう風に、化けてくれるか、楽しみです。

私自身も、スキルアップせねば、お手本にする音源がお粗末では、申し訳ないと思います。

その音源を元に練習なさって、関吟流の型の実現をするには、遠い道のりです。
まず、聞く耳のほうが育っていきますから、出来たと思っても、すぐ、突き放されます。

先生の通りに吟じているつもりでも、いざ、外から聞くと、大違い。
どこまで登っていっても、同じに位置には、並ぶことができないなぁ。
螺旋を描くとは、近くなったと思ったら、また、遠く離されたり、手が届きそうで、届かない。
おいそれと、得られるものではないことを、教えられる。

「聴いた通りやってるんだけどなぁ。。。。。」
   「まだ、まだ、おいつけない」

           益々実感する、今日、この頃。


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