風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

秋季錬成大会

2015年10月12日 | こたろう
東京芦孝会 公認会認定記念 平成二十七年度秋季錬成大会 開催

今日の練成会は、念願の公認会となった記念であり、夢青葉としては、三人がお名前を頂き、私が九段と上師範に昇格したダブルで目出度い会でもあります。

そして、興味は、連合吟コンクール。
やはり、順位が付くとなると、それなりに、いつもとは違った練習風景があり、ちょっと引き締まって、練習に取り組むことになります。

練習が十分だったチームも、そうでなかったチームもそれぞれの持ち味を生かして、発表です。

わが青葉チームは、最後の2行を完璧に合わせましょう。それでこそ、合吟の極意ですと言って、直前のたった1日限りの練習をいたしました。

それぞれの持ち場は、それぞれの個性のままに、よく次につなげて、最後のクライマックスに至りました。良く揃っていました。

これができれば、当初の目標達成。よくやりました!

連合吟の極意は、それぞれがそれぞれを認め合い生かし合い支えあうこと。
それが、生きていたのは、もう1チーム。
キュッと、一つに集中して、わが夢青葉と同じに最後の2行は聞かせてもらいました。

そしてそのチームは、準優勝、我がチームは、選外。
次の練習への、課題を見つけました。

そういう結果でも、先を見る余裕があって、へこたれてないところ。もっとも、賞をとることは頭に在りませんから、あっけらかんです。

それぞれが個性が強いにもかかわらず、相手を認め合えるところ。
そして、今日の経験で、更に結束が固くなったのを実感したことが、何より。

ちゃんと吟詠をして、減点の少ない作品に仕上げるのは、もう少し、先になります。

三つめは、私の吟詠。こだわって、季節外れですが、自作の詩を吟じました。
自分で言うのもなんですが、会心のできでした。
ずいぶんと久しぶりに、納得のいく吟ができました。

 一人うかれた私は、慎みなく、一応、相手は選ぶのですが、「今日の私の吟よかったでしょう?」と問いかけて、その反応を楽しみました。
まず、言われた人は、あきれて、言葉を詰まらせるのですが、「うん、うん」と言わせてしまったのでありました。

四つ目 十本に挑戦した吟詠は、かなり高水準でした。これから、力吟の八本か、十本の穏やか吟か。
今日の練成会を手始めに、あれこれと試行錯誤をしてください。


残り二人の独吟も、それぞれが個性を出して、いい吟をしていました。

さて、懇親会の前に、神田教室の二名に、大輪神道流の舞手が加わって、宝島のお祝いの舞が舞われました。介添えとして、小西先生もおいで下ってのにぎやかな公認会認定のお祝いになりました。

小西如泉先生紹介の折には、東京支部の10周年の時の舞を、短時間で叩き込んでくださったこともあり、お世話になったことが、野田 芦孝先生はじめ会員のみなさんにアピールできて、一挙両得でした。

舞のために金屏風が後ろにあったのも、華やかで、いい感じでした。

また、舞を習いたくなりました。







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孫たち

2015年10月11日 | 徒然に日々のことを
三人の孫たちが、ちょうど七五三なので、きのう、写真の前撮りをしたそうです。

三番目とは、これほどに愛らしいものかと、思わず写真のアップ。
孫馬鹿も甚だしいとおもいつつ、明日の練成会を思うと憂鬱になる気持ちを何とか浮き立たせようとしています。



そんな時、携帯にメール。
名札は、お名前を頂いたので、変わりますか?と、教室幹事さんから。
あ、わすれてた!

すぐに作りますと返信。

教室ができてから、5年、よくぞ、「あっ、たいへん!」がなかったよねぇ。
6月の会を終えた時から、会員さんたちそれぞれが、きっちりと仕事を分担できると確信してから、ゆとりができて、とっても安心しました。

それに連れて、本来のうっかりさんが、顔を覗かせ始めました。
しかし、よく、気を張って、頑張っていたんだねぇ。

未だ間に合ううちに気づいていただいて、よかったぁ~。幹事さんありがとう。
名札のファイルも、次の何かのために、送信しておいてくださいとのことで、はい、しっかりと送信しておきました。

もう一度、明日の持ち物チェックをして、パソコンも確認。
はぁ~~、もう外は暗くなった。
 




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谷中教室谷中まつり参加

2015年10月10日 | 詩吟
谷中に足を運ぶのは、久し振りです。
今日は、東京芦孝会 谷中教室が、谷中まつりに参加するとのことで、ちらし配りの助っ人に伺いました。

そろいのTシャツを新調して、やる気満々。
前には、左胸に、ちょこっと文字があるだけで、上品に仕上がっています。


会場は、谷中小学校のロビーと吉田屋酒店。
酒店のほうは、写真のようにお店の屋根の庇より外に出ていますから、雨が降ると大変です。
程々の曇りで、涼しいくらいでしたから、緋毛氈を敷いたベンチは、満員でした。


野田 芦孝先生もいらっしゃいました。
私に任された、チラシを少し分けもって、大先生自らチラシ配りをすると言う、あまり、考えられないことが起こりました。

平和に平等に分け隔てなくを自ら実践なさる先生です。

発表が始まったら、先生は、さすがに最前列に陣取って、観察です。
レジメは、今、発表している漢詩や歌詞をプリントしているものですから、一人でも多くの人の手に渡したいと、精出しました。しかも、後ろの半ページには、谷中教室へのご案内書になっていますから、興味を持ってくださる方へのガイドとして、一人でも見学に来てくださるためにも、一枚でも多く配らなくちゃなのです。


こんなアクションは、私は大好きで、明後日に迫った練成会の吟詠発表のことを、しばらく忘れることができて、良いときを過ごしました。

吉田屋酒店で、発表しているとき、マイクに乗ってないねぇという会話を聞きつけた、スタッフがするすると音響の場所に行って、支持をしてくれたようで、マイクの感度がよくなり、吟声がよく聞こえるようになりました。

余分のスタッフがいることの功罪の功の部分にかかわったと、ちょっと得意。

また、野田 芦孝先生からは、舞台を見たうえでの感想をもらったことでしょう。
程よい、天候に恵まれて、大成功。



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夢青葉10月&練習日変更

2015年10月09日 | こたろう
12日の練成会を前に、定期練習会を1週間早めて、連合吟の初めての練習に取り組みました。

若くて頼りになるリーダーのもとに、気持ちだけは合わせることができました。
律詩に取り組むのは、二題目、そして、二回目の連合吟の発表(コンクール)です。
今回は、一人メンバーがいれ変わって、青葉のフルメンバー(!)です。

明るく楽しく上品にをモット≠ノ、ちょっとばかり工夫して、サンセンです。

独吟の練習も、滞りなく行って、当日壇上に臨みます。

「練成会」=「チャレンジャー」
どこまで、チャレンジできるのかなぁ。


さて、今回、二人のメンバーが三段に昇段しお名前を頂き練成会の式典で、賞状を頂くことになりました。

三段を頂いて、書類を提出したときから、「四段と師範代を見据えて練習をしましょう。今までの手とり足取りの練習はなくなるかもしれません」言い続けていました。

そして、練成会のコンクールの準備が今日一日のみということを考えてみて、お稽古を月に1回から2回に増やすことに思いが至って、1回でも多くコンクールの練習をせねばとおもいつつ、相談が始まりました。
それで、さっそく、11月から、第2、第4金曜日をお稽古日として増やそうということに決まりました。

少し、煽ってしまったかなという危惧がありましたが、少し前から、練習日を増やしたい気持ちは有ったようでした。
ただ、遠くから来てもらうので、私に気の毒で言いだしきれなかったというのもあったようでした。

月に2回の練習になって、新教本も届けば、じっくりと腰を落ち着けて取り組みましょう。

神戸留学メンバーは、月に3回の練習を続けていますから、少し近づいたことになります。
彼が、帰郷した時に、大きな差となっていないよう、精出しましょう。

そして、来月のおけいこ日のいずれかは、お楽しみがあるようです。
日頃、食事だの飲み会だのをやらなくても十分コミュニケーションが取れているのですが、今回は、お祝いやら、歓迎会やら、誕生日やらが重なって、ちょっとおしゃれなお店で、何かがあるみたい。。。ふ、ふ、ふ。

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吟詠依頼

2015年10月05日 | 論語と
次回、菜根譚の授業の時に、陶淵明の詩を吟じてほしいと、須藤先生からメールを頂きました。

あいにく、「飲酒」はテキストにないので、詩を送って頂いて、譜付けをしています。

送って頂いた詩は、飲酒その五  
酒をこよなく愛す人に、吟じてもらうことになりました。

飲酒といえば、もうお二方お好きな方がいらっしゃいます。
また、次の機会に、お願いいたしましょう。


この詩の最後の言葉「言を忘る」が心に残ります。
飲酒と言う題で、詩の中には、酒とか飲とかの字がなく、詩作もその五となると、そうなのか。
その1からその4の詩にも興味がわいてくる。
心を俗世間から離して、自然をと共に飲む酒を著しているのだなぁ。。。と、想像する。

当日の先生の、菜根譚とこの詩との関連とを講義の中でどのように話していただけるのか、とても楽しみです。


長い詩の吟詠は、連吟、連合吟の手法があります。その他、夫婦吟といって、男女で行うものもあります。
高さを低い方に合わせたり、オクターブの音程で吟詠する方法もあります。
男女となると、お楽しみ感覚になり、夫婦吟であれば、イメージはよいのです。
男勝りの吟詠をするからといっても、やはり、男女で並んでの吟詠は、聞く側にとっては、すでに、自分の中でイメージがあるからなぁ。。。
あれこれ考える。

先生は、次々と興味を掘り起こしてくださるなぁ。



   飲酒   陶淵明

  廬を結んで 人境にあり
  而も車馬の 喧しき無し
  君に問う 何ぞ能く爾るやと
  心遠ければ 地自ずから偏なり
  菊を采る 東籬の下
  悠然として 南山を見る
  山氣 日夕佳く
  飛鳥 相興に還る
  此の中に 眞意有り
  辯ぜんと欲して已に言を忘る



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江東区吟剣詩舞道大会

2015年10月04日 | 詩吟
江東区文化センターにて、開かれた詩舞道大会は、創立60周年の記念の会でした。
一般吟詠、コンクールに加えて構成吟が二つプログラムされていました。
その一つは、野田 芦孝構成、尺八河下竜 ナレーター石井 芦の「江戸・深川諷詠」です。

定評のある石井 芦惠のナレーションは、流れるように美しく、さらりとなってきて、魅力を増していました。
そして、林煋成先生の吟詠には、聞きほれました。




そのプログラムの一つのコンクールで、一・二部と三部の両方で、東京芦孝会から、優勝者、準優勝者、その他大勢の入賞者が出ました。

         おめでとう!


特に三部の優勝者の吟詠は、転句のときに、もっと言えば、吟詠の出だしから、このまま終わりまでミスがなければ優勝確信しました。
吟詠の巧拙のまえに、静かな闘志にみなぎっていて、引き込まれました。
まさに、終わりまで、気を抜くこと無く、いつもなら入りすぎる力が、入りすぎず、最後の大山で、エネルギー切れにならずに見事に吟じきりました。
どのくらい、どのように練習なさったのでしょう。

月曜日の長恨歌で、私に衝撃が走ったとき、すでに、この吟への道のりが始まっていたのか!
道理で、昨日の、東大島の教室で、ご披露をしないで、気をためていたのね。
武士道の気。

先日、詩吟とは?と尋ねられた時、「武士道」と答えた。まだ、これとわからないままに。
先を越された。

まさに本当のおめでとう!です。

最近、コンクールの応援に出かけることがなかったのだけれど、優勝者がすべて、この「気」を発するのであれば、たくさんのもったいないことをしたってわけだ。



夢組から出場した吟者は、力いっぱい若者らしくりっぱに吟じきりました。

これから、たくさん出場して、顔を覚えてもらって、可愛がってもらいましょう。

彼女の強吟、力吟の完成度を高めつつ、これからどのように受け入れられるのか、吟詠の流れが変わりつつある状況で、彼女なりの考え方が、構成されるのを、期待をもって見守りたい。
それに、私が何ができるだろうか。

間もなく来る、関吟本部でのコンクール出場で、たぶん東京よりも強吟の吟者の多いはずですが、そのような場面で、吟詠を聞いて、どんなことを感じてくるのか、楽しみです。

コンクール出場について、私の認識していない、ノウハウを諸先輩方に学んで、納得のいく吟詠を模索しましょう。
芦孝会の自由な気風は、望めば、教室を超えて、学ぶことのできるシステムがありますから、足りないところは、何時でも学ぶことができます。
彼女にこそ、歓迎できる、芦孝会のシステムです。



懇親会では、さぞや、勝利の美酒に酔ったことでしょう。



私たち、帰宅組が三々五々駅に向かううちに6人が自然にあつまり、食事をしました。
これから入会しようとしている人が、ひょんなことで2人もいらっしゃいました。

これまでに、その中のメンバーと、コンクールの応援などで、顔見知りであったことも功を奏して、初対面の私も、気楽にお話をさせていただき、話が弾みました。



これから、入会しようとしている方にとって、今日のような、盛りだくさんの発表会を聞きにいらっしゃったのは、良い経験でした。
お二人のそれぞれの先生の練習の場面では決して見ることのできない仕事ぶりや、個性や、技術の素晴らしさを見て、感じることができたのですから。


十分な大人であっても吟界では、若者の範疇に入る方たちの、若さの上に、今日の発表会で受けた興奮も相まって、輝いて見えました。


これからスタートという人を目にし、このお二人はどのように先生と吟詠を学び精進していらっしゃるのだろうと、いろいろと思い描いていると、私自身が、はじめて、指導者となった時のことを思いだし、軽い興奮状態でした。


似たようなスタートを切るお二人は、教室は違えども同級生ですね。
これから親しみを増しながら何かの時は相談しあって楽しく過ごして行けますように。

同級生がいることは、本当に幸運です。羨ましい。

6人で過ごしたこのおしゃべりが、お二人の吟詠への思いの後押しになりますように。


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東大島教室

2015年10月03日 | 詩吟
東大島教室参加。
翌日の、江東区の大会の様子を伺って、待ち合わせなど細かいことをおたずねせねばならないと、出かけました。

東大島教室は、野田芦孝先生が直接指導をなさる教室の二番目の教室です。毎回テーマを設けて、レクチャーが行われることになっているので、とても勉強になると言う子尾がわかりました。

今日は、言葉ので出しはソフトに、そして、二音目は押し気味にはっきりと発声しましょう。
この逆の吟詠方法は、悪しき時代の強吟の名残です。

一音目は、強すぎるくらいに対し、二音目は、ぼやけている。

参考になる示唆を別の方のお話でヒントを頂きました。
おかげ様。
他の予定を返上して参加したのは、とても意味のあることでした。


他教室に顔を出すと、新たな縁ができて、また、行きたくなってしまいます。

練習の後は、江東区文化センターに出向いて、幹事の方たちと、明日の準備のお手伝いです。
舞台上では、マイクテストや、横断幕をつりさげたり、マイクの位置を確かめたり。
舞台に、物の一の目印をつけたりしています。

私たち三人は、メインメンバーではないので、比較的手が空いて、手持無沙汰気味でした。
それで、15日の菜根譚の時に、陶淵明の詩を吟じてほしいとの、須藤先生の依頼があったばかりなので、暇な時間は、「飲酒」についての打ち合わせをしました。

10行あるので、連合吟 5本でと、決めました。

その後、リハーサルが始まるというので、私たち三人は、辞去しました。

今日は、イレギュラーに遅かったので、明日は、早く帰らなくちゃね。
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足立論語

2015年10月01日 | 論語と
今朝は、昨夜泊まった娘と、中国の柳洲の爆破の事件をニュースで見ました。娘が2年間派遣されていたところなので、なじみの場所も映像に出ていて、驚いていました。
こんな時、スマホで情報収集ができて、便利なのだが、昨夜の話の続きをしたくても、スマホから目を離せない娘でありました。
しかたない、娘はもう母との会話は、じゅうぶんなんだね、では、行ってきます。と言ったら、顔は下を向いたまま、「いってらっしゃ~い」ときた。



今日は、学びピアの12月分の教室予約の日なので、早めに出かけました。
第三木曜日は詩吟の声の関係で、第五研修室を取りたいのですが、取れませんでした。
それで、住区センタ―へ行って、部屋の予約をしました。

この部屋は、同じフロアに、幼児のためのスペースや学童保育の部屋があるためすごくにぎやかな時があるそうです。今日は、お借りする部屋を覗かせていただくと、センター主催の習字教室をしていました。

菜根譚の講話の時に、どの程度の影響があるかは、やってみないとわかりません。また、にぎやかな詩吟はお互いさまということです。

環境と予約の取りやすさとで、しばらくここを使ってみようということになりました。


今日の論語。いつもは、先生と一緒に素読をしていましたが、今回は、生徒さんの一人が先導をして、それに、全員が唱和する形をとられました。
皆さん、一人で発声の時も臆することなく、素読ができました。
ことに、最近入会された外国人男性の素読は、どうに入っていて、皆、一用意驚きました。
ゆっくり確実にひらがな読みではなく、ちゃんと意味がわかっていらっしゃる様子です。

どういう経歴で、論語を学ぶことになったのか、興味の湧くところです。

さて、月曜日の長恨歌が、不出来だったので、反省しきりのこの二日間でした。
拍手がなかったと思いこんでいましたが、そうではなかったらしいのです。


終わった後、月の世界に出も行っていたかのように、私の耳は、音をとらえてなかったようです。

とても、大きな拍手を頂いていたのだそうです。

信じられませんが、そうだったのだそうです。

キツネにつままれたようで、解せないのです。

そうなの?

はるばる東久留米からいらっしゃった方に、とんでもないものを聞かせてしまったと申し訳ない思いでいたのに、一生懸命褒めてくださった方は、慰めではなくて、本心だったということなの?

須藤先生のそばで、吟詠をするときは、心解放されて伸びやかに吟詠ができていたのに、その日は、いまいちのりが悪く、最高音が出ていなかったし、もし、詩を持っていなかったら、絶句していただろうに。
その吟詠が、良かったの?
自分の吟詠を冷静に聞くことが、出来ていないのは、いつものことだけれど、こんかいは、あまりに、変だ。


ちょっと気を取り直してみたものの、う~~ん。

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