風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

吟詠依頼

2015年10月05日 | 論語と
次回、菜根譚の授業の時に、陶淵明の詩を吟じてほしいと、須藤先生からメールを頂きました。

あいにく、「飲酒」はテキストにないので、詩を送って頂いて、譜付けをしています。

送って頂いた詩は、飲酒その五  
酒をこよなく愛す人に、吟じてもらうことになりました。

飲酒といえば、もうお二方お好きな方がいらっしゃいます。
また、次の機会に、お願いいたしましょう。


この詩の最後の言葉「言を忘る」が心に残ります。
飲酒と言う題で、詩の中には、酒とか飲とかの字がなく、詩作もその五となると、そうなのか。
その1からその4の詩にも興味がわいてくる。
心を俗世間から離して、自然をと共に飲む酒を著しているのだなぁ。。。と、想像する。

当日の先生の、菜根譚とこの詩との関連とを講義の中でどのように話していただけるのか、とても楽しみです。


長い詩の吟詠は、連吟、連合吟の手法があります。その他、夫婦吟といって、男女で行うものもあります。
高さを低い方に合わせたり、オクターブの音程で吟詠する方法もあります。
男女となると、お楽しみ感覚になり、夫婦吟であれば、イメージはよいのです。
男勝りの吟詠をするからといっても、やはり、男女で並んでの吟詠は、聞く側にとっては、すでに、自分の中でイメージがあるからなぁ。。。
あれこれ考える。

先生は、次々と興味を掘り起こしてくださるなぁ。



   飲酒   陶淵明

  廬を結んで 人境にあり
  而も車馬の 喧しき無し
  君に問う 何ぞ能く爾るやと
  心遠ければ 地自ずから偏なり
  菊を采る 東籬の下
  悠然として 南山を見る
  山氣 日夕佳く
  飛鳥 相興に還る
  此の中に 眞意有り
  辯ぜんと欲して已に言を忘る



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