風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

1日200円

2005年08月02日 | モンゴルについて
UB Martでウインド・ショッピングをしていたら、「にほんじんですか?」と流暢な日本語の白人が声をかけてきました。

UBの郊外に広がるゲル地区のリサーチに来たカナダ人のゲイルという自己紹介でした。

彼は自分の撮ったガンダン寺やゲル地区のデジカメの写真を見せながら、彼らの給料は1日200円ですと教えてくれました。

そしてさらに、カシミアショップの店員さんが私たちの話に興味を持ち、デジカメを覗き込んだり、私たち3人の日本語を面白そうに聞いていましたので、彼はその店員さんにもいくらもらっているの?と尋ねていました。
私たち二人の日本人は、えっ、そんなこと聞いていいの?と驚きつつ、彼女の答えを待っていました。

朝、10時から午後9時まで働いて、2,000トグルク(200円)

と答えました。

細身の背の高い彼が、猫背になりながら、私たちに伝えようとしたことはなんだったのかなぁと、考えています。

そして、昨日あった学生も、大学院を出たら、フランスに就職するといっていました。
お金を得るためには、モンゴルに残っていることが出来ない。と言っていました。

留学して、技術や知識を得れば得るほど、モンゴルに帰ってもその技術が生かせなくて、その地に留まるモンゴル人が多いとも聞きます。

頭脳流出。。。

大学の学生が、留学して家族にお金を送りたいと熱く話すことに、学生の本分は勉強だ!間違っている!と怒るのは簡単です。
モンゴルの現実を、何かあるたびに見せつけられています。


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アロマ

2005年08月02日 | チンゲル亭
モンゴルの風はハーブの香りがする。
ゲルでその香りをかぎながら、昼寝をするとほんとにいい気持ちになって、元気になりました。
それは、眠ったことによるだけでなく、アロマ効果もあったからです。

日本から持ってきた、アロマのオーデコロンにも、消炎効果があったり、痛みをこらえようとするストレスに効くものがあったり、香りに助けられています。

たかが筋肉痛で医療事情の良くないここで、医者というのは頭に浮かびません。
されど、痛みは何とかしたいなぁ。
モンゴルにも伝統医療があり、それを学びたいといっていた方がいらっしゃったことを思い出しました。彼女は、いま孤児の施設に行ったと聞きましたから、帰宅は九月になってからになるでしょう。

念のため、友達に確認したら、直感通りアロマで痛みを無くすことが出来るとわかりました。
私の使ったアロマは大正解だったようでした。

香りというのはすごい。
ストレスを抑えられるなら、免疫力だった向上するし、疲れがちの人にも光明となるだろう。
民間療法にも、保険が利くようになるともっと利用する人が増えることでしょう。

帰国したら、もっとアロマについての話を聞いてみよう。
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夫からの連絡

2005年08月01日 | チンゲル亭
今から、夫からの手紙を受け取りに出かけます。
メッセンジャーは、学生さんです。
一緒に断層の視察に出かけて、先にUBに帰るということで、夫が忘れていたことを私に頼むために手紙を書いたそうです。
学生さんが出かけた後、電話が通じたので、彼から電話がかかることは分かっていました。

日本語の分かる人を探してと頼んでくれたそうですが、彼は忘れたのか、居なかったのか英語で電話がかかってきました。

モンゴルなまりの英語ですが、とても分かりやすいフレーズですから、何とか想像力を駆使して、言っていることを理解することが出来ました。

今日、一緒に出かけるはずのウランちゃんが急に日本語を教える仕事が入って、キャンセルになってしまったのであわてました。

先週、道でばったり会った日本語科の3年生にまた会いましょうねと言っていたのを思い出して、暇ですかとメッセージを送ったら、彼女から喜んでという答えが返ってきました。

よかったなぁ。細かい指示を受け取れなかったら、その待ち合わせの建物に行くことは出来ても、彼に会って受け取ることが出来るかどうか、わからなかったのです。

彼女は、私の日本語で大丈夫ですかと不安がっていましたが、通訳ではないからといって安心してもらいました。
ということで、学生のムンフと待ち合わせをして、受け取ってきます。

いろんな人に助けられています。
皆さん、ありがとう。

そんなわけで、沈んでいられません。
体を動かしていたら、それにつれて、エネルギーが湧いてくるものです。

一人暮らしの苦しさは、自分がその気にならなければ物事が始まらないことです。
気持ちの振幅が大きくなるのは、よく分かります。


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