風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

トヤー

2005年08月04日 | チンゲル亭
トヤーが、遊びに来ました。
今、妊娠中で肉が食べられなくて、野菜しか口に入らないというので、肉なしのツォイワンをつくることにしました。
といっても、一人で作るのは初めてで、どうなることやら、、、の状態です。

ちょうどトヤーが、到着したときは、粉に水を入れすぎたことが分かって、これって粉を足せばいいのよねぇと思ったときでした。
すかさず、手を洗ってきたトヤーは、手早く粉を足しあっという間に麺を延ばしていきました。
鮮やかな手さばきを、見ていてまた、自分で麺を延ばしそこないました。

肉なしツォイワン、卵のスープ、妊娠サラダの夕食といつもたくさんジュースを飲む彼女のために、オレンジジュースのボトルをどんと置いて、「いただきまーす」

久しぶりに会えたのが嬉しくてしょうがないと体中が表現していて、私に会えるのがそんなにうれしいの?と思わず口に出そうになるくらいです。

上背もあり決して小さいほうではない彼女が、どうしてこんなに可愛いと思えるんだろうと、肉なし料理を食べながら思ったことでした。

去年、彼女を紹介してくれたのはYさんでした。
彼女は、今は日本でダイビング三昧の生活をしていますが、おたがいに連絡を取りつつ、親子のように情を交わしているようです。

彼女は、日本語には適当な言葉が無いのですが、Yさんのことをいつも思っていますと言っていました。

彼女が、こんなに日本語が上手になったのも、Yさんの1年間の頑張りがあったからだそうです。

常に感謝と喜びを体いっぱいで表している愛すべきモンゴル女性です。
来年2月にはお母さんになります。

ウランバートル大学で、日本語教師の欠員があると聞いて、友達に「私が行きます」と言った後で、赤ちゃんのことを思い出し、だめだったことに思い至り、友達と笑ったそうです。

まだ、赤ちゃんが居るという実感がなく、将来のことを赤ちゃん抜きで考えたり、するそうです。

中でも日本にも、行きたいという思いは、一番強いそうです。
望みが叶うといいね。

夜も更け、一人で寝るのは浮「という彼女のために、寝室のドアを開け放って眠りました。


コメント