風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

菜根譚とはじめの一歩

2015年11月19日 | 論語と
憂勤は是れ美徳。
太だ苦しめば
則ち以て性に敵い
情を怡(よろこ)ばしむる無し。
淡泊は是れ高風。
太だ枯なれば
則ち以て人を済い
物を利する無し。


心を砕いて勤めることは、結構だが、あまりに苦しむばかりでは、本来の自分の性を養い生きている甲斐がない。
さっぱり無欲も良いが、あまりにも枯れて干からびるのは、世のため人のためにはならない。
どんな道でも程よさ、中庸の精神が大切。


程よさほど、難しいものはない。
「有力の男児は有力に唐黶A文明の才子は文明に酔う・・・」を吟じたくなるのは、それが一番苦手だから。
「中庸」とは、近いようで遠い道。


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はじめの一歩
課題は、「静夜思」
吟法のおさらいは、9≠R。
先生の私よりも、みなさん低音を響かせるので、難なく一番低い音を、出してくださる。
男性の先輩に、9≠Rを中心に模範吟していただきました。

今日は、何度も重ねて習った漢詩ですから、どなたか、独吟をとお願いしてみました。
恥ずかしがりながらも、とても上手に吟じられました。
もうお一方も、思いがけず、吟じていただいて、少しずつ詩吟になってきていることを実感しました。

はじめの一歩の名付けてくださった須藤先生の「明」を思う。

最近芦孝会で練習が厳しくなってきているので、今日の様子をご覧になった会員さんは、あまりに褒め過ぎていると、思われたかしら。

そうそう、今日の、菜根譚で、身内には優しく温かくと説いた章句も習いました。
何度も何度も、そして、それでもわからなければ、何か違う方法を試みて、また別の機会に、やさしく温かく、春風が氷を解かすように穏やかに教育しようね。と。


だんだんと厳しくなってきたのは、一つには、私の学びが足りなくて、会員さんたちとの差がなくなってきた。会員さんたちが私に迫て来たというのもあるのだろう。
ゆとりをもって、ご指導させていただいているうちは、春風のようにのんびりとしていられるのだ。

いつまでも春風で、いられるには、せめて吟詠だけでも、さらにさらに切磋琢磨をせねばと、思う。
切磋琢磨が、足りなくて、間に合わなくなったら、どうしたらよい?
身のほどを知って、先生と偉そうにしないで、同朋として、せめぎ合えばよい?



そう、そして、今日は、2月の施設予約も、他のグループに先を越されてしまって、次は、12月1日の予約に期待することになりました。

仮押さえが不調に終わって、思い切り声の出せない部屋になるもしれません。
詩吟とのドッキングのおかげで、菜根譚の授業の人にも、ご不自由をかけることになりました。
「えーっ」と叫びたい気持ちを、須藤先生がそばにいたおかげで、かなり抑えることができました。

次のチャンスを、頼みにして、苦しみ過ぎないように、楽しみを見つけましょう。
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