風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

同窓会って

2016年11月06日 | 徒然に日々のことを
同窓会といえば、かつて、同じ場所に居た者たちが年を経て、集まるもの。
年を経て集まるその時は、過去の有りようには、こだわらないで、お互いがが、今の自分たちを認めあって、集まるものと思う。


今でも、その時の学びや、趣味や、その他もろもろのことが続いていても、続いていなくても関係なしに、お互いを尊重しあって、逢えたことのみを目出度いと思いよろこびあうことだと思う。
喜びあうというのは、その時の経験から得たものを大事に育てて、その経験があったからこそ今の私たちがあると、喜びあえることだと思う。


もし、お互いが喜びあえないことが起こったなら、同窓会の名を使うべきではないと思う。

簡単に、人集めのために「同窓会」を名乗るべきではない。

同窓会と名が付くと、無条件に心安く、懐かしい思いで、参加するのだから、その、思いを裏切ってはいけない。


意気揚々と参加した同窓会で、ほろ苦さを感じることもあるだろうし、得意になることもあるでしょうが、不快感を覚える者がいるような別のテーマがあるような、集まりは、いかがなものだろう。

誰もが、腑に落ちる集まりであってほしい。


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井本整体 東京セミナー2016

2016年11月06日 | 体を整える
11月5日(土)、6日(日)千駄ヶ谷の井本整体にて、行われたセミナーに参加してきました。

盛りだくさんの内容で、一つ一つの体操が心を込めて選ばれていて、そのどれも、井本整体を学ぶ人や、プロの方たちまでが、マンツーマンでサメ[トして、行き届いた指導を受けられました。

操法を学ぶとき、私は、膝の痛みとこわばりで、正座が取れなくて、やっと膝立ちができるようになった状態ですが、それに応じた座の取り方まで、ご指導いただきました。

操法をしていただいているときは、人の手の暖かさと優しさを感じ祖の手技で、不具合を見つけて、必要な圧迫などを与え、そののち気を送る(導気)ものと、私は思いました。


セミナーの申し込みの時、操法をする段になったときには、膝の不調が有るので、操法の練習に参加はできないかもしれないと思っていましたので、はじめは戸惑いながら、何度も練習をさせてもらっているうちに、一定の方向性を見出しました。

迷っていたり、不安でいると、相手にもすぐさまそれが伝わって、きっと不快感を与えていたのだろうと思います。

操法をする相手に、体を近づきかねていて、最初は、へっぴり腰でした。
だんだんに、最初の位置の取り方が、わかってくると、遠慮がちな思いが消えてきました。
そうすると、不調の場所を探り当てるのも、よくわかるようになり、自分自身も楽に行うことができて、良い循環が始まりました。
一応の外の形は、真似られたようです。





そして、自分で、自分の体を良い方向に持っていくための体操の指導も、マンツーマンですから、細かいャCントを理解しながら、次への動作がわかり、コツがつかめてきます。

初めに行った一つの体操で、胸が開いて、とても心地の良いものに包まれました。
体の一部分が改善されただけで、幸福感が味わえる体操を編み出し、気軽にご指導いただけるのは、体のことを知りつくした井本先生のすごいところです。

幸福感は、外からやってきて、誰かが与えてくれるものではない。自分が獲得するものだということが、一瞬にしてわかってしまいました。


私の、一番の気がかりは、膝の痛みです。整体的には、もっと根本の原因があるのですが、自分では、その源は感じることができません。

膝の不調に特化した体操でなくても、基本の背骨や骨盤にかかわる体操を受けると、まず、幸せ感に包まれて、二日目が終わるころには、膝から下が、ホカホカと暖かくなり、おりにくかった階段が、快調に降りることができました。

そして、周りの受講生たちの表情が、つるんと茹で卵のようになり、穏やかで満ち足りた表情に変わっていくのが、とても、嬉しい思いでした。
骨盤の位置が正しい位置に戻されただけで、こんなにみなさんが、輝いてくるのです。

受講生よりも多い諸先輩がた、研修生、プロ集団が一堂に会して、全くの初心者にこれほどの手を差し伸べてくださるセミナーは、めったにあるものではなく、ありがたいことと思います。

(余談ですが、それに似た手厚い指導をしてくださるのは、もう一つ知っています。
それは、関吟です。2月に一泊で、詩吟の研修会が行われます。)

私は、二つの、このありがたい、二つのプロ集団の一員であることの奇跡を、心から驚いています。

正しい姿勢は、美しい。
「年を重ねて、顔には、しわが寄っても、後姿は、若者のような美しい姿勢でいましょう。」とは、井本整体先生の言葉です。
難しい本を読まなくても、難しい言葉を理解しなくても、正しい姿勢を手にすることで、悟りを開いた如く、心の平安が得られることを知って、驚きます。


そして、正しくて美しい姿勢からは、響きのある暖かい声が出てくるようになることでしょう。

さぁ、詩吟を詠う楽器としての体のメンテナンスは、楽器のチューニングです。

良い声を、良く響かせて、伸びやかに吟じましょう。
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