日本人の自尊心

小泉首相の靖国参拝。
「どうしていけないのかわからない」とおっしゃってます。
「国のために命を捧げられた方々の苦労があったからこそ、今の日本がある」
「その思いに頭を下げるのが何故悪い」
と

でも、それが詭弁だということは、多分、皆んな分かっている。
この無神論者の国で、先祖の霊と本気に思っているのかどうか・・・
お寺のお坊さんですら、霊というのは詭弁だと思っている現代・・・

否や、仮に霊があるとしても、
靖国という方法が、本当に妥当なのか・・・

あまりに戦前の思想と結びついている。
それも、日本を戦争に駆り立て、それを美化した思想と・・・

それが故に、
日本に占領された国々からすると、
何故、靖国でなければならないのか、理解できない・・・

口では平和・友好といいながら・・・
握手する手は、拳を結んでいる。
後ろ手にナイフ・・・

何故、ナイフを持っているの？
あっ、これですか、これは過去の過ちを反省し、
二度と人を傷つけないということを誓うためです。
って、そんな言い訳通じますか？

ドイツに、ヒットラー神社があって、
ドイツの国会議員が、
ヒットラーのしたことは間違いだった
でも、ドイツの国のことを思ってしたことだから、
その気持ちに、子孫の我々が敬意を持って何故悪い・・・と言えますか？

霊ではないのだと僕は思います。
日本人の自尊心なのだと思います。

自分達は、悪くない
世の中の、当時の世界の中で孤立化して、
国を守るために仕方なく戦争になった・・・
だから、僕らは悪くない
そう思うことで、僕らは日本人としての自尊心を保っていける。

そうなんじゃないかと思います。

自分の中にもダメな部分も、弱い部分もある。
それを認めることが出発点なのじゃないのかなぁ～

靖国神社に守ってもらわなければ、保てないような自尊心って・・・

日本人であることの自尊心って、そんなものなのかなぁ～
他に、いっぱいあると思うのだけれど・・・