005:名前

ある人のことが好きだった。
その人の名前が、まるでその人のシンボルのように思われて、同じように好きだった。
思いはやがてエッセンスだけ残して溶解してしまう。
好きだったというエッセンスだけ残して・・・。
自分の心の中で人格を与えられたその人も、徐々に固有名詞が必要でなくなってくる。

君という代名詞さえもう要らない 君と僕との境も消えゆく

「生きがい発見の心理学」諸富祥彦著で、トランスパーソナル心理学の復習をしています。
ああ、そうでした。個性化(自己実現)の次に、すべてが同一となる次元があるのでした。
人に対する思いも、最初は他とは相容れないものとして、分化して、そう特別なものとして、心の中で確立していますが、それも、深化してくると、特に固有名詞で分ける必要もなくなる境地(?)があるような気がします。
分けることによって、進んできたものが、また、全体と再統合していく。
まあ、もう、そんなことに目くじら立てなくてもという歳になってきているということなんでしょうけど・・・。これも色即是空？

今日は、暑かったです。今年一番の暑さだそうで。
ウダウダ親父は、家では、短パンを履いてました。
見慣れない僕の足を見て、息子が「おとうさん、足に髪の毛が付いてるねぇ、取ってもいい？」と訊きます。(笑)「と、とったらアカンでぇ、痛いがな」

痛いといえば、午後より、歯医者に行きました。
今日が最後でした。今日は、お掃除だけでした。
今回の歯医者通い（全４回）、どうしようも出来ない歯(親知らず)２本だけ抜いて、後は、様子を見ましょうということになりました。
歯周病なので、もう、よくなることはなく現状維持に努めるだけ。
問題は、歯磨きがちゃんとできるかどうかです。
眠いときの「まあいいか」が出ないように・・・。根がズボラなので・・・。

もう、ひとつ息子のネタ。
お祖母ちゃんの肩叩き棒をバットにして、野球のマネをします。
僕に、ボール代わりのおもちゃのミカンを投げるように要求します。
誰も教えたことないのに、「阪神大優勝！」と言いながら・・・。
(勿論、結果は空振りですが・・・)