価値観の相違・・・「決め・分け」論③

もし、あなたが、あなたの振舞いを見た人から、次のように言われたらどうだろう。

「違うなぁ」

あなたは、あっ、ディスられている。
「間違い」「誤り」「ミス」を連想するだろうか。

それとも、
あっ、評価されている。
「特徴」「特色」「個性」と捉えるだろうか。

言うまでもなく、前者なら、「決めたい」派
後者なら、「分かりたい」派　の傾向があると思う。

「それ、違っているなぁ」と
「さすが、違うねぇ」
逆の見方になる。

また、「変わっている」「変だ」は、どうだろうか

変わっているから、ずれている、ダメなのか
変わっているから、いい、面白いなのか・・・

私は、外見は、極々普通、どこにでもいる、オジサンだが、
人となりが知られてくると、「変わっている」と見られるようになることがよくあった。

勿論、変わっているのは、「分かりたい」から、派生した性質によるところ
なんだけど、

ＡとＢ　のどっちかと、いうとき、
あっ、Ｃじゃないか、と言い出すのが、私、
Ｃが見えて来たとき、おおお、と嬉しい。

Ｃなんていいだすやつは、それりゃあ、変わっているよね、となる。

突き詰めていくと
価値として、Ａ，ＢとＣで優位がある訳では、なくなって
どれも、不可欠、必要なものと思えて来るのだけど、

それを、「決めたい」派に、
あなたは素晴らしいの意味で、「あなたはＣではないか」と言ってはいけない。

最初に、提示したように「決めたい」人には、
「あなたはＣだから、ダメ、よくない」と非難していると解釈されてしまう。
気付いたことが嬉しくてつい、言ってしまうのだが、
その価値観の変換を忘れて、随分、ヒドイことを言うやつになってしまうことがある。
その害を少なくするため、「変わり者」と思われて、
言の信頼性、価値を低めておくのは、防波堤になったりする。

面白いねぇ～
と思うのは、「分かりたい」派だと思うけど・・・

「決め・分け」論①