【今日は眠たい】
同期の解剖ヘルプがあったためどうしても朝から研究室に行かなければならなかったが、本当は勘弁して欲しいぐらい眠たかった。理由はもちろん、コンフェデである。
【もともと】
メキシコはこれまでもけっこう苦手としているタイプだという印象がある。フィジカルや技術が圧倒的に向こうが上というわけでもないが、一つ一つの要素、特に日本が武器としたいもの(パスワークとかスピードとかそういうもの)がちょっとずつ上回り、さらに伝統的なゲーム運びのうまさが加わる。日本チームがもともと余り得意ではない「ペース配分」とか、「狙いどころを見つける嗅覚」とかそういうものが非常にうまい印象があるのだ。メキシコに限らず中南米の強豪はこういうところがうまい。日本代表は自分たちの型でカッチリと来る欧州の中堅レベルには(時には強豪とも)いい勝負が出来るが、中南米の中堅どころ以上になると相性が良くない。単純にFIFAランクとかでは計れない部分だ。
【昨日の試合は】
得点シーンを含めて前半は非常にいい形だった。加地がここ最近ないぐらい動きが良かったこともあるが、3-6-1はいまのところ4-4-2や3-5-2より機能している感じがある。それができたのは中田英、中村、小笠原、柳沢の4人がポジションをつぎつぎと入れ替えながら受け手になったり出し手になったりを繰り返していたからだ。これが守備にもいい影響をもたらしていたし、相手FWに前を向いて危険なシーンを作られることも少なかった。ただ、ここがメキシコのうまさだと思うのだが、そういう展開のときに、敢えて中央のFWで攻めるリズムを継続しながら、ポイントのところでリズムを変えてミドルで点を取れる。守備面でも、後半はきっちりと日本のポジションチェンジに対応するために中盤で守れる選手を増やし、まずは日本の動きを受けて、そして受け止めてからしっかり組み立てなおす方法に切り替えてきた。やられた、という印象だ。
【だが】
少なくとも前半の日本は良かった。それもこれも圧倒的なポジションの入れ替わりが理由だろう。これが出来るのならば少なくとも前線で3-5-2とか3-6-1とかいう数字を論じることはあまり意味を成さない(ポジションが動くことが大事で、登録がFWだろうがMFだろうが大した問題じゃないのだ)。だが、あえてそのフォーメーション云々にこだわるのならば、そのうちW杯に向けて試して欲しいのは3-3-3-1。これは意識的には久保が復帰したときをイメージしているのだが、柳沢と違い、久保は決定力がある代わりにめまぐるしいポジションチェンジとかは得意なFWではない。だとすれば、久保を頂点において、中盤の3-3は前に中村、中田、小野。後ろは中央に福西、左右は稲本と誰か(右に加地とかになるか、昨日の調子なら)。そして福西以外は前後左右がちゃがちゃに動き回るスタイルを見たい。例えば前の3の一人を柳沢や大黒、大久保らにしてもおもしろいし、とにかく日本が唯一世界に出してもそれなりに恥ずかしくなく見せられる中盤を最大限に活かして欲しいのだ。
同期の解剖ヘルプがあったためどうしても朝から研究室に行かなければならなかったが、本当は勘弁して欲しいぐらい眠たかった。理由はもちろん、コンフェデである。
【もともと】
メキシコはこれまでもけっこう苦手としているタイプだという印象がある。フィジカルや技術が圧倒的に向こうが上というわけでもないが、一つ一つの要素、特に日本が武器としたいもの(パスワークとかスピードとかそういうもの)がちょっとずつ上回り、さらに伝統的なゲーム運びのうまさが加わる。日本チームがもともと余り得意ではない「ペース配分」とか、「狙いどころを見つける嗅覚」とかそういうものが非常にうまい印象があるのだ。メキシコに限らず中南米の強豪はこういうところがうまい。日本代表は自分たちの型でカッチリと来る欧州の中堅レベルには(時には強豪とも)いい勝負が出来るが、中南米の中堅どころ以上になると相性が良くない。単純にFIFAランクとかでは計れない部分だ。
【昨日の試合は】
得点シーンを含めて前半は非常にいい形だった。加地がここ最近ないぐらい動きが良かったこともあるが、3-6-1はいまのところ4-4-2や3-5-2より機能している感じがある。それができたのは中田英、中村、小笠原、柳沢の4人がポジションをつぎつぎと入れ替えながら受け手になったり出し手になったりを繰り返していたからだ。これが守備にもいい影響をもたらしていたし、相手FWに前を向いて危険なシーンを作られることも少なかった。ただ、ここがメキシコのうまさだと思うのだが、そういう展開のときに、敢えて中央のFWで攻めるリズムを継続しながら、ポイントのところでリズムを変えてミドルで点を取れる。守備面でも、後半はきっちりと日本のポジションチェンジに対応するために中盤で守れる選手を増やし、まずは日本の動きを受けて、そして受け止めてからしっかり組み立てなおす方法に切り替えてきた。やられた、という印象だ。
【だが】
少なくとも前半の日本は良かった。それもこれも圧倒的なポジションの入れ替わりが理由だろう。これが出来るのならば少なくとも前線で3-5-2とか3-6-1とかいう数字を論じることはあまり意味を成さない(ポジションが動くことが大事で、登録がFWだろうがMFだろうが大した問題じゃないのだ)。だが、あえてそのフォーメーション云々にこだわるのならば、そのうちW杯に向けて試して欲しいのは3-3-3-1。これは意識的には久保が復帰したときをイメージしているのだが、柳沢と違い、久保は決定力がある代わりにめまぐるしいポジションチェンジとかは得意なFWではない。だとすれば、久保を頂点において、中盤の3-3は前に中村、中田、小野。後ろは中央に福西、左右は稲本と誰か(右に加地とかになるか、昨日の調子なら)。そして福西以外は前後左右がちゃがちゃに動き回るスタイルを見たい。例えば前の3の一人を柳沢や大黒、大久保らにしてもおもしろいし、とにかく日本が唯一世界に出してもそれなりに恥ずかしくなく見せられる中盤を最大限に活かして欲しいのだ。
ファイターズには、これからもうひとふんばりしてもらいたい。陰ながら応援しております。