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一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

霧中の爆発 マリーンズ先勝

2005-10-22 | sports - baseball
【井川は悪くなかった】
今日の井川はシーズン中盤以降の井川よりも球の走りは良かったと思うし、井川独特の躍動感のあるフォームが戻ってきていた。アウトローの球をもうちょっと拾ってもらえたらリズムももっと生まれたであろうが、、そこは審判のコツを知っている清水直行のほうが上だったかもしれない。でも、それにしても井川の球は悪くなかった。それを、ひとつのプッシュバントを通じて崩したマリーンズの打線のほうが上だった、ということだ。今日の内容なら、濃霧コールドゲームでもあまり異論は出ないだろう。それぐらい、今日のマリーンズは勝者にふさわしいゲームをした。

【西岡&今江】
西岡は機動力とそして思い切りのいい守備、そして今江は首位打者も争ったほどのバッティングで魅せた。今日の両投手の出来は良かった。そこを崩すための機動力、というところで少し差があったのかもしれない。タイガースは機動力機動力と言われるが、実質赤星が出塁してから、という機動力。一方マリーンズの西岡は出塁するための機動力を見せた。タイガースの野球は王道野球である。だが、マリーンズはダメでも何とかしてやろうという発想の野球だ。今日に限ってはその差が好調の相手投手を崩せたかどうかというところに現れたように思う。

【なんとなく】
なんとなくマリーンズの今日の戦いぶりを見ていて駒大苫小牧の野球を思い出した。林裕也が大阪桐蔭戦前に「打てないかもしれないけど、崩す」という話をしていたが、打てないときに打てないなりの崩しをしたのが今日のマリーンズだった。最終的には大量スコア差になったが、今日の勝利の本質は「打つ」ところではなくて「崩す」というところにあった。

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