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骨董と偶像

好きなもの&気になるものリスト

山と海、CD対決

2004-11-08 00:14:13 | 音楽
「漁港」を借りて、聴いた。マグロ節、解体マグロック。
インパクトはあるが、二度目はもういいやという気がする。曲がどうこうというのではなく、「かんりにん」側の問題である。なんか、明日仕事なのにコンディションが狂ってしまうような気がするのである。

で、不思議と映画『茶の味』に挿入されていた「山よ!」のほうは、今でもオフィシャルサイトのほうで視聴している。

そういえば、昔から海より山のほうが好きだったなあ・・・・・・
食べ物は海の側の方が旨いけどね。

ブロッケンに手をふろう青年たちの憩う場所

2004-11-05 00:06:00 | 音楽
ゲルニカ「改造への躍動」。
発売当時のキャッチフレーズ「わが国自慢の音楽隊は上野と戸川の名コンビ」
ちょっと誇張された旧かなづかいが溢れた解説書。

♪築こう明日を 焼け跡に
 都市計画で 夢の街
 着々できる ビルヂング
 デパアトとばす アドバルーン
 素敵な君は 八頭身
 肩のはってるスーツ着て
 ヒールの音を響かせて
 歩いてゆこう 新時代
              (復興の唄)

夢の山岳地帯と復興の唄がお気に入り。潜水艦やスケエテヰング・リンク(これ、読めない人、いたりして)もいいな。当時は思わず伝道しちゃったよ。家人がそれを学校に持って行っちゃったものだから、その友達とやらにもレコードからカセットテープに録音してやったっけ。あげくが、カーステの音楽は玉姫様。

CD「GUERNICA IN MEMORIA FUTURI~ゲルニカ二十周年記念完全盤~」も早くも品切れのようだ。

1.ブレヘメン
2.カフェ・ド・サヰコ
3.工場見学
4.夢の山嶽地帯
5.動力の姫
6.落日
7.復興の唄
8.潜水艦
9.大油田交響樂
10.スケエテヰング・リンク
11.曙
12.銀輪は唄う
13.マロニエ読本
14.戒厳令 (デモ・テープ/1981)
15.蘇州夜曲 (デモ・テープ/1981)
16.潜水艦 (デモ・テープ/1981)
17.動力の姫 (新宿ロフト・ライブ/1982.7.24)
18.銀輪は唄う(渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
19.潜水艦(渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)

ディスク: 2
1.磁力ビギン
2.集団農場の秋
3.水晶宮
4.二百十日
5.少年の一番の友
6.クラウド9
7.パノラマ・アワー
8.輪転機
9.交通賛歌
10.電力組曲 a:ダムの唄
11.電力組曲 b:電力の道筋
12.電力組曲 c:電化の暮らし
13.髑髏の円舞曲
14.絶海
15.磁力ビギン (デモ・テープ/1988)
16.水晶宮 (リハーサル/1987)
17.輪転機 (渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
18.髑髏の円舞曲 (渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
19.磁力ビギン (リハーサル/1987)

ディスク: 3
1.地球ゴマ
2.百華の宴
3.ノンシャランに街角で
4.海底トンネル
5.或る雨の午后
6.アンナプルナの鐘
7.青銅の軟体
8.来たれ死よ
9.戒厳令
10.夢の端々
11.陸標
12.All Quiet On The Western Front

号泣してもいいですかァ~「スウィングガールズ」

2004-10-21 00:14:11 | 音楽
映画「スウィングガールズ」のオリジナルサウンドトラック。劇中のセリフ「これって、ジャズ?」「ジャズやるべ!」などが挿入され、楽しい一枚。A列車やムーンライトセレナーデ、シングシングシングなどポピュラーな曲が集められているので、はじめてジャズを聴くという方にもおすすめ。アルトサックスがモノにならなかった「かんりにん」のジャズ初体験は、父が持っていたグレン・ミラーのレコード、アメリカン・パトロールだったっけ・・・

SWING GIRLS...

1 Take a train ride
2 A列車で行こう (演奏:SWING GIRLS)
3 Through the window
4 Falling in Blue
5 Platanus Garden
6 Keep on going, Girls !
7 Stay away from me
8 -swing talk
9 故郷の空 (演奏:SWING GIRLS)
10 メイク・ハー・マイン (演奏:SWING GIRLS)
11 イン・ザ・ムード (演奏:SWING GIRLS)
12 That's what it is !
13 Reminding Sorrows
14 A列車で行こう (Snowy Ver.)  (演奏:SWING GIRLS)
15 -swing talk
16 ムーンライト・セレナーデ (演奏:SWING GIRLS)
17 メキシカン・フライヤー (演奏:SWING GIRLS)
18 シング・シング・シング (演奏:SWING GIRLS)
19 -swing talk
20 What a wonderful worldこの素晴らしき世界 / Louis Armstrong
21 [Bonus Track]-swing talk
22 [Bonus Track]失恋してもラヴィン・ユー / 工場のフォークデュオ


「レフトアローン」、わたしはひとりぼっち

2004-10-19 00:22:11 | 音楽
甘ったれ学生ジャズに決別した俊一は、本物のジャズの音を求めて場末のキャバレーでサックスを吹いている。片隅の指定席には、きまって、「レフト・アローン」をリクエストするサングラスの男がいた。まわりで次々と起きる血なまぐさい事件、ヒモに脅える女、組織の対立の中で絶望する男、孤高に生きる女、仁義に命を張る男らを知るうちに、俊一自身も極限の世界に深くのめりこんでいく。
豪華キャストに加え、薬師丸ひろ子や渡辺典子もゲスト出演する角川春樹監督の集大成。ジャズに青春を燃やす青年が、やくざとの出会いをきっかけに、極限の世界にのめり込んでいく姿をハードボイルドタッチに描いた青春映画。

作中、野村宏伸演じる俊一に「レフトアローン。できるかね?」とリクエストするのが加賀丈史。レフトアローンを歌うのはマリーン。実はこの角川映画最大の功績は「ヴォーカルつきのレフトアローン」を再現したという一点にあると思う。
「レフトアローン」とはマル・ウォルドロンが作曲し、女性ジャズ・シンガー、ビリー・ホリディの十八番(作詞も彼女)だったが、生前にはついにレコーディングされなかった。ビリーのお気に入りであったとも言われているし、あるいは彼女は自ら望んでレコーディングを遅らせていたのかもしれない。
そのため、長らく「ヴォーカルつきのレフトアローン」を聴くことはかなわなかった。
角川映画のCMは本編よりもエキサイティングだ。映画の出来よりもマーケティングがいいのである。そういうわけで、かんりにんも映画の内容よりも音楽にしか関心がない。


角川映画DVD「キャバレー」
キャバレー

マル・ウォルドロン演奏による「レフトアローン」を聴きたい場合はこちら。
レフト・アローン
品切れかもしれないが、ウォルドロンのピアノソロ「アンドアローン」(レフトアローンも収録)もいい。日本独自企画による限定発売。


『キューティーハニー SONG COLLECTION SPECIAL』

2004-10-09 15:44:53 | 音楽
庵野監督の実写版も年末にはDVDが発売されるようだが、往年のファンにとってはあの♪この頃流行のオンナのコのフレーズはいつ聴いても胸がときめくというか、甘酸っぱい感情が呼び覚まされるというか、ハニーフラッシュのシーンに親の目を気にしながら観た記憶が復活してしまう。

このCDはジャケットもアダルトな仕上がり、選曲は新しいアニメ版はよくわからないが、主題歌がとりあえずいろいろなヴァージョン、ヴォーカルで楽しめるもの。
オープニングでは、オリジナルの1と、少しテンポが速い3が良いが、英語の8、クラブスタイルの20も珍しい。

1.キューティーハニー (前川陽子)
2.夜霧のハニー (前川陽子)
3.キューティーハニー (les 5-4-3-2-1)
4.サークル・ゲーム (les 5-4-3-2-1)
5.キューティーハニー (根谷美智子)
6.BURNING UP! (高乃麗)
7.宇宙でランデヴー (les 5-4-3-2-1)
8.キューティーハニーEnglishVersion (mayukiss)
9.さよならの伝説 (平松まゆき)
10.キューティーハニー (Salia)
11.明日のDoor-The Theme of KISARAGI HONEY- (永野愛)
12.真夜中の電話 (岸恭子)
13.TRUE LIVE (麻生かほ里)
14.夜霧のハニー (Salia)
15.星になれ (橋本湖)
16.始まりの瞬間 (伊藤やす子)
17.聖羅~哀しみの紋章~-The Theme of MISTY HONEY- (広谷順子)
18.あなたに届けたい (Salia)
19.きっとVICTORY!-The Theme of CUTIE HONEY- (堀江美都子)
20.キューティーハニー-クラブスタイル- (AQUA)


キューティーハニー SONG COLLECTION SPECIAL



マーラー「大地の歌」

2004-09-07 21:45:47 | 音楽
はじめて買ったCDが、マーラーの『大地の歌』だという人は結構いるのではないか。
サントリーウィスキーのテレビコマーシャルで、墨絵のようなタッチのアニメーションに乗せて、ドイツ語の歌曲がブラウン管から流れてきたのは、CDがレコードにとってかわるメディアとしてブレイクした間もなくのことであった。
マーラーの『大地の歌』第三楽章「青春にふれて」である。これは、李白の詩「江南春懐」「題元丹近山居」に拠っている。
マーラーは友人から詩集「支那の笛」を教えられ、それに収録されている李白や銭起の詩にインスピレーションを受けた。

CDプレイヤーを購入して、はじめての一枚をどれにしようか、と考えた時、迷うことなく手にとったのが、ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨークフィルハーモニックによる『大地の歌』だった。

「やがてわたしの時代が来る、とマーラーは言った」というナレーションも効果的だった。あれは、おそらく人々にマーラーの名をうえつける仕掛けであったように思う。

クラシックというと、学校で生演奏会などを聴いた記憶があるが、退屈きわまりないものだったが、CMが効果的にクラシックを取り入れると、たちまち魅了されてしまった。今でもクラシックのCDを購入する時は、CMに使われたものの中で、とくに気に入ったものを選ぶようなケースが多くなっている。

マーラー:交響曲 大地の歌