食玩はときどき買ってしまう。
コンプリートはせず、つまみ買いにとどめている。やたら購入している知人からはダブリが袋ごと送られてきたりするので、統一感がカケラもないコレクションである。
今回は以前から期待していた「アルフォンス・ミュシャ フィギュアミュージアム」(タカラ)だったが、くだくだ述べるよりもその出来を画像でご覧いただきたい。
単に塗りがへたくそなやつが当たってしまったのか、それとも平均してこうなのか。だとすれば、今どきカプセルフィギュアでもこんなものは出まい。
左隣の諸葛孔明(北陸製菓。海洋堂フィギュアコレクション「三国志」第壱集)と較べて欲しい。同じような値段でこの違いである。50ミリていどのフィギュアで高度な造形を要求するなかれ、と言う意見もあるかもしれないが、三国志の武将たちはどれも素晴しい出来。感動モノである。
孔明なんて川本喜八郎氏の原型を彷彿とさせるのに、ミュシャのほうは過剰包装の上にこのざまだ。海洋堂だから「はずれ」はないと思ったのに。
ミュシャ財団はこんなものを許可したのか。フィギュア以上にミュシャのファンだからよけいショックである。
しかも「三国志」のほうにはライチゼリー(けっこう美味)、「ミュシャ」はガム。菓子でも負けているではないか。このあたり、おもちゃ屋とお菓子メーカーの差が出たか。特に北陸製菓は「アリスのティーパーティ」で経験値は明らかに上!。
ミュシャ独特の輪郭が出ないまでも、むしろ、彩色より象牙バージョンのほうがよいのではないかと思う。すごいのは限定1000個で本物のダイヤが埋め込まれたフィギュアが入っていること。同じものが抽選で300名にもらえるらしい。埋め込まれたダイヤが気の毒な気がするが・・・・・・
タカラ「アルフォンス・ミュシャ・ミュージアム」
来年、東京にもミュシャ展がくるって。そっちを観にいったほうがいい。会場でこの食玩を売ってくれるなよ(笑)。
北陸製菓「三国志フィギュアコレクション第壱集」
さっさと曹操を出すように。