FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

20201014

2020-10-14 06:00:00 | 43

Ferrariはいかにして純ストラダーレを作らざるを得なかったか
275はレースとは関係の無い車体なのですが
なぜ、それまでとは方針を変更して
純ロードカーを作ったのか福野礼一郎氏は
前年のレーシングカーを塗り直して売ることに限界が見えてきた
と著書のなかで仰ってますが
その限界とはなんなのかまでは言及していません
ワタシの見立てはランボルギーニです


これですね(Wikipediaより)
わかりにくい

ランボの歴史のなかに275の生産期間のリボンを入れてみました
350GTとほぼダブるんですね
で、63年に発表されたこれ




なんと言っても売りはDOHCエンジン
DOHCはなぜか知りませんが高回転向きのエンジンと思われております
エンジンの基本性能はブロックの出来次第なわけですが
高回転でバルブがジャンプしてしまうとしたら
それはバルブの慣性重量が大きいのと、スプリングの性能が高回転に追従できない
ということでそれはカムシャフトの数とは関係がないです
だいたいですねぇCB125TってSOHCの2バルブですけど
14000rpmくらいまで平気で回ります
まあ125という小排気量ですけどね
ちなみにGTOは7500rpmで300ps

DOHCにする理由は熱というか潤滑の問題ですね
前にも話しましたが、ポータルサイトの掲示板で
バイクのエンジンの話をしていて
熱的に苦しい
という話題になったときに、オーバーヒートというかエンジンの
熱ダレの発生頻度で反論してきた人がいて
いやそうじゃなくて、熱による障害は潤滑だよと
熱ダレが深刻になるとかじりつきや焼き付きが発生するんですが
そこまでいかない前に、熱的に苦しくなると
潤滑がうまくいかなくて、部品の摩耗や変形を引き起こします
オーバーヒートしないからヨシ!というものでもないのです
ワタシの知っている話だとNISSANのブルーバード
910ですね

これのZエンジンはどうしたことか、ロッカーアーム周りの潤滑がうまくいかなくて
ロッカーアームの摩耗が激しくタクシー業界から猛ブーイング
当時、セラミックターボなんかを開発していた絡みで、その技術を投入し
セラミック製だか、セラミックコーティングのロッカーアームが対策部品として出されて
910もエンジンはZシリーズ自体に見切りがつけられCAシリーズへ移行しました。
同時期のランサーターボが意外と生き延びているのに
910のターボが極端に少ないのはここら辺に理由があるらしいです。




乗用車にツインカムエンジンを搭載すると何がいいか
エンジンの持ちがよくなるんですね
追加されたカムシャフトは、それを駆動するためにエンジンのパワーを食いますし
騒音も発生します
HONDAのアフリカンツインがVをやめて並列にしたのはここら辺が原因でしょう
(もともとSOHCだったけど)
FerrariやPorscheはそこら辺を嫌ってSOHCのレーシングエンジンだったんでしょう
Porscheもさすがに水冷ヘッドのレーシングエンジンではDOHCにしたようですけど
ずっと後のことです。
275は66年のGTB/4からですけど
63年に350GTVを見て衝撃を受けてから開発スタート
と、したらなんとなくタイミング的に一致しますよね
FerrariはあのP4もSOHC
まあそれを言ったらGT40はOHVですけどね
OHVはOHVでメリットがあるのですが

フエルッチョさんはサイドバルブのFiat500にOHVのヘッドを載せたり
FerrariやMaseratiにDOHCのヘッドを自作して乗せいていたそうです
息子のトニーノさんが記した伝記にはさらっと書いてありますが
それとんでもないことなんですが(笑)
でまあこの350GTVをみてFerrariもストラダーレとして
きちんと設計されたものを市場に投入しないと
シェア(というほどのものでもないけど)を失うと
判断したんじゃないですかね。
275に関してはやはりかっこいいのはコンペティツィオーネでしょう


275全体で950台売ったそうです
コンペは何台だったのかしら
模型のほうはお知り合いだとアニキの無慈悲なTAMEO改造ですけど
これはツイッターにしか画像がないのかしら

これね
かっこいいですよね

GPMでAvarable Orderとあったので注文したけど
”ごめん、やっぱダメだったわ”というメールが来て
遭えなくキャンセルになり申した
350GTVが発表された1963年というのは
ベルトーネが亀さん(テスチュード)



ピニンファリーナはロンディーンをだしてまして
まあ何と言いますかYear OF あのメーカーみたいな年です
あのメーカーはいろいろ準備中だそうです
去年見せていただいたDinoのプロトについては
全裸待機です!!!
買い逃したブラボーも再販きぼーであります。

小出様
こんな感じ(笑)

せーろくさま
評価のたかいタップダンサーも、ああやって分解してみると
あれ?
とまあ人のアラを暴くのがワタシの性格の悪いところです
頭が動かなければなんでもいいというものでもないんですが
やっぱグレゴリー・ハインズはかっこいいと(笑)
中野ブラザーズはすごいと
ザウリダンスもみてみますね

注意 自動車の構造的な部分やメーカーの意思決定については
ワタクシの浅学と独断と偏見に基づいての記述です

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1 コメント

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Unknown (こいで)
2020-10-14 06:55:43
ありごとうございます
ランボルギーニ 350 GTVやFerrari275GTBはスポーツクーペとして素敵なクルマですよねぇ!
ロータスヨーロッパは別として当時は車高の低さよりもエレガントさが優先していた気がします。
ショーカーでは車高の低いクルマはあったけど、それがミウラ以降変わった気がします。
まあ、あと例の漫画でスーパーカーというジャンル出来ましたからねぇ!(笑)
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