2014年5月3日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

日本語の不思議 数字編(1)

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普段深く考えることはないのですが、子供に言葉を教えたりしていると、やはり日本語って難しいなと思います。

たとえば数字。1から10まで声を出して数えてみてください。
大抵の方は「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」と数えると思います。

では、今度は反対に10からカウントダウンしてみてください。
ほぼ100%の方が「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」ではないでしょうか。

注目すべきは「4」と「7」です。
1から数える時はそれぞれ「し」「しち」と数える人が多いですが、「よん」「なな」と言ってもそこまで不自然ではありません。
ところが10から遡るときは「し」「しち」と言うことはまずありませんよね。

試しに「じゅう、きゅう、はち、しち、ろく、ご、し、さん、に、いち」と声に出してみてください。
思いのほか言い辛くないですか?
とくに「4」を「し」と読むのに恐ろしく違和感を覚えます。


お墓もまた、日本の誇るべき伝統です。


英語なんかだと「4」はいつでも「four」だし、「7」は「seven」なわけです。1対1の対応関係が成立しているので明快です。

ところが日本語の場合「4」は原則「よん」と読むのに、1から10まで通して数える時は「し」になる。
これを幼い子供に説明するのは非常に難しい。
何も考えずただ「4」は「よん」であり「し」でもある、そう教えれば良いだけなのかも知れませんが、混乱しないか不安にもなります。

まあ、こうして何の違和も感じずに40年ほど生きてこられたのだから、あんまり気にしても仕方ないんでしょうが、第二外国語として日本語を学ぶ人などは本当に大変だと思います。
逆に言えば、こんなに難しい言語を難なく使いこなしている日本人って凄いですよね。
そのあたりもっと誇りに感じても良いのではと、しみじみ思う今日この頃であります。



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