画像を整理していたら、昨年暮れに祖師谷公園で[F1-School・屋外授業]した際のものが目に留まりました。わずか2ヶ月前の盛夏の頃なら、この画像はきっと見たくありませんでしたね(苦笑)。それが朝夕の冷え込みを感じる昨日今日だと妙に好ましく感じます。
コンサルタント会社勤務の頃、そこの社長が「視覚から入る情報は8x%、耳からは1x%、つまり広告をする時は文字や音よりもビジュアルに重きを…」みたいなことを言ってましたっけ。確かにそんな気もします。望んでなくても自然と目に入ってくるものって何度も繰り返されると、無意識に刷り込まれてしまいます。逆にラジオや書物って、それからの情報だけでは理解するのには不十分なので、自然と想像力を働かせたり記憶の引き出しを開けたり…だから知識の習得や創造作業にはこちらが適しているかも知れません。
フード撮影では、この視覚効果を最大限に活かすための努力をしています。秋は秋らしく、朝は朝らしく、屋外ならそう感じさせるように、女性向けならターゲットの感性に響くようなカメラテクニックとスタイリングを。画像を見ると「あら美味しそう。これ2つくださいな」とか「ちょうど食べたかったかも。注文しちゃおう」と購入や問い合わせなどの行動に導くのです。
冬らしい枯れた芝生が広がるのどかな昼下がり公園のベンチ。新聞紙を敷いて焼きたての焼き芋を置いたら、湯気が上っていくのが見える・・・みたいなシチュエーション設定。ベンチの下に湯気出しの道具をセッティングしたのですが、ベンチの板間の隙間と、新聞紙の穴を開ける位置に計算違いがあったため、まるでマフラーから湯気が出ているかのよう(笑)。
2011.10.22 UT
“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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