フードスタイリスト[team_F1]

フードスタイリストとしての「業務つれづれ日記」、そして周辺の関係者や出来事について…。

身近に名店…[Team-F1]434

2011年06月30日 | Weblog

ず~っと気になっていました[居酒屋G]。

事務所から歩いて10分前後。その手前にある沖縄ダイニング[みやらび]にはよく行きます。店主は知り合いだし、ここの料理撮影をさせてもらったこともありますので、「泡盛が飲みたい」とか「沖縄そばが食べたいな」となると足を運びます。しかし居酒屋Gは昔からあるのは知っているけど、なぜか入ったことがありません。店主が沖縄出身というのは店名からわかりましたので、そこでも沖縄料理がいただけるに違いありません。沖縄料理好きとしては一駅に2店舗もあるのはとってもハッピー。しかし入店したことがありません。確か20年くらい前、狛江に行く途中114号線に店があったはず。そこには店名に誘われて配偶者と行ったことがあります。しかし期待の沖縄そばがなかったので、それっきり。美味しい、美味しくないの記憶も特になし。それが10数年前から近所に移転して来ています。きっと提供料理も変わったはず。今では沖縄そばをやっているかも知れない。

食べログで評判を見ると「ふふ~ん、かなり評価が高い」じゃないですか。店内が広くないとはいえ、直ぐに満席になるとはこれは期待できます。沖縄そばもやっているようです。「これは行かねば」と直ぐに予約を入れ、スタッフ3名を連れて行きました居酒屋G。んもう結論を言うと「グッド、グッドの二乗!」でしょう。18時半をまわったばかりというのに店内は既に70%の客の入り。男性客一人を除くと後は全員が女性客…あっ、当たり前ですね(笑)。「男性客一人に残りは女性客と山羊と猫」ってあり得ません。冗談はさておいて、19時を過ぎたら完全に満席!むむむ、なんと刺身の美味しいこと。注文した料理たいていがバッチシです。「どんな味なんだろう」と頼んだ[蟹味噌サラダ]が美味しいし、盛りつけも面白い。


居酒屋Gの店名ですか?住所ですか?

すみません、お教えいたしません。だってこれ以上、流行ったら私たちが入れなくなるんですもの。

2011.06.30 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
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問合せ:info@fst-f1.jp

撮影台を2セット組む…[Team-F1]433

2011年06月29日 | フードスタイリスト

商品パッケージ(物撮り)とイメージ写真の両方を撮る時、あるいは撮影点数が多い時に撮影台を2セット組むことがあります。

物撮りとイメージ撮りで2セット組む理由は「肉などの鮮度が直ぐに落ちる食品の場合、冷凍庫や冷蔵庫から取り出したら物撮りを行い、そして照明テストや食器類の確認も終えてスタンばっているイメージ台で直ぐにシャッターを切る必要がある」からです。せっかく「美味しそうに撮ろう」と目指しているのに、肝心の食材そのもののオイシイ瞬間を逃しては、意味がありません。この場合、カメラマンさんは一人の時もありますし、二人の時も。全カットの数量と撮影時間、スタイリスト&アシスタントの人数、予算で決まります。

撮影点数が数百カット以上となると、これはもう2台以上のセットを組むのが基本です。ファッションの通販誌は、広~いスタジオの中に10セットくらい撮影台が組まれ、同数のカメラマンと助手(或いはファッションコーディネーター)が自分の担当品を黙々とこなすのだとか。その際「隣のカメラマン、全く知らない人」なんてのは普通だそうです。それでも全員の撮影画像が一定の仕上がりになるというのは、相当に「こう撮って」という指示系統がしっかりしているんでしょうね。

撮影台が2台以上でカメラマンさんも2名以上というと、スタジオも相当に広くないといけないし、当然フードスタイリストもチーフ+アシスタントが5~6名以上いないと間に合いません。

2011.06.29 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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BBQに行きたい…[Team-F1]432

2011年06月28日 | Weblog

バーベキューに行きたいですね。
場所は河原でも山奥でも、まあ海辺でもかまいません。
料理は凝らなくて良いし、酒もほどほどあれば。


必須なのは[自然]、[空気]、[太陽]、そして[ディレクターチェア]。

梅雨の晴れ間に多摩川土手に行くか、夏を待ちましょうか。


テントもタープもツーバーナーコンロもBBQコンロも炭もダッチオーブンもランタンも、みんな揃ってます。「今から点検整備しといたほうか良いかな。テントやマット、シュラフは吊して水洗いしておこうかな。ガスボンベも予備を購入しよ」。


「あっ、その前に車を買い換えなきゃ」となると、当分BBQは先の話になっちゃいますね。うん、なっちゃいますね。でもBBQ行きたいんです。行きたいんですよね。

2011.06.28 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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グリーンカーテン作戦…[Team-F1]431

2011年06月27日 | Weblog

今年の夏は節電が呼びかけられていて「電気の使用量を15%減らしましょう」だそうです。昨晩入った焼き鳥屋さんも「節電中」とかで、店内がちょっとムンムン。節電の暑さを軽減するには「緑を植えてヒートアイランドを防ぎましょう」らしいですね。ここまでは単に「ああ、そうですか」だったのが「その植える緑は例えばニガウリなんか良いでしょう」に反応してしまいました。うん苦瓜、好きなんですもの。できればガンガン太陽の照りつける土地で育った苦~い沖縄産がグッドなんですが、ここは少し我慢して我がF1産ゴーヤでも良いんじゃないかと。

そこで2階のベランダに緑のカーテンをつくることにしました。手伝ってくれるのは、スタッフのサメちゃん。ベランダの周囲は案外に長くて12メートル近くあります。そこでグリーンネット50メートルを購入してきて2人でせっとせと4重にします。それをポイントポイントで手すりに固定していきます。


外から見るとこんな感じに仕上がりました。


ネットの手前に10個の緑色プランターを置き、中に堆肥を入れます。写真ではプランターが茶色に見えるかも知れませんが、[グリーンカーテン作戦]なので実際にはグリーンです。緑色にこだわって3軒のホームセンターをめぐって入手したんですから。もちろん支柱もグリーン。写真はまだニガウリの苗を植えきっていない状態ですが、まあこんな感じです。


ベランダの大きさに合わせて各用品を買い揃えたつもりでも思いの外、設置してみると数が足りないんです。買い足し買い足しでけっこう予算がかかります。20,000円を超えてしまったかも知れません。でも、ここまでやり通すと「ついでに床も人工芝を敷き詰めたいなあ。そしてガーデンテーブルと椅子とパラソルを置けば夏場のベランダビールがさぞや美味いんでしょうねえ」と欲が出てきます。いやいや、そこまで金をかけるほどのもんじゃない。第一、ゴーヤ君が本当に12メートル幅にビッシリと成長してくれるかわからないんだから、頭を冷やして冷静になってもう少し待ちましょう。しかしニガウリの季節が終わったら今度は何を植えれば良いのだろう…って、こんな調子で一年中なにかを植え続けなければならないのでしょうか。


あっ、ちくしょう!
最終段階に近づいた頃、ホームセンターでこんな商品を見つけてしまいました。ビニール素材で出来た人工の[グリーンフェンス]。こっちにしておけば総額16,000円くらいで年中、グリーンの状態だったのに、う~ん今更ねえ。


2011.06.27 UT

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選択をはずす…[Team-F1]430

2011年06月26日 | フードスタイリスト

ええ「選択を誤る」ではなく「選択をはずす」にしました。「選ぶのを間違って大変なことになったぞ、誤ったぞ」ってほどの話しでもないので。確かに選択をはずすって文章的にはおかしいし、読む人にも理解しにくいかとは思いますが、私的にはこんな感じなのです。

本日は日曜日なんですが、某デパートのギフトカタログの撮影が今日から都内のスタジオでスタート。初日なのでマネージャーとしても挨拶を兼ねて朝一から現場に赴きました。日曜日のせいか道路が空いていて、いつもなら1時間はかかるのが今朝は20分で到着。当然、だれもいないので仕方なく車を停めたまま、朝食をとろうかと駅前まで歩きました。交番後ろに立ち食い蕎麦屋が2軒。F蕎麦とK蕎麦。Fは有名な全国チェーン店、Kも聞いたことはありそうな。「まあ店構えも良さげだし、広さもあるから」とF店を選択。

「麺は蕎麦。具材は肉系にしようか、単に月見にしようか…おっ春菊天ぷらか、良いね。ゴボウ天も捨てがたいけど、久々の春菊のシャキシャキ感を味わいたいな。ついでにお稲荷さんも」と自動販売機に代金をチャリン。

出てきた天ぷらを見てがっかり。そう私はこういう「効率をあげるために天ぷらは工場で丸い型にはめて揚げる。その方がアルバイトでも失敗しないし、形もまとまるので物流もストック効率もメリットが大きい」なものが苦手なんです。だからおにぎりも三角形の木型でつくられたものはNo Good。一個一個揚げるから形が様々になった天ぷらの方が好きだし、人の手で握ったおにぎりが好きです。その春菊天は味がいまいちな上、食感もボソボソで期待のシャキシャキ感はまるでなし、麺も汁も好みではありませんでした。


「いい歳して、たかが朝メシのことでグタグタ言ってんじゃないよ」は自分でも分かっているんですが、なんか1日の始まりから「はずした」って言うのがね。この「はずした」悲しい選択が頭から離れず結局、昼食も食べずに過ごしました。

2011.06.26 UT

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注ぐスタイリング…[Team-F1]429

2011年06月25日 | フードスタイリスト

今日の<F1-フードスタイリング養成スクール>のテーマは[注ぐスタイリング]。

料理撮影では[シズル]という言葉とともにその撮影が流行ですが、F1では「ここはINGで」と称しているスタイリングがあります。シズルとかぶる部分もありますが、我々の言う[ING]とは「動きがあるスタイリング&撮影」のことです。麺の持ち上げ、湯気出し、スプーンでかき混ぜる又は掬う、器から垂らす又はこぼれる、包丁による食材カットetcなどがありますが、[注ぐ]もけっこう多いシチュエーションです。茶を注ぐ、ビールを、牛乳を、ワインを、シロップを、ドレッシングを…と相当にいろいろな種類があり、それぞれにテクニックが必要。太さ、粘度、跳ね方、溜まり方など、対象物に応じた見せ方があるからです。

ある生徒は「早朝のシーン。デーブル後方にミネラルウォーターのペットボトルを配置。手前に水滴のついた透明コップ。それに勢いよく水を注ぐ」というもの。ここでのポイントは「落ちていく水の太さ」ですね。水の線に回転を加えたい時は注ぎ口を高くすることで一回転とか、二回転させることができますが、大抵は「注ぎ口も見せたい」となるのでコップに近づけるパターンが一般的でしょうか。カメラマンさんの役目は、注がれた水の適度な量と躍動感ある波立っている瞬間の見極め。これは生徒でなくとも一発で決めるのは無理。何十回もやって、その中からグッドな一枚があればラッキーです。


別な生徒は「和菓子風豆腐+きな粉に黒蜜をかけるシーンでお願いします」。こちらは既に半年学んできたことと、事前に何度も練習してきたとのことで割合にスムーズ。それでも、一発勝負ではなかなかうまくいきません。それでテイク3では先に「溜まりをつくっておいて上からかけたものと合流した瞬間を撮る」に挑戦。この場合も注ぐ蜜の[太さ]で見る人に「美味しそう」とか「上品ね」などの印象を与えます。

[注ぐING]、「ド~ンと勢いよくやればリアル感も出て一回でバッチリ撮れるさ」は決してありません。たかが注ぐ、されど注ぐです。

生徒ではなくF1スタイリストが「ワインを注ぐ」を担当した時の画像。


2011.06.25 UT

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現場風景の記録…[Team-F1]428

2011年06月24日 | フードスタイリスト

フードスタイリングF1では、現場の風景をなるべく記録撮影するようにしています。後々、F1の広報活動に役立てることと、スタッフ個々が独り立ちした際の営業活動用として。だから雰囲気を撮影しますが、代理店担当者やクライアントの顔は明確に写さないように、写ってもモザイク処理するなどしています。撮影商品も発売前だったりするので、露出には気を遣ってます。

気軽にピースサインをしてくれるお茶目なクライアントもいますが、「なんで写すんだよ!」的な顔をする広告代理店の営業マンもいたりします。たまにこちらのカメラのストロボが自動設定になったままなので、シャッターを切ったらカメラマンの大型ストロボに同調発光して大騒ぎになったり(爆笑)。

そんな中、先日の[肉のタレ]ムービー撮影ではカメラマンさんがこちらを逆撮影。盛付を待つ間、手持ち無沙汰だったのでしょうね、ご自分のコンパクトデジカメで作業中のF1スタッフをパチリ。後日にメール添付で送られてきたので「あら、いつの間に」と驚きました。


2011.06.24 UT

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調理行程を撮る…[Team-F1]427

2011年06月23日 | フードスタイリスト

通販誌やメーカーの商品カタログでは撮影対象のほとんどが調理済み盛付写真。あっ、商品そのものの物撮りもあります。

でも料理書籍や女性誌の場合、レシピも掲載するので調理行程も撮ることは多いですね。文章では伝えにくい作り方、間違いやすい行程がありますから、そんな時には「写真で見せた方が早い」ということになります。

この行程写真、[盛付スタイリング完成写真]を撮るカメラマンが担当する場合が普通ですが、時間が限られているのに撮影カットが多い時や、掲載する画像サイズが小さい時などには、同行してきた編集者やデザイナーがコンパクトデジカメを使って担当することもあります。

失敗しないためには、最初にプロのカメラマンに別場所に照明セットを組んでもらって、<同じアングル>に<同じ照明>で撮るのが無難です。ただ全てがテーブルに置いて写せるとは限らず、コンロの上で中華鍋をシャカシャカと動かしている難易度の高いシーンも必要だったりするので、ここはやはりカメラマンさんにお願いするのが無難でしょうね。

掲載画像はあるレシピブック撮影の際、やはり別セットを用意してHS出版社の編集者が撮ったものです。素人撮影にしては成功した珍しいケースかも知れませんね。


2011.06.23 UT

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イタリアントマトそば…[Team-F1]426

2011年06月22日 | Weblog

これってあの有名なイタリア料理店[ITALIAN TOMATO]の「そばにある○○○」って受け取られかねませんね(笑)。

日曜日、よみうりランド裏にあるというスーパー銭湯[丘の湯]に行こうと車で出掛けた際に、「先にメシ食べようか」となって目についた[手打ち蕎麦 はしば]の話し。銭湯は丘の上なんですが、麓に[アメリア稲城]というショッピングモールがあり、その近所にこの蕎麦屋さんがポツンと見えます。駐車場が2台しかないないというのに既にご使用中。仕方無くアメリア稲城に停めさせていただきました…ごめんなさい。

外観を見る限り普段だったら多分、入店しようとは思わないファサード。妙にピカピカしてて、変にツルツルな感じがして(苦笑)。店主には大変に失礼で申し訳ないのですが、「もしか安普請?」なのかな。でもモール内の飲食店以外、周辺には他の店が見あたらないので連れと「ここで良いよね?」と納得し合い店内へ。入って直ぐに胡蝶蘭。「あっ、これ造花タイプのヤツだ」。そして蕎麦屋さんには似つかわしくない洋楽のCDジャケット類が「なぜ?」か壁に貼り付けられています。ビートルズ、ジャネットジャクソン、…あとは懐かしいグループの、ええええ誰だっけ。店主って割とご年配なのかも知れません。

とグダグダと長い前置きをしてしまいましたが、ランチメニューブックを見たら[イタリアントマトそば 1,000円]とあります。写真がないので姿、形、味が想像できませんが、「オリジナルですか?」の私の問いに「そうですが」と返ってきたら、これはもう頼むしかないでしょ。しかし、うどんではなく蕎麦ですか。冷製ではなく温メニューですか。連れは無難にせいろを注文しています。賢いヤツです。

その味ですが、「大いに有り」です!なるほどパスタ風に仕立てたんですね。チーズ、トマト、小えび、ホタテ、これらの具材がほどよいスープダシとなり蕎麦とマッチしています。考えもしませんでしたが、蕎麦とトマトって合うんですね。驚きました。惜しむらくは蕎麦がもう少し太めだったら、或いはコシがあれば個人的には100点満点あげちゃいます。当ブログをお読みの方々にお勧めしますし、私自身も近々家族を連れて再訪店しましょ。



[手打ち蕎麦 はしば]
042-378-2868
東京都稲城市矢野口2287

2011.06.22 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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角だせ槍だせ頭だせ…[Team-F1]425

2011年06月21日 | フードスタイリスト

梅雨時だから童謡[かたつむり]の歌詞を題名にしたというわけではなく。

そんなに多くはないのですが、撮影現場で監督やディレクターから「ちょうどいいや。そこのフードスタイリストの○○ちゃん、そっちのエプロンつけてみて。全身、映ってもらうから」と言われることがあります。これはさすがにお断りしています。F1スタッフはモデルとして起用され赴いたわけではないし、そのギャラもいただいてませんから。ビジネスなんですからモデルが必要ならハナからその手配をすべきですし、F1スタッフの顔出しが希望だったのなら当初からご相談いただければ良いことです。「手近で済ませば予算もかからないし」という心根が見えて好きではありません。少なくとも本人に言う前に「この場面はどうしても女性の調理シーンがあるのが好ましいなあ。う~ん想定してなくて申し訳ないけど、F1スタッフさんの出演について検討いただけませんか?」と、マネージャーの私に窺いをたてるのが筋だろうと思います。責任者の私としては、彼らの肖像権や個人情報を守る責任があるのです。

ただ「なにがなんでも画面内には写らないぞ」ということではありません。「ここは単に出来上がった料理があるだけじゃ静的すぎる。悪いけど調理している感じで手元を写しても良いですか?」というご依頼には、なるべくお応えしています。包丁シーンやキッチンでの人影など、より良い料理写真になることに協力は惜しみません。本人達の肖像権にも影響しませんし。


<顔出し>がOKの場合もあります。それはF1スタッフの考案レシピを掲載するので「その作者として名前(または顔出しも)を掲載したい」と言うケースです。またフードスタイリストとして売り出せる機会をいただけるなら、もちろんOK。当然、特集ページとなり名前も前面に出していただけるでしょうし、プロフィールの紹介もあるものと思います。その時は「名前だせ顔だせ売りだせ」です(笑)。

2011.06.21 UT

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素麺の季節は12ヶ月…[Team-F1]424

2011年06月20日 | Weblog

素麺が好きです。
[ひやむぎ]、[そうめん]どちらでも。

夏場にツルッと[冷や]でいただくのも良いし、何種類かの野菜とツナと一緒に油で炒めた[ソーメンチャンプル]も好みです。世間では「素麺は夏だけのもの」みたいな感がありますが、素麺好きとしては通年料理として扱って欲しいです。ついでに[麺好き]としては、一年中パスタや沖縄ソバが注文できるように[鍋焼きうどん]も通年メニューでお願いします。あの熱~い鍋焼きを真夏にフゥフゥ言いながら汗を流して食べるのが痛快なんですよね。

チュルッ!

どうせなら器にも凝ってもらって、クルンと美味しそうに盛り付けていただいて、ついでに牛肉かカツオのたたきなんかがついていたら最高。もちろん飲み物はビールではなく日本酒か焼酎で。



2011.06.20 UT

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スタジオの移動…[Team-F1]423

2011年06月19日 | フードスタイリスト

数日間の撮影の場合、スタジオを移動することがあります。理由は「連続して同じスタジオがおさえられなかった」とか「違うシチュエーションを撮るから」です。

雑誌を主に担当しているスタッフやCM録りのクルーなどは、1日の間に何カ所も動くことが多いので、搬入搬出撤収が相当に慣れています。それに比べ私たちは移動は大変です。普段の慣れも当然関係しますが、人員の違いと荷物の多さが違うのです。その多い荷物も割れ物なので、サッサカサッサカと収納できません。だから出来れば同じスタジオで連続して撮影できるのが理想。

掲載画像は神楽坂にある[坂ノ上スタジオ]で撮影した時ですが、この時は2日間でした。両日、同じAスタジオが取れず、仕方無く2日目は隣のBスタジオとなりました。まあまったく違うスタジオに移動するのにではないので、まだましですが、写真からもわかるように食器の数がすごいんです。1日目の撮影が終わると、隣に移動。冷凍食品も隣の冷凍庫に、冷蔵は冷蔵庫に、常温の野菜は、クロスは、撮影セット台も、クライアントのお荷物もお茶菓子も・・・ふう。


2011.06.19 UT

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Eye-Fi…[Team-F1]422

2011年06月18日 | Weblog

撮影した画像を「その場で見たい」ということがあります。
[1]デザイナーやクライアントが希望の画になっているか確認する。
[2]私たちスタイリストが各器の位置関係やアングルや照明による具材の状態を確認する。

いまは殆どがデジカメ撮影ですから、カメラに繋がったPCモニターで見ることは可能ですが、何人もがゾロゾロとカメラマンのモニターを覗いていては進行に影響が出ます。だから別途のモニター画面に繋がっていれば良いのですが、TVCM収録時くらいの大型予算の現場でないとなかなか。またキヤノンやニコンのカメラメーカーから本体に取り付ける無線機器が別売されていますが、高いことと操作性が悪くなることから活用しているカメラマンは少ないのです。

「撮影の仕事は100%飲食店かな」というカメラマンMさんは、有線の小型液晶モニターを使用しています。このおかげでF1スタッフは次の盛付準備をしながら、画面を見て現在のスタイリングを修正するか判断ができるのです。これはとても便利。


「やはり無線の方が違うフロアで受け取ったり、クライアントが控えているテーブルで見ることが出来るので良いかも。正規の高額な無線機器以外にないのかな」と探すと、何種類かあるのですが「帯に短し襷に長し」。そんな中、見つけたのが[Eye-Fi]。説明文を読む限り「PCに接続することなくカメラ本体の画像データをコードレスでPCに転送できる、同時に携帯にも転送OK、webサイトにも自動的にアップ可」とすっごく便利。これならカメラマンさんが撮った瞬間に別に用意したPCモニターで撮画像をデザイナーやF1スタッフが即・確認できるじゃありませんか。こんな便利機能なのに価格はたったの数千円。多くのメーカーのカメラ(一眼でもコンパクトデジカメでも)に対応しているし、PCもWindowsでもMacintoshでもOK。最高じゃありませんか。なんで世間で流行ってないんでしょ?


ネット注文したのが届いて早速、テスト撮りしてみて・・・なるほど流行らない理由が分かりました。一枚の画像を転送するのに要する時間が約30秒かかるのです(苦笑)。これではまともなビジネス撮影では使えません。特に料理撮影は鮮度が命ですから、3枚も撮らないうちに「良い状態」が死んでしまいます。※但し、外で撮影してきた数十枚の画像を家に戻ってきてコードレスでPCに自動的に転送するとか、webサイトにアップできるので田舎のお爺ちゃんに見てもらうなどには便利かも知れません。当方の希望する用途には向かなかっただけです。

2011.06.18 UT

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生き残れるのか…[Team-F1]421

2011年06月16日 | Weblog

F1事務所(&スタジオ)は京王線の仙川駅とつつじヶ丘駅の中間にあります。つつじヶ丘は急行が停まりますが、仙川は各停と快速のみ。でも賑わっているのは間違いなく[仙川]。賑わっていると言っても所詮は[都心の端っこ]の郊外住宅地。

その仙川にまたスーパーがオープンしました。いなげやです。これで仙川には歩いて10分以内の距離に6つのスーパーと1つのホームセンターが存在することになります。隣駅のつつじヶ丘に比べ、もともと商店街や様々な店舗がひしめいていましたので、そんなに「えっ!」と驚くことでもないかも知れませんが、6つのスーパーマーケットというのは多すぎな感があります。昔、駅周辺に100円ショップが7軒ありましたが、いつのまにか淘汰されて今は1軒だけ。モスバーガーも2店あったのが両店つぶれて、今はホームセンター内のフードコートに1店舗が復活。ケーキ屋さんの数、美容院の数も相当にあります。「こんなに競合が多くてやっていけるのかしらん」とこちらが心配になるくらいです。

何の根拠もありませんが、「2年以内にひとつかふたつのスーパーが消えるな」と予想しています。だって大型団地が出来て人口が爆発的に増えたわけでもないし、線路に対して縦の地域の交通網が便利になったわけでもありません。「周辺の駅からの買い物客を期待」と言っても、近隣にはもっと繁華な千歳烏山がありますし、デパートのある調布もあります。いや電車で15分から30分で新宿に行けるのです。6店が共存できる可能性は低いかなと。さて生き残るのはどの店舗でしょう。

2011.06.16 UT

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カメラプラン…[Team-F1]420

2011年06月15日 | フードスタイリスト

「通販誌を発行しているのだが商品の良さ、美味しさを引き出せない。だから一品ごとに<どこ>を<どう撮る>のかを指導して欲しい」との依頼があって、定期業務として引き受けたのが2年前。

最初「アートディレクターを探している?でもデザイナーさんはいるんですよね?カメラマンさんもいる?フードスタイリストさんも?そこまで人員がいるのに何が不足しているのですか?」と何度も聞き返しました。ええ、ご依頼の意図が理解できなかったんです。普通、予算の関係でフードコーディネーターやスタイリストを起用しないとか、デザイナーさえいない料理撮影現場なんて世間にはザラです。それが「商品の特長を見いだし、それをターゲットに上手く見せる撮り方を考えるだけで良い」というのですから、う~んと唸ってしまいました。「そんな外注費を使ってまで見せたい商品ってなに?」と確認してみたら、他通販会社でも扱っている普通の商品群です。つまり何回か発行してきたのだけれど、撮影した数点の商品についてクライアントの好む「絵」がどうしても得られず、制作会社の能力に対して疑問が生まれ、「それなら撮影についてだけ更に専門家を起用しよう」となった様子。詳細を聞いていても単純に発注側と制作側の相互に「不信感」が生まれ、悪循環の関係になっている感じです。当方はフードスタイリングが主業務の会社なので、撮影とスタイリングもご依頼いただけることを条件にお引き受けしました。

「どうやってプランを伝えようか」

これまではデザイナーが鉛筆書きのラフを描き、横に「これはチェックのクロス、コップに注ぐ」とかの注釈をつけていたそうです。通常それで問題ないのですが、いざ撮影現場になって「これは提案と違う」とか「もっと違う感じだと思っていた」などと齟齬が生じていると言うことでしたので、提出スタイルを変更。提案したい画像に近い写真を探しそこに追加の料理や器や小道具を合成したり、色合いを変更したりして提案画像を作成。最近では「もっとイメージしやすいよう」に殆ど本番と同じシチュエーション設定&スタイリングを実際にテスト撮影して提案するようになってました。もうこうなってくると「なんで2度も同じシーンを撮るの?」ですが(爆笑)。まあ我々としてもスタイリングの予行演習になるので、当日に時間が短縮できるというメリットはあります。ただあまりにテスト写真が良すぎると、カメラマンさんが本番で苦労するというデメリットもありましたが(苦笑)。


[1]夏の清涼感を表現するためガラスの下から透過光撮影のプラン。氷の見え方を確認することと、ブルーの度合いを何種類もの素材で繰り返しテストした画像。本番では器に商品が載る。


[2]一般的にハムやソーセージは白皿に載せて寄り撮影。それでは差別化が図れないので、発行が夏ということもあって屋外BBQ想定。テスト撮りしたのだけれど最終的には没。テスト撮影に時間かかったんですけど(笑)。


2011.06.15 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
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