フードスタイリスト[team_F1]

フードスタイリストとしての「業務つれづれ日記」、そして周辺の関係者や出来事について…。

野外撮影時の飛び入り… [Team-F1]332

2010年04月30日 | フードスタイリスト

飛び入りと言っても、迷惑な虫とか突風ではなく先日は可愛い女の子でした。

近所に住んでいるのでしょう。いつものように、お爺さんと公園に遊びに来たら、フード撮影という珍しい光景に出会ったのです。撮影している我々の、後ろを、横を、遠のいては、近寄っては見学しています。

「近くで見てもいいよ」と声をかけたら、「これあげる!」と手渡ししてくれたのが20本ほどの土筆。この嬉しいプレゼントをスタイリングしたフードの横に飾って撮影させてもらいました。春らしさがより強調されて良かったなと感謝、感謝。

2010.04.30 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

レッスン2の野外授業風景… [Team-F1]331

2010年04月29日 | フードスタイリスト

ロケハンを終えた翌週に祖師谷公園で撮影の予定でしたが、天気が悪かったためカリキュラムを前後して中一週あけての実施になりました。この日は午前中ピーカンの天気だったのが、午後からは雲が多くなり必ずしも最高の日和とは言えませんでしたが、なんとか無事に野外スタイリング&撮影を終えることが出来ました。*もしかして生徒か講師陣に[雨女]がいる?

野外だと室内での撮影時とは異なった状況が多々、出てきます。太陽の位置がどんどん変わる、風でクロスや小さな小道具が飛ばされる、虫対策が必要、水場の確保・・・etc。撮影する向こう「景色の抜け」の方向に、公園に遊びにきていた人が荷物を置いてしまったり、ぞろぞろ歩いていたりなども発生します。逆にメリットとしては画面に奥行き感を演出できること、自然光を活かせる、空気感をとらえられる、などがあります。

今回、生徒が思いついた「野外だからこそ」の演出が「シャボン玉」。風の向きや強さを計算しながら、カメラマンと呼吸を合わせて「ふぅぅぅぅ~!」と。

※公園で授業する場合、正式な書類を提出して事務局から許可をもらい、現場に撮影班の幟を立て、少額ですがちゃんと料金を支払って行っています。

2010.04.29 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

Lesson1生徒の作品… [Team-F1]330

2010年04月28日 | フードスタイリスト

[F1-School]では生徒の実習したものを基本的に撮影します。主に当校を卒業したカメラマンがボランティアで撮ってくれています。時にフード専門のカメラマンが作品として撮影することも当然あります。

その撮った写真画像をプリントして次の授業時に講師が講評することになっています。実践の場でも指導しますが、後日に個々のスタイリングについて、あらためて細かく指摘をするので、非常にわかりやすいだろうと自負しています。これは大人数制の他校では真似できないシステムでしょう。

ただ、この時に何十枚もの画像の中から講評に適した数枚を選ぶ作業が大変なんです。生徒本人やカメラマンがそれぞれ思い入れを持っての写された画像ですから、選ぶ私も真剣にならざるを得ません。それにしても、もう少し絞って撮影して欲しいものですが、とても言い出せません(笑)。

2010.04.28 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

レッスン1、初の実習… [Team-F1]329

2010年04月27日 | フードスタイリスト

フードスタイリスト養成スクールの[F1-School]では実践主義を第一に掲げています。それでも全くスタイリングの知識や技術を知らないレッスン1では最初の2回くらいは、講義中心になります。業界用語を覚えたり、テーブルコーディネートの基本に、器の知識や取り扱い方などを学びます。

先週の3回目の授業からついに実技です。まだ基本の部分ですが、それでも少し緊張感が見えます(笑)。何期かに亘って共通しているのは全員が必死にノートをとること。個人的には子供の頃から学校でノートをとるという習慣がなく、黒板を見てそのまま要点だけを頭に入れるか、覚えられないのは教科書の隅に書き込むタイプだったので、この生徒諸氏の行為が不思議なんです。せっかく実技を講師が目の前で行っているのだから、或いは仲間がスタイリングしているのだから、眼を凝らして見ないなんてもったいないなと。いやいや学び方はそれぞれのスタイルや考え方があるでしょうから、押しつけはいけませんよね。

2010.04.27 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

タイ料理&釣師居酒屋… [Team-F1]328

2010年04月24日 | Weblog

変わった看板でしょう?

事務所から狛江に向かう道路端に見つけたこんな看板の飲食店。こんな人通りのない地域、駐車場もない場所にタイ料理なんて専門店をつくって、果たして客がいるのでしょうか。しかも釣師居酒屋って何?釣り好きしか入れない会員制飲み屋?店名はコンケン・アイ?どんな意味?

推測するに「得意なジャンルはタイ料理。だからタイ料理店にしたい。しかし周辺の環境から考えてタイ料理だけの専門店は難しい。やっぱアルコールでも収益を出さないと。だから居酒屋の看板も出そ。それでもタイ料理居酒屋というだけではインパクトが足りない。それに釣り好きとしては時に自分で釣ってきた魚も食べさせたいし。うん、この3つを統合した業態にしよ。店名もありきたりじゃダメだ。そうだ逗留していたタイのコンケーンにちなんだ名前にしよ。でもでも、昼間も客をとらないと。ラーメンを出そう、刺身定食は欠かせないし、丼も何品かは必須、モツ煮定食ってのも良いし、あっタイ料理屋なんだからグリーンカレーくらい用意すっか。となるとラーメンやってるよとか、定食もあるよの幟も立てよか。夜は居酒屋なんだから赤提灯もあると良いな。こないだ与那国島で釣ってきた巨大魚も大きく告知したいから野点看板も出すか」と思われる店頭の様子。

果たして上記の推測がどこまで当たっているのか気になります。確かめるためには、ここまで食事にくるしかありません。徒歩で20分。帰りは急で長い上り坂だから30分はかかりそう。それでも一度、行ってみないことには車で通るたびに「気になる、気になる」が収まりません。

2010.04.24 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

3分… [Team-F1]_Vol.327

2010年04月23日 | Weblog

通貨や計量・計測では計算効率のために10進法を使用してますが、もともとは3の倍数の12進法が人間の、地球の、宇宙の原理原則に適っているのだろうなとは以前から漠然と思っています。自転、公転、月の満ち欠けが元になった「時間」は12進法。それならどうしたって、その間隔が人間生活の基本になるに違いありません。う~ん多分。

だからインスタントラーメンの出来上がり時間を3分に設定したのはすばらしい発想だったかと。あれが2分とか4分だったら、もしかしてその後の発展はなかったかも知れません。ウルトラマンが日本のキャラクターものにしては、ここまで継続して人気なのも彼の胸のタイマーを3分という設定にしたからに違いありません。う~ん多分。

頻繁に流れるテレビコマーシャルや、それに触発されて買ったという周囲の影響もあって、湯沸かしポットを購入しました。ホントにすぐに沸くのか、どのくらい早いのかを実験してみようと、1.2リットルの水を入れてストップウォッチング。あんなに「すぐに沸くティファ…」と宣伝しているのだから、きっと3分くらいで沸騰するのだろうと思っていたのに、なかなか沸かない。4分を過ぎたあたりで電話が鳴り応答。あっ、と気がついたときにはスイッチが自動的に切れていて、タイマーは8分弱になってます。いったい何分かかったんだろう。気になる。気にはなるが、もう一度試すほどのことじゃない。しかし当品はかなり売れているらしい。売り場での陳列スペースの広さから考えてもヒット商品であることは間違いない。とすれば絶対に3の倍数の時間に違いありません。きっと6分…う~ん多分。

2010.04.23 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

熱風500度… [Team-F1]_Vol.326

2010年04月22日 | フードスタイリスト

「これってフードスタイリングの道具として使えるんじゃないの?」

と思って購入したのが、一見ドライヤー似の熱風吹き出し機・ヒートガン。その温度はなんと400~600度にも達します。本来は工事現場や車修理屋さんで、塩ビ管などの曲げ、パテの乾燥、塗装やシールの剥がし作業、熱収縮チューブの加工、シュリンクフィルムの収縮などに使われる機械。製造効率を求めて菓子作りに使用しているパティシェもいるようですね。

「で実際に何に使うの?」

いや実はまだわかりません(笑)。だって入手してみないと一体どのくらいの熱風なのか。熱するのは良いが、その風量は食材をも吹き飛ばすくらいなのか、想像もつきませんもの。まあアバウトですが撮影中に冷めていく水物の温度低下を遅らせるとか、シズル感を出すためのチーズ溶かしとか、スープやコーヒーの水面を揺らすとか・・・ん~ん~そんな程度なのかな。少なくとも冷凍食品を素早く解凍するのには良いかもですが、「それなら電子レンジでいいじゃん」と突っ込まれそう。なら、屋外ロケで凍えたスタッフの指先を温めるとかは、「甘い!」はいはい。

届きました、本日。早速テストしてみましょう。

[カップの中の水を暖める]
数分、熱風を当て続けても50~60ccの水量でも熱くするのは難しいですね。すこ~し温くはなりますが。ただしカップ自体はすぐに高温になります。とても手で持てないくらいに。ここに何かに使えるヒントがありそうです。

[砂糖を溶かす]
これは案外はやく溶けました。カップの中に少量のシュガーを入れて試してみたのですが、1分と経たずに溶け出しました。ただし風量があるので周囲に砂糖が飛び散ります(苦笑)。

[空のペットボトルにあてる]
思いっきり変形。長くあててると遂には穴が開きました。固くて開かない瓶の蓋を暖めるのには効果大かも知れません。

[ビニールの溶着]
ビニール同士って専用の接着剤でも素人では強度の確保が難しいもの。やってみましたら温度が高すぎたせいか、くっつくというより丸まって溶けかかってしまいました。温度調節とコツが必要かなと思います。←もはや料理やスタイリングとはまったく関係ない話になってるし。

2010.04.22 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

一番おいしいもの… [Team-F1]_Vol.325

2010年04月20日 | フードスタイリスト

焼きたての自家製パンを提供することで有名なレストランでの話。
私が遅めのランチをいただいていると、後ろの席に家族5人くらいのお客様がつきました。ウェイターが水とメニューブックを提供しながら本日のお勧め品を説明している様子。聞こえてきたのが、老人の男性と店側スタッフのこんな会話。

店「で、こちらが炭火で焼いたハンバーグで・・・」
老「それで、何が一番おいしいのだい?」
店「・・・、え?」
老「だから、何が一番うまいのさ?」
店「こちらが炭火の和風ソースで、そして…」
老「とにかく一番を持ってきて」

この注文にはスタッフも相当に困っている様子(笑)。いや、何が言いたいのかと言うと「懐かしいなあ」ということです。昭和40~50年代のレストランやデパートや繁華街のクラブでは、こういう光景をよく見かけました。戦後の荒廃から立ち直り、右肩上がりの好景気に支え続けられて将来に不安もなく、金満ニッポンと叫ばれ、車も最新の電化製品も揃え、それなりに蓄えも増えてきた時代。もう少し贅沢、ちょっと背伸びした生活をと全国民が考え始めた時代。「金はある。だから中身はどうでも良いから一番を」と声高に要求する風潮がありましたよね。その頃を思い出したのです。後ろの席のお爺さんが、その頃の意識でフロアスタッフに申し出ているのではないでしょうが、「昔はあちこちでこんな会話が聞こえてきたよねえ」と懐かしかったのです。

もう数年したら、お隣の中国でも「美味しい寿司はなに?日本人はマグロ?じゃあマグロを握って。とにかく特上のものを。一番高いものじゃないとダメ」なんて声がテーブルのあちこちから聞こえてきそう(笑)。

2010.04.20 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

高原のイメージで撮る… [Team-F1]_Vol.324

2010年04月19日 | フードスタイリスト

自然光が入ってくる南向きの窓辺で撮りたい。
真夏の太陽直下の河畔でバーベキューしているシーンにしたい。

などと室外でのシチュエーションを欲する時も多々ありますが、他のカットや予算・時間を考えると難しいことがあります。まあ大抵は「不可」ですね(苦笑)。だからスタジオ内で照明をHMIに換えたり、カメラ側の色温度を調整したりしています。フィルム時代なら特殊鏡面を使ってレンタルポジ画像と商品を重ねて撮ったり、2重露光という方法で商品と風景を別撮りするやり方もありました。しかしデジタル時代になったら、そんなアナログ的なことが逆にできなくなってしまいました。そんな面倒な操作よりPC上で画像処理する方がより簡単です。それでも、擬似でもやはりリアル感を求めて、スタジオで以下の方法で撮影することがあります。掲載した画像例は「高原の別荘のテラスで森林を向こうに眺めながらワインを楽しむ」という設定です。背景の高原写真はレンタルポジ画像を大型インクジェットで出力。それとワインとカメラの位置関係を実際にファインダーで探し、自然に見える距離に。そしてボケ具合も調整。

「別にそんなに凝ってもそこまで見る人はいないわよ」
「PCで同じことができるのに無駄な作業」

まあそう思う方も多いでしょうから、「できる限り嘘の写真は撮りたくない・見せたくない。嘘でも最小限の範囲で…」とこだわる私たち制作側の姿勢は単なる自己満足、マスターベーションなのかも知れませんけど。

2010.04.19 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

ニーズは多様だ… [Team-F1]_Vol.323

2010年04月18日 | フードスタイリスト

最初、この依頼が来たとき「???」でした。
いや我々が担当する業務の内容には何の疑問も不安もありません。
しかし作成するコンテンツを理解できないのです。

頼「CSチャンネルでも流すし、DVDとしても販売予定」
私「それって観たい人がいるってことですか?」
頼「ええ人気の声優達ですから」
私「ターゲットは女性?彼らの素顔を見ても欲しい?」
頼「トークショーなどでも集客して好調なんですよ」
私「男性声優が調理するシーンのDVDが売れる?…んですか?」

それほど料理が得意ではない人気男性声優4人がキッチンスタジオで、当方スタッフが考案したメニューを4人で手分けしながら調理する動画だという。リアル感を出すため、彼らの当意即妙なリアクションに任せ詳細な脚本も用意しないと言う。それはいいんですが、本当にそんなコンテンツが何パーセントかの大衆に望まれているんですか。可愛い女性声優陣ではなくって?せめてAKB48にしませんか。パフュームでもいいし。そうですか業界の経験から、それなりに勝算があるのですね。1億人みんながNHKの紅白を見るとか、全国民が[1Q84]を読みたがってるとか、有権者の100%が民主党を支持するとか…そんな金太郎飴的感性が嫌いな私ですが、この動画DVDを購入する人がいる現代のニッポン、わかんないんですよねえ。

その動画がYou Tubeにアップされていました。
<アニメ星人 #31>

2010.04.18 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

雪の重み… [Team-F1]_Vol.322

2010年04月17日 | フードスタイリスト

東京は本来、豪雪地帯ではありません。
だから雪対策なんて通勤でも車両でも家屋でも想定していません。

F1事務所の2Fはフード撮影のスタジオとしてとか、フードスタイリスト養成スクールの教室で使用する機会があるので、通常の備品はベランダに出しっぱなし。雨に対応するため強化ビニールで簡易ルーフを自作しています。強風や台風時にはさすがに荷物を屋内に戻し、なんとか風が収まるのを待ちますが。それでもこれまでに大した損壊もなく過ごしてこられました。

ところが今日の雪。「40年振りの珍しい4月の雪」とは言え、量的には大したことなかったのにベランダの自作屋根が崩壊してしまいました。3月の降雪時にもなんとか持ちこたえた経緯があるので今朝、出勤して来てもまったく気にも留めていませんでした。しかしスクールが始まった途端、スタッフや生徒が大騒ぎ。「キャ!壊れてま~す」、「雪が溶けて荷物がびしょ濡れにぃ~」と叫んでいるではありませんか。ショック、ショック。明日からの修復作業が嫌になります。ここのところの天候「暑くなったり寒くなったり」でハトメ部分も伸びたり縮んだりで、ガタがきていたのかも知れませんね。

2010.04.17 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

海の金魚… [Team-F1]_Vol.321

2010年04月16日 | Weblog

数年前、青山の制作会社・泉放送から「ヨシモトの木村祐一が主演する料理ドラマを作るのだが、その料理部分をF1でサポートして欲しい」との依頼があったのですが、いろいろと予算やスケジュールの関係で結果的に担当はしませんでした。番組自体は制作・放映したとのことですので、他のフードコーディネーターさんがお手伝いしたのかも知れません。

その時のディレクター雑賀さんから突然メールが届き「自分が監督した映画が公開されたので見て欲しい」と。えっ、なになに?仕事の依頼ではなく、映画監督したので鑑賞をして?でも現在も所属は泉放送の社員?どういうこと?名前からネットで調べてみると、高島政宏や朝ドラ“ゲゲゲの女房”で主演している松下奈緒などが出演した映画「チェスト!」も撮っている。しかもほかにも何本も撮っている様子。案外けっこう本格的で有名な監督なのかしらん。

いまさら青春映画ってのもかなり照れますが、急なので一人で新宿バルト9へ観に行きますか。しかし本来レンタルDVD派なので久しぶりの映画館は勝手がわかりません。受付で切符を売っている場所を聞き、モギリ嬢に上映館入り口を聞き、売店で購入したビールとホットドックが入った真っ赤なプラスチックを渡されては、また恥ずかしさを覚えたりして(汗)。

映画「海の金魚」
http://umikin.com/

2010.04.16 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

スクール初日からロケハン… [Team-F1]_Vol.320

2010年04月14日 | フードスタイリスト

F1フードスタイリスト養成スクールも新学期がスタートしました。

今期も問合せや応募者は多かったのですが、こちらの入校基準が厳しかったせいか新入学者は1クラスのみの編成。迷っている方、連絡しても応答が遅い方などはお断りさせていただきました。やはりはっきり「この道に進むぞ!」と決意が明快な方が望ましいと思っています。我々も授業のある日は、条件の良いスタイリングの依頼があってもお断りしていますから、生徒にもそれなりの情熱を感じさせて欲しいと願ってます。

レッスン2は前レッスン1の生徒が全員進級したのですが、初日からいきなりの屋外授業(笑)。このクラスは全員が元々レベルや意識が高いので、講師陣としてもこの意欲に応えたいとの思いがあります。そんな訳で近くの祖師谷公園に出かけて、自分がどんなシチュエーションを設定して、どの場所で、どんな料理をスタイリングして来週、撮影してもらうのかのロケハンを行いました。おのおの自分のカメラで芝生を撮ったり、木製のテーブルとイスを眺めたり、頭の中には様々なシーンが渦巻いている様子。「背景に赤い自転車が欲しいので、当日Uさんのクロスバイクを貸してください」なんて要求も出ましたよ(笑)。うんうん、次週が楽しみです。

2010.04.14 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

クライアントの情熱… [Team-F1]_Vol.319

2010年04月13日 | フードスタイリスト

定期通販誌の撮影とフードスタイリングを担当させていただいております。具体的な業務内容としては、クライアントが生産者と商談し掲載することが決まった品々を事前に試食し、撮影プランを立てます。商品やターゲットにあわせたシチュエーションの設定、適した器やクロスの選択、メニュー化が必要ならどんな料理にするのかなどの他、カメラアングルや照明プランなどを含めてイメージ画像にして提出。それをご担当者様のご意見やご要望なども取り入れて修正。そして撮影全体の内容に適ったスタジオを探し押さえます。あとは数日間の準備を終えて、撮影当日にフードスタイリングとフードカメラマンによる撮影となります。スタジオにはクライアントが3人前後、広告代理店の営業が2~3人、制作会社からディレクターやデザイナー3人の立ち会いがあり、我々も入れると全員で14~15人とけっこうな人数になります。だからスタジオ選定も撮影内容に沿っていれば良いとか、安ければ、近ければ…というだけではなく、この人数が収容できる広さもくみしないといけないのです。今回は本当の陽光で撮りたい商品が何点かあったので、屋上付きのハウススタジオにしました。新宿から電車や車で10分弱で最寄り駅からも数分の場所。かつ料金もリーズナブルというスタジオです。ただ通常のキッチンスタジオと違い、調理器具や大型冷凍冷蔵庫、椅子・テーブルなどの備品関係がないので、それらのものを運び入れるのが大変でしたが。

その屋上での撮影ですが、用意した葉っぱ類を敷き詰め、その上に商品を置き水をふり撒いて撮るというのが当初のプラン。全体のプロデュースと進行を担当している私は次のカットの設定があるため、ひとり屋内で作業。そろそろ屋上の準備ができたかなと、屋上に上がろうとしたらクライアントが手を真っ黒にして洗面所に。その後からも制作会社の面々が同じく手を泥だらけにして続きます。「???」いったい何があったんだろう。現場に行ってみると男性陣が屋上の溝を手でまさぐってます。「どうしたの?」と聞くと「クライアントのTさんが、葉っぱだけでは物足りない。もっと深い森の中っぽい雰囲気が欲しいと言い出されて、自ら溝の中の苔をすくい始めてはカメラ前に並べるんです。それを見たら我々だって見ているわけにはいかなくて」と答えるではありませんか。ファインダーをのぞくと確かにセッティング始めの時より良くなってます。みなさんが手を汚して集めてくれた苔を十分に敷き詰めて撮影開始です。水をホースで撒く、ジョーロで降り注ぐ、バケツで思いっきりぶっかける、など様々なシーンを撮って無事に終了。

限られた時間内に予定のカットを撮り終えなければならない身としては、あまり凝ったことはプランしにくいのですが、この結果画像を見る限り、反省すること多々でした。何も大幅な準備や経費をかけずとも「もっと良い写真を」、「さらに工夫できないか」の気持ちを常に持ち続けていれば、より良い画像が得られるのです。今回はクライアントの情熱に大いに教えられました。いつのまにか効率を重んじ、クリエイティブ魂を忘れがちになっていた己を素直に反省し、初心に返ることができました。

2010.04.13 TU

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp

TVショッピングのスタジオ見学… [Team-F1]_Vol.318

2010年04月12日 | フードスタイリスト

最近、手元タレント(手タレではない)としても活躍しているF1スタッフのKMです。

テレビショッピングを専門に放映するチャンネルがあります。ショップチャンネル、QVC、ジャパネットたかた、プライムショッピングなどが有名ですね。年々、急成長するインターネット通販とはまた違い、ある特定の客層があるようです。ソファにどっしりと座り、片手でドリンクやお菓子をつまみながら、別の片手には注文をするための受話器を持ってテレビ画面を見ている中高年の女性のイメージがあります。物によっては放映30分で数千万円も売り上げるのだとか。世界的不況が叫ばれる中で恐るべし熟年女性のバイイングパワーですね!

そんなテレビショッピングのライブスタジオを見学する機会がありました。スタジオは1ヶ所だけではなく何フロアかにあるようですが、フードだけが対象というわけではなくファッションもジュエリーも登場するので、元々が広いスタジオも狭く殺気だって感じられます。それでもスタジオ内にはキッチン設備がいくつか設けられていて、業者さんごとに譲り合って準備に勤しんでいました。刻々と入る注文の数値がスタジオ内のモニターに映し出されます。当初30分と決められていた放映時間が視聴者の反応次第で、15分で打ち切られたり、2時間に延長になったりするので現場スタッフは大忙しです。延びた場合、試食タイムが何回も再現されねばならないので、必死でさきほど出した物と同じものを調理しなけばならないのです。まあ見学に行ったところがライブの番組だったので、録画番組に比べるとその慌ただしさが際立っていたのでしょうね。

しかし、あの司会の方々がオーバー気味に「美味しいぃぃぃぃ~!」だのと表現しまくっているのを聞いても、個人的には買おうという気にはならないんですが、テレビの前でご覧になっている視聴者には共感を呼び受け入れられるんでしょうね。

2010.04.12 KM

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp
スクール問合せ:school@fst-f1.jp