フードスタイリスト[team_F1]

フードスタイリストとしての「業務つれづれ日記」、そして周辺の関係者や出来事について…。

無人のスタジオでOF子、遊ぶ…by [Team-F1]_Vol.192

2008年11月10日 | Weblog
そう、先日の女性誌ファッションページ撮影の終了後。ディレクター、モデル、カメラマン、スタイリスト、ライターさん達はF1スタッフを残して次の撮影現場にとロケバスで向かいました。スタジオ管理人さんも「近くで打合せがあるので出かけますが、ゆっくり片付けて勝手にお帰りください」と。

「そして誰もいなくなった」旧家屋型の某ハウススタジオ。

担当スタッフのOF子は「入ってから終了するまでキッチンと撮影部屋の往復で慌ただしかったから、この面白そうなスタジオをよく見ていないゾ!誰もいないんだから、じっくりと見させてもらおうじゃないの。隅から隅まで中から外まで見学させてもらっちゃお」と確固たる決意。同行していたもう一人に向かって「モデルさんと同じセリフ、ポーズをするから記念撮影してねん」とワガママなお願い。

そして畳に座って「お~ほっほっほっ、お義母様ったら…」などと、さきほどのモデルさんの真似をしては、シャッターを催促。別の部屋に行っても、自分でシチュエーションを設定してポーズをとりまくる(笑)。1時間25,000円もする当レンタルスタジオを、誰もいないことを良いことに好き放題に撮らせてます。スタジオ管理会社がこのブログを読んで、請求書を送ってきたら君のギャラから引かせてもらうからね。

2008.11.10 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp

プロの出で立ち…by [Team-F1]_Vol.191

2008年11月10日 | Weblog
フードスタイリストがいつも携行する道具類は映画スタッフやテレビクルーと似ていて、腰にぶら下げたポシェット風の袋にテープやら、竹串、綿棒、ハサミや、カッター、スプーンなどを入れて動きます。

ファッション誌のモデル撮影でお節料理を担当した時の、他プロフェッショナルスタッフの話。

モデルの服を担当するファッションスタイリストさんは、首からの紐状のものに、沢山のクリップをつけてました(爆笑)。サイズを後ろで調整するためなんですが、なんか新しい宗派の教祖様のようで可笑しかったあ。「あの格好をもう一度して欲しいな。記念写真を撮りたいんです」と業務終了後にお願いしましたが、「いやですヨ、次の撮影に行かねばなりませんもの」と体よく断られてしまいました。残念!

そしてヘアメイクさん。カットカットの合間に、サッと動いて自分の髪から櫛をとってモデルさんの髪型を直します。そして何気なくまた櫛を自分の頭に。メイクさん自身がモデルさんに負けないくらいチャーミングな方だったので、その刺した櫛姿がなんともイケてました。こっそり写真を撮りましたので、ご参照ください。ねっ、カッコいいでしょ?

2008.11.10 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp

STORY誌でのお節スタイリング…by [Team-F1]_Vol.190

2008年11月10日 | Weblog
「ファッションページの撮影なんです。設定として、お正月に夫の実家に顔出ししたお嫁さんとお姑さんが会話をしているが、その2人の間にはお節料理がある…というシーンなので、そのお節料理を準備していただけませんか」とのご依頼。つまり普段のお仕事とは違って、料理はあくまでも添え物、画面上の脇役、小さくしか写らない、ピントも合わないかもという内容(苦笑)。

ご担当者の「どこに電話しても、この時期はまだお節の材料が揃わないと断られてしまって」との困った様子が電話の向こうから窺えたので、「ヨッシャ、お任せください!」とお引き受けました。

実際につくる分以外にどうしても入手できない或いは時間がない理由で、お節を販売する会社に連絡して広告用の撮影が終わって保存していたお節料理のパーツを探してゲット。TVシッピングの通販会社・新宿のOB社様、ご協力のほど本当にありがとうございました。

撮影場所は台東区の根津スタジオ。このスタジオは戦前に建てられ、戦火を免れた一般家屋をスタジオとして使用していて、映画の“花火”とか、NHKの朝ドラ“ちゅらさん”でも使われたとか。窓枠も今風のアルミサッシではなく、木枠のままだしトイレもトイレというより“便所”とか“ごふじょ”という呼び方が適しているような懐かしい造りです。だって昔はどの家庭でも当たり前だった、男性用と大用がちゃんと別れているんですよ。他にも庭には手水鉢があったり、お稲荷さんの社があったり、勝手口があったりと探索を楽しめるスタジオでした。

10時に入り、カシャカシャカシャと自然光のまま撮り、12時には終わるという慌ただしさ。いつもの料理が主役の撮影と違い、とても新鮮な時間を過ごしました。

2008.11.10 UT

“フードスタイリスト・フードコーディネーター派遣”
<Food Styling Team-F1>
URL:http://www.fst-f1.jp/
問合せ:info@fst-f1.jp