フードスタイリスト[team_F1]

フードスタイリストとしての「業務つれづれ日記」、そして周辺の関係者や出来事について…。

たまには中華街でランチを_Vol.042

2005年07月06日 | Weblog

 女性の方からメールと電話があり「カメラマンの主人が今度、有名な中華飯店の菓子の撮影をしますので、ぜひご協力いただきたい」とのご依頼。なぜ、ご主人自らメールされないのだろうと思っていたら、大した理由はなく単にメールが苦手というだけのことでした(笑)。逆に奥様はご自分で宣伝用ホームページを作成し、そこで作品を発表していたりとなかなかweb関係には、お強いご様子。ビデオデッキや車などの機械系は男性が強かったけど、インターネットは女性にとって使いようによっては強い味方になるので案外、男性よりも自分のものとしているのかもしれませんね。・・・とは言え、うちのカミさんを見る限りこの理論は正しくありませんです。

 撮影に行って驚いたのが中華菓子の種類の多さ。中華料理って子供の頃から食べているのに、その菓子についてはそんなに知識がなかったんです。中華のフルコースの食事をする機会があっても、最後の方で饅頭が出るくらいでしょうか。また精算をする時にショーケースの中にある月餅を見た記憶がある程度。それが種類がとても多いんですよ中華菓子って。月餅だけでも10数種類あるんです。ね、ビックリでしょ?

 その飯店の担当部長さんとは、撮影が終わった後も何度かメール交換をさせていただきました。そして、ド~ンと通販用の焼売や餃子や点心が段ボールで送られてきたのには、感謝感激雨あられ…表現が古すぎますか(爆笑)。それが、まあ美味しいのなんのって!もう感謝感激雨…あっ、これはもういいですね。

 お返しというわけではありませんが、数週間後に細君を伴って、中華街にあるその本店でランチを楽しませていただきました。横浜に住んでいた大学時代、裏通りの粥専門店などを探しては食べる機会も多かった中華街ですが、ここ数年ご無沙汰だったんです。皆さんもたまには街の雰囲気も併せて、中華街で食事を楽しんでみませんか。UT

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量販店で流すCF撮影_Vol.041

2005年07月06日 | Weblog

 大手食品メーカーと四国のJAが組んで量販店で流す中華レトルト食品のコマーシャルフィルム撮影。あ~、センテンスが長いなあ(笑)。責任者のUTさんが「みんなも担当した業務はブログを書くんだぞ」と言うので、しぶしぶ筆(マウス操作?)をとってますが正直、小学校から作文は苦手な私。まあ、UTさんが適当にリライトしてくれるでしょうから、思いついたまま書くか…てなところです(苦笑)。いい加減で、すみません。

 ムービーだからと言って特別に難しいことはないので、自分が担当する食器や小道具の用意だけをしていたら、前夜になって代理店の方から電話が。「明日の撮影は“炎”が大事だという連絡が入ってきたのですが、大丈夫ですよね?」。えっえっえっ、“炎?確か指定された曙橋のあのスタジオは都市ガス器具ではなく、IH機器だったはず。とても炎なんか出せません。さあそこから大車輪のごとく全スタッフに「とにかく炎が出せる器具を明朝までに探して!」と指示を出します。イベント用に貸し出しているバーベキューコンロを当たるも、あぁ、もうレンタルショップは閉店していて電話が繋がりません。今日の明日ではスタジオをチェンジするにも無理があるし…。とりあえずUTさんのキャンプ用ツーバーナーを持っていこうか…と諦めていた矢先。、頭に浮かんだのが陶芸家の先生。この方とは毎月、作品が焼き上がるとそれに見合ったメニューを考案して調理・スタイリングするというお仕事をさせていただいてます。「そうだ、あの先生ならプロパンガス式のコンロを持っていたはず」と思い出し、電話で貸していただくことを交渉。ふたつ返事で快く「いいとも!」の返事をいただき、早朝にお伺いしてお借りすることができました。

 たまたま[Team-F1]がよく利用しているスタジオということで、設備を知っていたので今回は難を逃れることができましたが、代理店の担当者の方はもう少し仕事について情報を詳しく調べておいて欲しいと思ったものです。クライアントやプロデューサーが何を求めているのかをきちんとヒアリングしていれば、事前にロケハンをしていれば防げたことです。それにしても、今回は日頃の人と人との繋がり、人的ネットワークの大事さをあらためて認識させられました。追伸)「UTさん、ツーバーナーは新品でいいんですけど、ボンベが特殊だったので使えませんでした。次回のためにボンベの用意もよろしくお願いしま~す」TF

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とてもチャーミングな西村知美さんでした_Vol.040

2005年07月05日 | Weblog

 飲料メーカーがスポンサーのwebサイト用の撮影。そこに出演されるのがタレントの西村知美さん。私見ですがデビューの頃から「可愛い女性だなあ。芸能界の中において純に清楚な気がする」な~んて、実は隠れファンだったのです(笑)。結婚されてお子さんも生まれたと聞いていますが、本当に綺麗ですね。彼女がカメラの前に立つとスタジオ中がパッと明るく輝きます(決してオーバーではありません)。参考:http://www.alkali.jp/life/nishimura/cook/01_01.html

 メニュー案を担当するのは自由が丘にある魚菜学園の木内先生。この方がまた女優やタレントさんに負けず劣らず美しいんです。美人でしかもスタイルも抜群、料理の腕はもちろん超プロというこの方のご主人は、きっと世界一に幸せなんだろうなと思っていたら、なんとナントなんと独身だというではないですか!ほんとに世の中の男性の目はどこを向いているんでしょうね。

 [Team-F1]マネージャー役の私は当然、撮影時に仕事はナシ。当日の渋谷のスタジオは狭いため「働かざる者は出て行け」てな雰囲気があり、しぶしぶ喫茶店に退却しそこでシコシコとパソコンでお仕事。西村知美さんと会話をするのを楽しみにしていただけに、心残りな1日でした。UT

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深夜から夜明けにかけて映画撮影をする理由_Vol.039

2005年07月05日 | Weblog

 ムービー、映画のお仕事です。全国から募集した脚本の中から、優秀な4作品をショートフィルムとして映画化する[ショートフィルム・スタジアム 2004 ( http://www.sfs.jp/ )]というフェスティバル企画。

 [Team-F1]が担当したのは、京都大学在学中の若手監督・佐藤孝昌氏の作品“ミナゾコ”です。これは死刑囚(嶋田達樹)が最後の晩餐に、食事の相手(阿井莉紗)を選び、一緒に会食をしていくうちに・・・。全編の90%が食事のシーンということで、「ここはクォリティを大事にしたいので、プロのフードスタイリストを」と監督がプロデューサーに強く要求したと聞いています。佐藤監督はとても頭のいい熱血漢の好青年という印象でした。ちょうど「将来は映画監督になるんだ!」と言う知り合いの高校2年の男子が、[Team-F1]が映画づくりに参加すると聞きつけ「お願いします、なんでも手伝いますから現場に連れて言ってください」と熱~く懇願するので、やむなくアシスタントの手足として随行させました(笑)。折しも期末試験の真っ最中。「電車のある内に」と言うお父さんとの約束もあるので、22時くらいに帰そうとすると、堀越学園に通う同じ歳の阿井莉紗ちゃんに「あら、私だって試験中なのに、君だけ帰るわけ?」と突っ込まれ、困ってしまっている顔が可笑しかったですね。

 仕込みがあるので夕方からスタジオに詰めますが、実際に撮影が始まるのは22時頃から。そしてカメラは延々と夜明けまで続きます。最初「なんでこんな時間に撮るんだろう?脚本を読んでも深夜である理由は特にないのに」と訝しく思ったのですが、聞いて納得。スタジオの外にある庭が撮影場所なのですが、都心であるため昼間はパトカーや救急車のサイレンが響くし、夕方から夜間そして夜明けからはカラスが鳴きわめくので撮影できないと言う理由でした。カラスってゴミ問題以外にも迷惑をかけているんですねえ(笑)。UT

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大物産展_Vol.038

2005年07月05日 | Weblog

 デパートの売り上げに大きく貢献する物産展。横浜の某デパートの印刷物を請け負っている、大手印刷会社から依頼があり、担当させていただきました。これまではファッション系のスタイリストさんが、ついでに料理の方も任されていたそうですが、さすがに売上を左右する催し物なので、デパート側から「ちゃんとしたフードスタイリストを起用して」と要望があったとか。

 撮影場所はデパート上階のスタジオ。前日まで家具やファッションなどを撮影していた名残のある中で、地方から届く物産品を開封しては調理と盛り付け。狭いながらもセットを2台組み、カメラマンの方も2名。シャッターを切る時間より、調理や盛り付けの方が当然、時間がかかるのでスタッフも「お待たせしてはいけない」と必死の形相で取りかかっています(笑)。しかし、デパートでの撮影というのは楽なことがあります。「この送られてきたパセリ、ちょっとくだびれていて使えないな」と思っても、地下の食品売り場にいけば新鮮なものを売っているので助かります。スタッフ2名で担当させていただきましたが、本当はもう一人いると全体にスムーズにいくのですけど、スタジオの容量の問題があるので、それは無理なんです。

 物産展の楽しさは東京に居ながらにして、地方の伝統的な名産品やヒット商品に出会えること。「ふ~ん、こんなメニューが当地で爆発的に売れているのか…わぉ、こんな意外な組合せしている!」という発見がたまりません。初回の働きを評価してもらえたのか毎回、各地の物産展の依頼をいただいてます。次回の北の幸との出会いが待ち遠しい私です(笑)。UT

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バーチャルレストランのメニュー撮影_Vol.037

2005年07月05日 | Weblog

 某NTT関連会社から「え~っ、とですね、なんとも表現しにくいのですが…」と、いきなり説明が難しいんだという電話(笑)。メールでも電話でもわからないならお会いするしかないと、押し迫った年の暮れに訪問しました。

 いや、確かにお話を聞くと理解し難いと言えば難解だし、面白いといえば面白い企画。かいつまんで言うと、パソコンのモニター上に写る物体画像が実寸で表示できる技術が開発されたそう。「その技術を効果的に説明表現するには、誰もが身近に感じている料理が最適かと。そこで架空のファミリーレストランを設定して、同じメニューの大・中・小をつくっていただいて撮影してもらい、モニター上で見せれば一目瞭然」。

 技術に関しては極秘な部分もあるかと思いますので詳細は省きますが、当方が担当したのは架空のファミリーレストランに店名をつけ、肉料理から魚、サラダ、デザート、ドリンクの各メニューを考え個々にネーミング&価格設定。各メニュー毎、実際に大皿・普通皿・小皿用に調理・盛り付けし離れた2台のカメラで撮影。

 いつもは食品メーカーの方や、代理店とか、雑誌社の方などとスタジオでご一緒しているのですが、この日はパソコンを抱えた背広姿の面々。撮すそばから、画面を見ては「ふむふむ」となにやら頷いています。なにか、こういう違う雰囲気も面白いなあと思った一日でした(笑)。ステーキだと120グラム、180グラム、500グラムの3種類を焼きあげて、サイズが異なるだけの似たようなお皿に盛りつけ。ドリンクも大グラスなんて、とても二人では飲みきれないほどのサイズになるんですよ!

 当日は、なんとクリスマス・イブ。恋人達は街に浮かれ出て、お父さんはケーキを買ってはいそいそと帰宅を急ぐ日。よく若いスタッフ達が集まってくれたなあと、あらためて感激したものです。UT

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