2004年 | 韓国映画 |
監 督 | ユ・ハ |
出 演 | クォン・サンウ、ハン・ガイン、イ・ジョンジン、パク・ヒョジュン |
あらすじ | 1978年、軍事政権下の韓国。ブルース・リーに憧れて育った高校2年生のヒョンス(クォン・サンウ)は、ポソンから新興住宅地カンナムに引っ越してくる。バスケットボールの試合で活躍したことをきっかけに、ヒョンスはウシク(イ・ジョンジン)の仲間に迎えられる。 (公式サイトより) |
感 想 | 旧作のレンタルが80円だったので、何を借りようかな~、あ、これはまだ見てなかった、と思って借りて見た。 ブルースリーのようになるのが 僕の夢だった。 ジークンドーは後を振り返らず、 ひたすら前進するのみ。 1978年、ヒョンスはマルチュク通り近くの高校に転校。 確かラブストーリーでも見たけど、韓国の高校の先生は本当に生徒のお尻をバッドで叩いたりするのかな? 怖いな~。 ヒョンスはウンジュ(ハン・ガイン)をバスで見て一目ぼれ。ハン・ガインは鼻が高くて、きれい! バスケうまいな。 いやお前の方がうまいよ。 お前がチクセにやられるとは情けない。 ケンカは嫌だ。 ヒョンスとウシクは親友に。 ヒョンスとウシクは、バスの中で上級生にからかわれてるウンジュを助ける。ヒョンス、ウシク、ウンジュたちがバスから走って逃げるシーンがすごい迫力! ウシクは悪い奴を放っておけない。 ヒョンスは、やっとウンジュに話しかけることが出来た。 バスで見てました。 本当? イヤホンしてたけど 音楽好きですか? ええ。ポップスが好きよ。 雨の日に、ウンジュはヒョンスの傘の中へ。 ヒョンスさんかと思って走ってきたの。 僕のこと すぐに気付いたんだね。 もちろんよ。 一緒に逃げた仲だもの。 でも、なかなか告白できない。 先にウシクに取られてしまった。かわいそう。 ウシクは優等生のウンジュと付き合うのに疲れて。 クソ。お前とは終わりだ。 ヒョンスとウンジュが好きなラジオ番組にハガキを出してやり取りするのがいいなあ。 私のことで悩んでるのを知ってたら、 あんな風に傘を返しませんでした。 いろいろあって、ヒョンスが憎っくきジョンフンを叩きのめすシーンはスカッとしたけど、いくら何でもちょっとやり過ぎ~。エネルギーがあり余ってて暴走してしまうのは日本も韓国も同じなんだなあ。 高卒でなくても大学に行ける。 ブルース・リーは大学出てるのか? |
2006年 | 韓国映画 |
監 督 | アン・パンソク |
出 演 | チャ・スンウォン、チョ・イジン、シム・ヘジン、ソン・ジェホ、ユ・ヘジン |
あらすじ | ぼくの名前はキム・ソノ。1975年10月10日、朝鮮労働党誕生の日に生まれて、今はマンスデ芸術団でホルンを吹いている。祖国解放戦争勝利記念館でガイドをしている恋人のヨナは、聡明で活発で、物事を正面きって言うタイプで、言いたいことをはっきり言えないぼくにはたまらなく魅力的だ。 (公式サイトより) |
感 想 | こういうストーリーはひまわりなどいろいろあると思うけど、やっぱり心を打たれてしまう。 ヨナを演じたチョ・イジンは、ガラスの華でキム・ハヌルをいじめてて、すごく怖かった。(笑) この映画でもやっぱり気の強い役。 それに対して、男の主人公のソノ(チャ・スンウォン)は優柔不断。ヨナになかなかプロポーズ出来なくて、逆にヨナから言われてしまった。(笑) 私と結婚したい? 正面攻撃だな。 こうして向き合ってるからよ。 この映画は、いろいろな人の感想を読むと評価が分かれてる。確かにソノはちょっとひどいところもあったけど、私は仕方なかったと思う。 ソノとその家族は、ヨナをピョンヤンに残して韓国へ脱北することに。 ソノ同志、迎えの人を送ってください。 それまでに両親を説得しておきます。 ご両親には南朝鮮でごあいさつします。 ソノは、詐欺師に全財産をだまし取られてしまい。なかなか迎えを送ることが出来ない。ソノはお金を貯めるために寝る間を惜しんで必死で働く。 ヨナがお嫁に行ったという噂を聞いて、ソノはソウルで知り合ったキョンジュ(シム・ヘジン)と結婚してしまう。でも、ヨナはまだ結婚してなかった。ソノを追って脱北して来た。 ソノとヨナは、定着支援施設で再会。 ずいぶんやつれてしまったね。 私は平気です。 驚いたでしょ。 夢なのか。現実なのか。 まだ信じられない。 私も。 会えたからいいんです。 ソノは「もう結婚してしまった」とは言えなかった。でも、2回目に会った時は打ち明けるべきだったかも。奥さんのキョンジュもかわいそうだよ。 ヨナは、ソノがもう結婚してて家族で食堂をやってるのをテレビで見てしまった。どんなにショックだったことか。 ヨナがソノに石をぶつけるシーンもすごかった。ヨナを演じたチョ・イジンは、韓国アカデミー賞で新人賞を受賞。 人生というのは見知らぬ音符のようです。 ソノには何で「二度とソノ同志を放しません」と言ってたヨナが朝起きたらいなくなってしまったのか分からない。私もはっきりは分からないけど、やっぱりソノのことを許せなかったのかな? ソノの家庭を壊したくなかったのかな? |
2005年 | 韓国映画 |
監 督 | イム・サンス |
出 演 | ハン・ソッキュ、ペク・ユンシク、ソン・ジェホ、キム・ユナ、チョ・ウンジ |
あらすじ | 大統領秘書室は華麗なる晩餐のお膳立てをしていた。大統領の側近である警護室は通常任務中。韓国中央情報部(KCIA)は国家を守るはずだった。1979年10月26日、一発の銃声が世界に響き渡った。 (ちらしより) |
感 想 | これは人間関係とかストーリーが分かりにくかった。公式サイトで予習すればよかった。 朴大統領暗殺のニュースは大きく報道されたので、私もかすかに覚えてる。でも、詳しいことは全然知らなかった。 シリアスなストーリーの中で時々笑わせるシーンが。韓国の文化、歴史などは良く知らないので意味が分からないのもあったけど、おもしろい。グエムルみたいだった。 韓国中央情報部(KCIA)のキム部長(ペク・ユンシク)とチュ課長(ハン・ソッキュ)は、晩餐会で朴大統領の暗殺を計画。そうとは知らない朴大統領は、 まともな民主主義国家がいくつある? 韓国には野党が存在するじゃないか。 晩餐会に呼ばれた女子大生のチョ(チョ・ウンジ)と歌手のシム(キム・ユナ)。ジャウリムのボーカル、キム・ユナが出るのは知ってたけど、まさか『北の宿から』と『悲しい酒』をギターで弾き語りするとはびっくりした! 朴大統領は演歌が好きだったのかな? 公式サイトに載ってた監督のインタビュー。 裁判記録には、女性シンガーが韓国の歌を歌ったとあります。反日感情が強かった当時の韓国で、大統領が日本の演歌を聞いていたというのは、受け入れがたいことでした。しかし私は、パク・チョンヒが戦時中日本軍将校だったことや女性シンガーの経歴からみて、あの夜、大統領が聞いていたのは演歌に違いないと推測しました。 映画の中で時々日本語のせりふがあるのも日本軍の影響かな、と思ったらやっぱりそうだった。 今日決行する。 民主主義のために命を捧げ チュ課長が大統領警護室の人たちとは親しかった。でも、暗殺のためには、…。 チュ課長は全然表情を変えなかったのが逆に見てて辛かった。チャ大統領警護室長とチュ課長は同期だった。 世の中は変わった。 閣下は死んだんだ。 世の中はよくなる。 分からんのか。 民主主義のために? 頑張ってたキム部長。でも、最後に流れたニュース映像を見てると、キム部長は正しかったのか分からなくなった。みんな泣いてた。朴大統領は、韓国の人たちを貧しさから救った。(漢江の奇跡) 民主主義のために? 身内同士で殺しあう辛さ。命令に服従したために理由も分からないまま処刑されてしまった人たち。これで世の中は変わったのかな? |
2006年 | 韓国映画 |
監 督 | キム・ヨンファ |
出 演 | キム・アジュン、チュ・ジンモ、イム・ヒョンシク、イ・ハヌイ、イ・ウォンジョン |
あらすじ | 身長169cmにして体重95kgのダイナマイトボディを持つカンナ(キム・アジュン)。美声を活かし、歌手になることを夢見て音楽業界を目指したものの、たどり着いたのはスター歌手の舞台裏で声をあてるゴーストシンガーの職。 (ちらしより) |
感 想 | 予告編を見てストーリーは何となく分かったけど、キム・アジュンがきれいなので見に行きました。すいません。(汗) 歌うシーンは吹替えしてないそうで、本当にうまい!! 私は洋楽大好きなのでコンサートのシーンはすごいツボだったけど、ちょっとうるさく感じる人もいるかも。 カンナさんはゴーストシンガーで、副業はテレクラ。 なぜテレクラを? ルックスは関係ないから。 パパのためにお金を稼がなきゃ。 美人だけど歌はうまくないアミ。アミのコンサートで実際に歌ってるのは、カンナさん。コンサートで流れてきたのは、ジャネット・ジャクソンのMiss You Much この曲はすごく好き。 アミはすごくきれいで、ダンスもうまい! カンナさんも舞台裏で歌いながら踊ってたら、床が抜けた。(爆) アミとプロデューサーのサンジュン(チュ・ジンモ)は大慌て。(笑) カンナさん、聞こえるか? サンジュンさん、大丈夫です。 カンナさんにとって、サンジュンさんは生きる喜びを与えてくれる人。 カンナさんのパパは入院している。 私はパパと踊り、 パパはママと踊ってる。 サンジュンの誕生パーティーで、カンナさんはサンジュンの本音を聞いてしまった。 あいつは歌の才能はあってもデブでブス。 利用すればいい。 カンナさんは自殺しようとしたら、テレクラの電話がかかって来た。(笑) カンナさんは、全身整形をして生まれ変わった。 アンディ・ラウ、サミー・チェンの痩身男女もすごかったけど、全身整形って。(笑) 本当にこんなに変身出来るの? 本当に 私ですか? カンナさんはあまりのうれしさに泣いてる。太ってた頃には眺めてるだけだったきれいな服を買い、街を歩く。本当にうれしそう。 私はビューティフルガール♪ 男は美人に弱い。(笑) カンナさんは変身し過ぎて、親友のジョンミンも気が付かなかった。(笑) カンナさんが突然いなくなったので、アミはCDを出せなくて困ってる。(笑) サンジュンは、アミのゴーストシンガーを探してる。カンナさんは、名前をジェニーに変えてオーディションを受けた。 何を感じる? この歌から何を感じる? 誰かのために 心を込めて 歌ってるみたい。 君もこう歌え。 君は人の目を気にしすぎだ。 ああ、あれはサンジュンの本音じゃなかったんだ。ジェニーは整形したことを告白しようと思うけど、なかなか言えない。 整形したら女じゃない。 怪物だから。 いろいろあって、いよいよジェニーはコンサートへ。 アミや俺のためじゃなくて、 一度でいいから 自分のために歌え。 あ、オープニングの曲は、ベリンダ・カーライルのHeaven is a place on earth この曲も大好き。 コンサートのシーンがすごく良かった。 カンナさんはジェニーでいるために愛犬も親友も父親も捨ててたけど、これで全て解決! 大丈夫! 大丈夫! |
2006年 | 韓国映画 |
監 督 | イ・ジュンイク |
出 演 | カム・ウソン、チョン・ジニョン、カン・ソンヨン、イ・ジュンギ |
あらすじ | 時は、16世紀初頭。史上最悪の暴君として、今も語り継がれる実在の王、ヨンサングン(チョン・ジニョン)の時代だ。王と愛妾ノクス(カン・ソンヨン)を皮肉った芝居がハニャンの都で大人気を博し、2人を演じた芸人の王チャンセン(カム・ウソン)と美青年コンギル(イ・ジュンギ)は、一躍民衆の星となる。しかし、身分の低い2人は重臣に捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡されてしまう。 (ちらしより) |
感 想 | 予告編を見て何となく避けたけど、劇場で見ればよかった。 チャンセンとコンギルの友情、芸人としての誇りがすごく良かった。 コンギルを演じたイ・ジュンギって本当にきれいで、びっくりした。 韓国では芸人の身分は低くて、生活は大変だった。 行くな。 飯のために体を売るのか。 チャンセンとコンギルはハニャンへ行き、王をネタにする。(大胆な!!) 下ネタの芸がおもしろすぎ~~。 うれしいか。 ああ、うれしい。 何がうれしい? 何となく全部うれしい。 でも、人気が出すぎて重臣に捕まってしまった。(笑) 王様を侮辱した奴は死刑だ。 王が笑えば侮辱じゃない。 王を笑わせてみせる。 もし王様が笑わなかったら その時はお前らの首をはねてやる。 芸人のみんなは緊張して失敗してしまい、王は全然笑ってない。大変だ~と思ったら、 上の口でございます。 って、すごいなあ。こんなことよく思いつくな~。王も笑った。 芸人たちをそばに置き、 気が向いたら楽しもう。 王の愛妾のノクスはおもしろくない。 あいつは本当に男かしら。 女よりきれいだわ。 王の重臣たちも反対。 何ゆえ身分の低い芸人を宮殿に。 チョソン。 父王の法に縛られる余は 本当に王なのか。 チャンセンたちは今度は重臣たちをネタに。その次は、毒を飲まされた王の母親のことを演じる。 この女たちが母上を殺したのです。 赤い色彩が印象的ですごくきれいなんだけど、どんどん残酷になっていく。 どうなってるんだ? 何かするたびに誰かが死ぬ。 怖いよ。 父上。母上が恋しいです。 母上のことは忘れろと言ったはずだ。 一度でいいから母上に…。 馬鹿者。 そんなことで聖君になれるか? 王のやってることはめちゃくちゃだったけど、王も辛かった。 チャンセンたちは宮殿を出て行こうとするけど、 お前は出て行く気がなかった。 そうだろ? ちがうよ。 これは何だ。 体を売るなら 貴族より王の方がいいか? そんなこと言うな。 コンギルは、王に同情してたのかな? チャンセンがコンギルの身代わりになるシーンがすごかった。 最後の綱渡りのシーンも、すごく印象的。 私はもちろん芸人になりたい。 |
2006年 | 韓国映画 |
監 督 | キム・デスン |
出 演 | ユ・ジテ、キム・ジス、オム・ジウォン |
あらすじ | 結婚が間近にせまり幸せな日々を過ごすヒョヌ(ユ・ジテ)とミンジュ(キム・ジス)。「暑いからデパートで待ってて」このヒョヌの一言が人生を一変させる。もしも、そうミンジュに告げなかったら、彼女はデパート崩壊事故に巻き込まれることはなかった…。 (ちらしより) |
感 想 | 紅葉、お寺、海など韓国の風景がすごくきれいな映画。ストーリーは韓国映画らしくて良かった。 キム・ジスって初めて見たと思う。すごくきれい。 ヒョヌがミンジュにいきなりプロポーズするシーンがおもしろい。すごくお似合いで幸せそうだったのに。 ヒョヌは仕事が忙しくて、ミンジュに先にデパートに行って待ってるように言う。ミンジュはあまり行きたくなかった。でも、ヒョヌに「ここにいたら気になるだろ」と言われたので先にデパートに行くことに。 早く来てね。 ミンジュ。またあとで。 韓国で実際にあったデパート崩壊の事故は今でも覚えてる。 ヒョヌは自分のせいでミンジュは亡くなってしまったと思う。 10年後…。ヒョヌは検事になり、大きな事件を担当してたが、上からの指示で捜査はやめさせられ、しばらく休むことに。 ミンジュの父との食事のシーンは見てて辛かった。まだヒョヌは自分を責め続けていた。 お義父さんはミンジュの書いたノート、「ヒョヌとミンジュの新婚旅行」を置いて行った。ヒョヌはそれを読み、ミンジュの考えたプランの通りに旅行する。 この旅の始まりは海。 海に浮かぶ島に砂丘があるの。 ミンジュの書いた文章がすごくきれいだった。公式サイトに載ってて、読める。 ヒョヌは旅の途中で何度もある女性に出会う。誰だろう? もしかして、と思ったらやっぱりそうだった。 ミンジュを知ってる? 知ってるんだね? 君は誰? セジン(オム・ジウォン)も、自分だけ生き残ったことで自分のことを責めてた。でも、ミンジュが望んでたのは新しい道を作っていくこと。 |
2001年 | 韓国映画 |
監 督 | チャン・ジン |
出 演 | シン・ヒョンジュン、チョン・ジェヨン、シン・ハギュン、ウォンビン、チョン・ジニョン、コ・ウンミ |
あらすじ | 冷静なリーダーのサンヨン(シン・ヒョンジュン)、爆発物のエキスパートのジョンウ(シン・ハギュン)、スナイパーのジェヨン(チョン・ジェヨン)、パソコンが得意でサンヨンの弟であるハヨン(ウォンビン)は、「殺し」のプロフェッショナル。 |
感 想 | 殺し屋4人は、そろってニュースを見ている。でも、世界の動きには弱い。それは、美人キャスターのオ・ヨンナンを見るためだから。(笑) ジョンウは、依頼された仕事をなかなか出来なかった。それは、ターゲットの女性に恋してしまったから。2人で踊るシーンがいい。 愛は音楽にのってステップを踏んで訪れる。 ジョンウは、リーダーのサンヨンから怒られる。でも、サンヨンの弟、ハヨンがジョンウをかばう。 僕は生まれて初めて自分を主張した。 ハヨンが真面目に愛について語るシーンがおもしろい。サンヨンは、依頼を断ることにした。エレベーターの中で依頼人を殴ってしまうのがいい。殺し屋だって恋もする。 サンヨンは、オペラ劇場での仕事の準備をしている。厳重な警備の中で仕事をするのは無謀。でも、どうしてもこの仕事をやりたい理由があった。ハムレットが上演されているときに流れる音楽が格調高くて美しい。 サンヨンは、ドラマの『トリック』に出ている阿部寛に似ていると思った。真面目な顔をしてちょっととぼけている。 |
2004年 | 韓国映画 |
監 督 | チャン・ジン |
出 演 | イ・ナヨン、チョン・ジェヨン、チャン・ヨンナム、パク・ソヌ、イム・ハリョン |
あらすじ | 長年付き合ってきた恋人から突然別れを切り出されたうえに、医師から余命3ヶ月と告げられたプロ野球のさえない2軍選手チソン(チョン・ジェヨン)。そんな彼を10年間変わらない想いで見つめ続けるのは、歩いて39歩の距離に住むイヨン(イ・ナヨン)。 (ちらしより) |
感 想 | イ・ナヨンつながりでDVDを借りてきたら、変な映画!! 「韓国のクドカン」だからドタバタコメディだと思ってたのに、何かテンポが変で良く分からない。途中で止めて次の日にもう一度最初から見たら、だんだん慣れてきた。 何が変って、笑いが変! 「ここは笑うとこなのかな?」という感覚はグエムルに似てるような。でも、ずっと見てると慣れてきて笑えるようになってきた。 またしても違った。 いつも愛だと信じても 結局は愛じゃない。 僕は恋を知らない。 初恋も知らない。 何でチソンはここで鼻血が出るの? (ここは笑うところ。実は重要な伏線。(笑)) 2時だ病院へ行こう。 レントゲンは白黒に決まってるよ。(笑) 医者も何か変だな~。 酒を飲んでみよう。 イ・ナヨンは、バーテンダーの制服がすごく似合ってた。 気が付いた? 見える? バーテンダー。 なぜここに? お酒弱いのね。 重いのにどうやって連れてきたんだ。 折りたたんで袋に詰めて来た。 ずっとチソンのことが好きだった、イヨン(ペンネーム 筆の姫さん) 寝相のいいあの人は 私の存在に気付いたかどうか。 本当は話したいことがたくさんあったけど それは喉の奥にぐっと押し込んで 一言だけ言いました。 酒ぐせが悪くないのね。 それがやっと。 どうしたら彼は喜ぶんだろう。 ラジオで自分のことを放送されて、チソンは怒る。 あんた何者だ。 どういうつもりだ。 ふざけるな。 プレゼントしたくて。 携帯電話。 ないでしょ。 イヨンは5つも当選して、すごいなあ。でも、ラジオってあまり葉書を出す人がいないから、結構当たる。私も、5枚出したら1つは当たってた。 イヨンが携帯電話をチソンの家に届けに行ったら、また怒られた。 尾行してない。 私のこと どうして覚えてないの? ここから 39歩で私の家に着く。 60歩から始まって 今では39歩で 行けるんだから。 尾行じゃない。 あなたが指差して教えてくれたのよ。 銀行強盗、泥棒、電信柱が主人公の映画に、おかしな胴上げ…。 何かいろいろ詰め込んでて、わけ分からない、と思ったら、最後に一応つながって、すごいなあ。(笑) あんたの愛はこの程度なの? 私と別れたら別の女と付き合うんでしょ。 私のことを愛してるなら 一緒に死ねるはずよ。 チソンは、この女のせいで愛について難しく考えすぎてた。(笑) 君に聞きたいことがある。 君の名前は? イヨンよ。ハン・イヨン。 かわいいね。 ありがとう。 やっとチソンの初恋が始まった。(笑) チソンは、あのやぶ医者のせいで家を失ったから、イヨンの部屋に住むんでしょうね。 |
2006年 | 韓国映画 |
監 督 | ソン・ヘソン |
出 演 | カン・ドンウォン、イ・ナヨン |
あらすじ | 男は3人を殺した死刑囚ユンス(カン・ドンウォン)、女は3回自殺未遂をした元・歌手ユジョン(イ・ナヨン)。死から逃れられない、出会うはずのなかった二人。人生に絶望し、孤独を抱えた彼らが向き合うこととなった、毎週木曜日10時から13時までの面会時間。 (ちらしより) |
感 想 | この映画のテーマは、「赦すことの難しさ」だと思った。 お母さんに悪態をつく不良娘のユジョンが痛々しい。(ちょっと吹き出してしまったけど) 誰が産んでと頼んだ。 ユジョン。 辛い時は泣けばいいのよ。 ユジョンは、伯母さんとは仲がいいのかな。煙草を吸ってるのを見つかって、高校生みたい。(笑) 怒らないのね。あきらめた? ユジョンは、シスターの伯母さんに頼まれて、死刑囚のユンスに面会に行く。でも、ユンスは二人を拒絶する。 一分、一秒が辛い。 早く死にたいんです。 ユジョンは、ユンスがどんな罪を犯したかを知る。 罪を犯したら罰を受けて当然よ。 ユジョンは、今度は一人でユンスに会いに行く。なぜユンスはユジョンに会いたがってたかを知る。 弟があなたを大好きだった。 最高の歌手だと。 ユジョンとシスターは、ユンスが殺してしまった家政婦のお母さんに会いに行く。 被害者の家族は犯人を殺したいと思うのは当然で、だから死刑も必要だと私は思ってた。でも、高野和明の『13階段』を読んで、死刑は何て残酷なんだろうと思った。 キリスト教を信仰している家政婦のお母さんは、ユンスを赦そうとする。そんなこと、とても出来ないことだと思ってたら、 私が赦してあげるから。 赦せるようになるまで来るから。 何てすごい人だろうと思った。そして、ユンスは初めて罪の重さを知った。 申し訳ありませんでした。 ユンスは、生まれ変わって本当に良かったと思う。もう遅かったけれど。ユンスを演じたカン・ドンウォンは、完璧。 ここからは個人的な感想なので、適当に斜め読みして下さい。 カルマのカリーナ・ラムもすごかったけど、この映画のイ・ナヨンも完璧。 死刑囚に秘密を話すと、それを墓場まで持って行ってくれるという。 ユジョンは、ユンスに秘密を話す。それは今まで誰にも話してなかったことだった。ずっと黙っていたのはどんなに辛かったことか。 あの日から15才よ。 これはすごく分かる。私の両親は離婚してて、それは父親のせい。10年以上前に菊池寛の『父帰る』を読んだら、頭にきた。宮部みゆきの『ブレイブ・ストーリー』の前半は、本当にムカつきながら読んだ。(それだけ宮部さんがうまかった。)それが、去年、加納朋子の「ポトスの樹」(『モノレールねこ』所収)を読んだら何か救われた。「こんなにうまくいかないよ~」と思いつつ。 ユジョンは、あの日からお母さんを恨み続けてた。何でお母さんにあんなひどいことをしてたかが分かったら、ユジョンがますます可哀想になった。恨み続けるのはすごく辛いこと。被害者の家族も、事件の日から時間が止まってしまうものだと、ニュースなどで知った。 お母さん死なないで。 ユジョンは、お母さんを赦せて本当に良かったと思う。 |
1998年 | 韓国映画 | ||||||||
監 督 | イ・ジョンヒャン | ||||||||
出 演 | シム・ウナ、イ・ソンジェ、アン・ソンギ、ソン・ソンミ | ||||||||
あらすじ | チュニ(シム・ウナ)は結婚式のビデオカメラマン。式場で見かける代議士秘書インゴン(アン・ソンギ)に片思いしている。彼女のアパートに兵役休暇中のチョルス(イ・ソンジェ)が入り込んできた。というのもチュニの部屋の元・住人が、このチョルスの恋人タヘ(ソン・ソンミ)だったのだ。 (ビデオのパッケージに書かれていたあらすじより) | ||||||||
感 想 | かんとりーままさんに勧められたのはいつだったっけ? やっと見ました。汗。 これは韓国版のLong Vacationで、シム・ウナとイ・ソンジェの夫婦漫才だ~。シム・ウナがボケてイ・ソンジェが突っ込む。(爆) シム・ウナは、よくこんな女性を演じたなあ。 チョルスは、休暇でタヘの部屋に来たら、大家さんと鉢合わせ。家賃を払う。部屋に入ってもタヘはいない。 まあいいか。 そこへ、チュニが帰って来て。 あなた誰? そっちこそ。 大あくびの子か。 お隣さん、タヘは留守だ。 その人なら越しましたよ。 いつ? 2ヶ月も前です。 新居は? 知りませんよ。 ここは私の部屋です。 Long Vacationだと、瀬名(木村拓哉)の部屋に結婚式をすっぽかされた南(山口智子)が押しかけて同居するから、男女が逆だけど、似てる。ケンカしながら仲良くなっていくのも同じ。(お約束かな?) チョルスは、タヘに会うまでは帰れない。(家賃を払ってしまったから、お金がなくて帰れない。(笑)) 休暇の残りは? たった10日だ。 10日も! チョルスは、タヘと会うことに。チュニも一緒。(笑) ちょっと待って。 早くしろ。約束に遅れちまう。 おい、靴下は履かないのか? 洗濯が面倒。行こう。 って、おい!! こんな女性、いるのかな? (笑) まだ寝てる時間よ。 いつも片想いだろ。 何で? 分かるさ。 男が起きてる時間に寝てる。 もう夫婦漫才の息がぴったり。(笑) 他にも爆笑シーンがいっぱい。 タヘは他の人と結婚するといい、指輪をチョルスに返した。 チュニとチョルスは、車でドライブ。 こっちだ。動物園だよ。 美術館か。 ピカソもダヴィンチも知らないくせに。 知ってるわ。あなたは? 寝てるほうがマシさ。 じゃあ寝て。 俺はこっちへ行く。勝手にしろ。 するわよ。
コップは? 全部割れちゃった。 ずっとラッパ飲み。 歯も磨いてないの。 見逃してしまったけど、のだめカンタービレもこんな感じなのかな? 出てって。 いすわる気? 休暇はいつもここなんだ。 くつろげる。 迷惑よ。 シナリオの追い込みなの。 締め切りまで一週間よ。 チュニとチョルスは、共同でシナリオを書くことに。 そして、よくあるパターンになって。(笑) 私たち無理があるわ。 ハッピーエンドは似合わない。 お前は臆病だ。 傷つくのが怖いから 片想いしかしないんだ。 と言ってるチョルスは、もう恋はこりごりで、なかなか一歩が踏み出せない。 最後にチュニが赤い服を着るのがうまいなあ。 俺の書いたラストさ。 気に入ったか? |
2001年 | 韓国映画 |
監 督 | ハン・ジスン |
出 演 | イ・ソンジュ、コ・ソヨン、ユン・ソジョン、キム・チャンワン |
あらすじ | ソギュン(イ・ソンジュ)とジヌォン(コ・ソヨン)は結婚6年目の夫婦。仕事も家庭も順調な2人にも、たったひとつだけ悩みはあった。それは、いまだに子どもができないこと。 |
感 想 | ジヌォンは、幼い頃に両親を亡くしていて、おばさん(ユン・ソジョン)に育てられた。だから家庭への憧れが強くてどうしても自分の子どもが欲しかった。ソギュンが養子を探そう、と言っても、 他人の子供はいや。 不妊の治療のために病院にも3年通っていた。これで失敗したらもうあきらめようということにして人工授精を試みる。そして見事に妊娠。 ありがとう 耐えてくれて ありがとう 諦めないで それからの2人は本当に幸せそう。赤ちゃんと話す装置を買ってきたり、子供部屋の飾り付けをしたり。どんぐり鉄砲に爆笑! ところが、生まれてくる子供は特殊な病気にかかっていて長くは生きられない、と医者から宣告されてしまう。 ジヌォンを演じたコ・ソヨンが素晴らしかった。あめくみちこさんにちょっと雰囲気が似ている。気が強くて、生まれてくる赤ちゃんに話しかけているときは優しい。日記を書いているシーンもすごくいい。大変な試練に立ち向かって、どんどん強くなっていく。 ソギュンを演じたイ・ソンジュもいい。優しくてちょっと頼りなそうに見えて、肝心なときにはしっかりしている。 命はこんなに大切なもの。 最後に流れる曲、ベスニールセンチャップマンの「Say good night」がすごくいい。 |
2000年 | 韓国映画 |
監 督 | ピョン・ヒョク |
出 演 | シム・ウナ、イ・ジョンジェ、チョ・ジェヒョン、クォン・ミンジュン |
あらすじ | 監督(イ・ジョンジェ)は、愛についての作品を撮ろうと思い、いろいろな人にインタビューを行なってフィルムに収めている。 |
感 想 | 冒頭で映画のスタッフたちが話している。 映画は出だしが重要。 最初の5分がつまらない映画は苦痛だ。 でも、この映画は最初は監督が何を描きたいのかよく分からない。雑誌のMovie Gong Vol.17に載っているレビューによると、実際に一般の人250人から愛についての話を聞き、その中から選ばれたインタビューが使われている。 元ミスコリアだという女優のミンジュンと、その友達で美容師アシスタントのヨンヒ(シム・ウナ)が中心になっていくらしいとは分かったけれど、だんだん眠くなってしまった。 でも、途中で止めなくて良かった! 「1年前のパリ」の話になってから急に面白くなってきた。ヨンヒは嘘を付いていた。 赤いドレスを着た男女が踊っている。女性は白い布を顔に付けている。二人の息はぴったり合っていて美しい。白い布が取れて女性の顔が見える。それはヨンヒだった。監督は、1年前にパリでヨンヒの踊る姿を見ていた。 ミンジュンは言う。 ウソなんて何度も付けばうまくなるものよ。 でも、ヨンヒはうまくウソを付けなかった。美容師の話をしている時のヨンヒはすごく不自然。やっぱり真実が人の心を感動させる。 私達は毎日会ってるの。 眠ってる時も 目覚めてる時も 目を閉じると彼の息づかいを感じるわ。 間にたくさんはさまれている普通の人のインタビューがだんだんおもしろくなっていくのが不思議。 |