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3K新聞の変心劇?

2008-04-18 20:59:12 | おかしな人たち
昨日名古屋高裁がイラクでの自衛隊活動に関して下した判断について、天下の 3K新聞が不思議なことを述べていた。
・【主張】空自派遣違憲判決 平和協力を否定するのか(2008年4月18日 MSN産経ニュース;web魚拓)

今日の主張では、名古屋高裁が違憲判断を下したことをこう批判している。
以下、MSN産経ニュースから問題の部分を引用。
---- 以下引用 ----
(中略)
原告側は上告しない方針で、国側も上告できない。
自衛隊のイラク派遣を違憲とする初の判決は確定する。
この違憲判断は主文と無関係な傍論の中で示された。

 傍論で違憲の疑義を表明することは、憲法訴訟のあり方から逸脱している。

 しかも被告の国側は最高裁への上告を封じられる。
これは三審制に基づき最高裁をもって憲法判断を行う終審裁判所としたわが国の違憲審査制を否定するものと指摘せざるを得ない。
(以下略)
---- 引用以上 ----

違憲かどうかを主文で言わなかったのは、裁判官の判断として問題があったかもしれない。
だとしても、最高裁判所以外の裁判所が違憲かどうかを判断するな、という書き方はどうなのよ?


だが、3K新聞はとどめを刺すように以下の論を展開する。
---- 以下引用 ----
(中略)
憲法9条で禁止されている「武力による威嚇又は武力の行使」は、侵略戦争を対象にしたものと解釈するのが有力だ。
国際平和協力活動を違憲という判断は日本が置かれている国際環境を考えれば、理解に苦しむ。
(以下略)
---- 引用以上 ----

ヲイヲイヲイヲイ(苦笑)。
日本語だとイラクにいる米軍とかを「駐留」と呼んでるんだけど、英語圏だと "Occupation Force" とか言う場合が多いんだよな。
要は、イラクは依然外国の軍隊に治安維持とかの権限を握られてるってこと。
それ以前に、自分の国へ勝手に外国の軍隊が上がりこむこと自体、イラクの人々から見たら侵略なんだよな。
侵略戦争云々という 3Kの論理に立てば、今回名古屋高裁が下した判断が正しいってことになってしまう。
今まで散々イラク侵攻を支持してきた(今も支持してる)3K新聞の論調からすれば、信じられないほどの変わりようだ。
・・・んなわけないか。


それにしても。
昨日も書いたけど、いい加減日本でもイラク侵攻を支持した是非について議論を盛り上げて欲しいところだわ。
時期が遅いかもしれないが・・・。


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