flagburner's blog(仮)

マイナーな話題を扱うことが多いかもしれません。

その在特会、凶暴につき

2009-12-24 19:55:11 | おかしな人たち
巷で噂の『在日特権を許さない市民の会(在特会)』が、京都府知事に申し入れ書を提出したらしいが・・・。
・京都府知事への申し入れ書(全文掲載)(2009年12月24日 zaitokukai.com)

以前から在特会は、数々の超理論や危険な行動でごく一部の好事家達から熱烈な支持を得ている団体。
今年の主な活動としては、今年4月にカルデロン一家の住居近く(本人達は不在)起こした騒動、今年8月の三鷹市で開催されてた『慰安婦展』における騒動、今年11月の朝鮮大学校における騒動、最近だと京都朝鮮学校前での騒動なんてのがある。
それについては以下を参照(手抜き)
・いまさらだけど、在特会デモがサイアクだったので、カルデロン一家問題について少しだけ言っておく。(2009年4月11日 *minx*)
・日本人原理主義下等(6)(2009年8月5日 media debugger(旧館?))
・朝鮮大学校に「犯罪者集団:在特会」(仮称)来襲す。(2009年11月7日 土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。)
・朝鮮学校で「スパイの子」"抗議行動"を告訴へ(2009年12月19日 どろの日記)

この在特会の幹部クラスの危険度は言うまでもないが、メンバーのヤバさもかなりのもの。
この辺は以下を参照(手抜き)



・在特会・懇親会で素材屋・シナ人留学生女性店員が南京大虐殺はあったと反日と憎悪を込め噛み付いた(2009年9月21日 非理法権天)

馬鹿も休み休みやってくれ。


で、そんな在特会の方々が京都府知事に出した申し入れ書では、京都府のウトロ地区(京都府宇治市伊勢田町ウトロ)に住む人達(一応在日朝鮮人というカテゴリに入るらしいが)に「韓国への帰国」を要求していた。
実の所、ウトロ地区の住民に対しては、1999年6月に最高裁で「違法占拠」の判断が下されているのだが・・・。
このウトロ地区の問題は結構複雑なので以下を参照(手抜き)
・(裁判に関する新聞記事の転載)(UTORO_houdou)
・京都ウトロ地区問題:住民たちは追い出されてしまうのか(上)(中)(下) (2009年12月9日 本願成就と如来回向;2007年9月21日分朝鮮日報の転載)

だが、在特会の方々が京都府知事に出した申し入れ書では、こうした事情を一切無視して色々主張を述べていた(申し入れ書だから当然だが)。
以下、2009年12月24日分 zaitokukai.com『京都府への~』から、中盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
当会の調査では、ウトロ地区の在日側代表は「地権者から5億円でウトロ地区の東半分の土地を買い取るので、自治体はその土地を5億円以上で買い取れ」
「買い取った土地に在日韓国人が無償で居住できる公共住宅を建設しろ」
「住宅はサムノリ等の民族音楽を行えるよう防音整備しろ」
「ウトロ在日の苦難の歴史を伝える歴資料館や在日のための福祉施設も建てろ」と厚かましいにも程がある要求を突き付けているという。
すでに同地区内からはウトロ地区整備費用について40億円もの日本国民の税金が投入されるという話が出ており、さらに一部では同地区整備を地元の在日土建企業が請け負うことが決まったなどの情報も流れている。
(以下略)
---- 引用以上 ----

在特会がどうやって調査したのか不思議だが・・・。
意地の悪いことを書くと、在特会の方々はウトロ地区の問題に関する日本政府の怠慢(ウトロ地区を民間企業から買い上げなかったことなど)について「なかったこと」にしたいんだろうか?
ひょっとして、日本政府の怠慢すら「なんで在日韓国人(在特会の表現)を韓国送りにしなかったのか」という方向から非難して「以上!」ってことなのかもしれんが。


だが、在特会の方々が(略)申し入れ書には、壮絶なオチが待ち受けていた。
以下、2009年12月24日分 zaitokukai.com『京都府への~』から、終盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
昨年末からの世界同時不況の真っただ中で、多くの日本国民が爪に火をともすような生活を強いられている現状において、在日側の主張する「強制連行」とすら関係のない自由意思で日本に渡航し、そのまま居付いただけの外国人に巨額の税金を投入して便宜を図るなど絶対に認められない。

この問題は最初に日産車体から土地の権利を買い取った当時のウトロ地区自治会長の土地転がしから始まった騒動であり、すべての責任は在日側にある。
ウトロ地区の在日韓国人たちが、どうしても日本で暮らしていけないというのであれば、彼らの祖国である韓国へ一日も早く帰国できるように支援を行うことこそ真の人道主義といえる。
(以下略)
---- 引用以上 ----






・・・・・・・・・・・・。





国外追放を「人道主義」と言い張るか。
仮にウトロ地区の住民が韓国に「移送(イスラエル政府が使う用語を当てはめてみた)」されたところで、最悪韓国に新たなウトロ地区(隔離と差別が生み出されるという意味で)をつくるだけじゃね~のか?
これじゃ、単にウトロ地区を韓国に移植するだけだべさ。
にもかかわらず「真の人道主義」を唱えるとは、人道問題について取り組んでる方々や世界各地で酷い人権侵害に苦しんでいる人達全てへの侮辱だわ。
つーか、在特会の方々にはそうした人達の目の前で申し入れ書の主張を述べていただきたいものだ。
その後どうなっても責任は負いかねるが。


頭の痛いのは、在特会の方々の主張がある程度の支持を得ていることなんだよな。
さらに厄介なのは、在特会が起こした騒動を「日本だけの現象」と斬り捨てられないことなんだけど・・・。
さしあたっては、在特会の危険性について日本に住む人達がもっと認識する所から始めないと、って所か。

頭が痛い・・・。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (無党派)
2009-12-29 23:26:05
また書き込ませていただきます。

>頭の痛いのは、在特会の方々の主張がある程度の支持を得ていることなんだよな。

この「在特会」にしても「チャンネル桜」にしても、まともでないこと明白なのに、
しかもリアルで評価する声など見かけないのに、ネットでは評判いいようです。
しかし「在特会」は都内の街宣活動で無関係かつ無抵抗の男性に暴行しただけでなく、
京都の朝鮮学校に乗り込んで破壊活動する等、常軌を逸した行為に走ってるようです。
普段の活動でも、公道で「ゴキブリ!」と叫ぶなど、とてもまともではないようです。
「オラ、中国の犬!」「自殺しろ!」などと叫んだNHKのデモを彷彿とさせます。

>国外追放を「人道主義」と言い張るか。

この「在特会」も、ネットで韓国・朝鮮攻撃をし「在日は出て行け」と言ってる人も、
福生や厚木や沖縄のリアルで米兵に同じように「出て行け」などと言わないでしょう。
要は、邪魔者を追い出すことが彼らにとって「真の人道主義」なのでしょう。
しかし日本では在日米軍による犯罪が多発し、
世界各国でも民族紛争が多発しています。
在日在日、韓国朝鮮などと言っている人は、これらの問題をどう考えているのでしょうか。
返信する
無党派さんへ (flagburner)
2009-12-31 18:10:48
コメントありがとうございます。

>~ネットでは評判いいようです。
リアルで「在特会」の方々を知らないのも一因なのかもしれませんが。
あいにく私は、リアルで「在特会」の方々とお会いした事はありません。
会いたくもありませんが。

>~公道で「ゴキブリ!」と叫ぶなど、とてもまともではないようです。
う~ん。
叫んでる本人達は至って普通に振る舞っている「つもり」なのかもしれませんが(苦笑)。
傍から見たら、「在特会」の方々の言動は『ヤの人』より性質が悪いとも言えます。
「在特会」の場合、生活がかかってないだけに・・・。

>しかし日本では在日米軍による犯罪が多発し、世界各国でも民族紛争が多発しています。
>在日在日、韓国朝鮮などと言っている人は、これらの問題をどう考えているのでしょうか。
正直、まともな答えが返ってくるとは思えませんけどね(謎笑)。
「在特会」の方々は、日本国内のことだけに興味がなさそうですし・・・。
返信する
在日三世のものです (onekorea)
2010-02-19 18:35:46
はじめまして。在日コリアンの大学生です。在特会とその周辺に対して、大きな危惧を感じてます。
在特会が一定の支持を得ている現状と会員数の増大の早さは異常だと思います。
その上で、二ヶ月かけて彼らに対抗するべくインターネット上でやれそうな草の根運動を提案してみました。お読みいただけるとうれしいです。

宣伝じみた、コメントで申し訳ございませんが以下、コピペさせてください。

12月4日、「在日特権を許さない市民の会」および「主権回復を目指す会」が京都朝鮮第一初級学校で、抗議と称し行ったことは差別と趣味性に基づく行為でした。

私は、その現場を彼ら(在特会および、その周辺)が大好きな、インターネットを介して見る事になりました。

その中で、なによりも、彼らが快楽性に基づき楽しんで行動してることを腹立たしく思ってます。

在特会の会員は8000人に及びます。また、彼らの母体といえるウェブ上の差別的風潮は、どんどん加速してます。

私は、これにものすごい危惧を感じ、2ヶ月のときをかけて、一つの「読み物」をブログ上に仕立て上げました。

それは、彼らの生まれた背景、現状、そして彼らへの対抗策を書いたものです。

この中で私が提案するのは「ウェブ草の根運動」です。

キャッチフレーズは

「一つのリンクが一つの差別を無くす(仮)」

差別を許せない全ての人に読んでもらいたいです。


気合が入りすぎたため総字数30,000字と長いです。

すべて読まないと頭の中でつながらないものがあると思われますが、「こんな長いもの読む暇無い」と思う方はせめて「―ウェブマイノリティの戦い方」と太字でなってる以降の、対策部分からお読みいただけるとうれしいです。


ブログ名:とある在日コリアン大学生の自発的半強制勉強空間

URL:http://d.hatena.ne.jp/onekorea/

記事名:ファッションレイシズムとウェブマイノリティの戦い方


注意事項:
1.当ブログはコメントに際してのルールを作っています。詳しくは「はじめまして―当ブログの趣旨とルール」(カテゴリ:初めてお越しの方に内)を参照してください。

2.この記事は総字数30,000字以上となってます。暇な時間に読んでください。
返信する
onekorea さんへ (flagburner)
2010-02-20 20:30:25
コメント&記事の紹介ありがとうございます。
(記事はのんびりと読ませていただきます・・・)

>在特会が一定の支持を得ている現状と会員数の増大の早さは異常だと思います。
そうですね(苦笑)。
会員を増やす方法について、Sea Shepherd が学んでも不思議でないくらいですね。

>彼らが快楽性に基づき楽しんで行動してることを腹立たしく思ってます。
そこなんですよね。
実際に在特会のデモを見た人は、それを感じ取ってるギャラリーの発言なんてのも記してるんですよね。
1月24日の新宿ヘイトデモに抗議するデモを見に行ったのでレポ(2010年1月24日 dj19の日記)
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20100210

その意味では、在特会みたいな方々に対抗するには、相当な精神力が要ると思います。
なんせ、どんな反対意見を言っても楽しく(?)活動を続けるわけですから・・・。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。