●セーラーの旗艦モデルであるキングプロフィット。
エボナイト製です。エボナイトはインクの酸に強いなどの長所を持つ一方で、
空気と反応して表面がくすんだり茶色く変色するなどの弱点も持っています。
●このキングプロフィットも特にキャップの表面に艶が無くなって、
くすんでいます。「ハード・ラバー」という別名通り 見た感じは、
プラスチックの仲間の樹脂というよりもゴムっぽい感じ。
ゴムのような弾力は全くないですが。
●でも筆者はそういう変化はそんなに嫌いではありません。
以前にいい感じにヤレたエボナイト製インキ止め式万年筆を目にしてから、
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/AB-1.htm
磨き上げられた艶が無くなることに落胆するよりも、
それを面白がる気分のほうが強くなっています。
■ただし、エボナイトの物性など細かい点は気にしていません。
素材のわずかな違いや、ネジの切削精度など、
見方によっては "わずかな違い" でしかないことは分りにくい。
一般に、そうした気がつきにくい細部を 「売り」 にする商品は、
実は、大方針や基本骨格において
「特徴が薄い」ことを告白しているようなものだと思っています。
マニアが唸るスペシャルなモノとは、V12気筒500馬力で最高速度300km/h
とか、1億2900万画素だとか、曲線の美しいフェラーリとか、ちょっと見れば
これは圧倒的である、と分りやすいモノではないかなあ、と。
■差異が小さい砂糖の銘柄やトイレットペーパーのブランドを気にする人が
少ないのと同じで、大骨格の特徴が薄くて他との違いが分りにくいために
細かいことを言い始めた商品こそ実はマニア向けでなくコモディティ向き
なのかもしれない、と思っています。
大骨格まで新提案する創造力と、細かい改良を徹底する能力は別のもの。
CG技術が高度だった映画ファイナルファンタジー的と言うか...。
■「お前の Center-G も従来品と大して違わないからコモデティ向きだ」
と言われるかもしれませんが、
一応、大方針から考え直してみようというコンセプトで創ってみたんですよ、
あれでも。
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/Custom/cent-g-02.htm
エボナイト製です。エボナイトはインクの酸に強いなどの長所を持つ一方で、
空気と反応して表面がくすんだり茶色く変色するなどの弱点も持っています。
●このキングプロフィットも特にキャップの表面に艶が無くなって、
くすんでいます。「ハード・ラバー」という別名通り 見た感じは、
プラスチックの仲間の樹脂というよりもゴムっぽい感じ。
ゴムのような弾力は全くないですが。
●でも筆者はそういう変化はそんなに嫌いではありません。
以前にいい感じにヤレたエボナイト製インキ止め式万年筆を目にしてから、
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/AB-1.htm
磨き上げられた艶が無くなることに落胆するよりも、
それを面白がる気分のほうが強くなっています。
■ただし、エボナイトの物性など細かい点は気にしていません。
素材のわずかな違いや、ネジの切削精度など、
見方によっては "わずかな違い" でしかないことは分りにくい。
一般に、そうした気がつきにくい細部を 「売り」 にする商品は、
実は、大方針や基本骨格において
「特徴が薄い」ことを告白しているようなものだと思っています。
マニアが唸るスペシャルなモノとは、V12気筒500馬力で最高速度300km/h
とか、1億2900万画素だとか、曲線の美しいフェラーリとか、ちょっと見れば
これは圧倒的である、と分りやすいモノではないかなあ、と。
■差異が小さい砂糖の銘柄やトイレットペーパーのブランドを気にする人が
少ないのと同じで、大骨格の特徴が薄くて他との違いが分りにくいために
細かいことを言い始めた商品こそ実はマニア向けでなくコモディティ向き
なのかもしれない、と思っています。
大骨格まで新提案する創造力と、細かい改良を徹底する能力は別のもの。
CG技術が高度だった映画ファイナルファンタジー的と言うか...。
■「お前の Center-G も従来品と大して違わないからコモデティ向きだ」
と言われるかもしれませんが、
一応、大方針から考え直してみようというコンセプトで創ってみたんですよ、
あれでも。
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/Custom/cent-g-02.htm