国産定番万年筆 最弱インプレ

実用上十分、ほとんど最強と考える実売1~2万円の国産万年筆をレポート。カスタムパーツ製作も左下BOOKMARKで紹介中。

[ 101 - 試作部品とともに ]

2009年09月30日 | カスタム化
●チタン軸+青焼き+クリアコ-ト塗装焼付!
の万年筆チュ-ンアップ替軸を、この数ヶ月のあいだ色々と試行錯誤しつつ試作しているブツの部品とともに、撮ってみました。
●ツヤツヤとしているけれど、削り出しの微細な跡が残してあり "俺は金属だぜ" と主張しています。

●このサイト↓にも青焼きバレルの写真を追加しなくては・・・
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/Custom/cent-g-00.htm

[ 100 - 竜 頭 ヒ ッ プ ]

2009年09月22日 | カスタム化
●以前に国産万年筆用カスタム替軸の 「 尻軸バランスウェイト 」 のアイデアを練っていた際に、アンティークな腕時計や懐中時計に見られる竜頭
 http://www.chantellejewelers.com/antique_jewelry_restoration.php
のような球形のウェイトをシルバーで製作して取り付けることを検討していました。 パイロット社カスタムのクリップ先端の『 球 』に調和するのではないかと考えたのです。 その替軸企画は尻軸に竜頭?がつくので 『 竜頭ヒップ・バレル 』 と呼んでいました。

●とりあえずまず1個試作しようと考えて、ある市外のシルバーアクセサリ製作者さんに依頼しました。けれども納品された竜頭形シルバーの化粧溝の仕上がり具合に、どうも満足できませんでした。
そこでわが街にある 『 スタジオ・アルジェント 』 さんに試しに依頼してみました。仕上がってきた竜頭形シルバーウェイトは、形といい化粧溝の揃い方といい満足のいくものでした。写真左上がその写真です。軸への取付金具は後で取り付ける構造です。

●結局軸のデザインとのバランスから納得がゆかず、 『 竜頭ヒップバージョン 』 は当面あと回しとなり、現在はときどき自分で使うだけのものとなっています。
そのスタジオ・アルジェントのご主人は、4輪はアルファロメオでしばしば草レースに出場し、2輪はモトグッチでツーリングに出かけるような、モータースポーツ好きの方です。
またそういうご趣味から仲間や口コミの輪が広がり、イタリア車その他、愛車のミニカーをシルバー無垢で製作依頼するお客さまが増えているそうです。
写真はアルファロメオ車のグリルをモチーフにしたリングや、ザガートSZのミニカーなどです。
下記のURLにも、色々載っています。興味のある方はご覧になってください。

**愛車をモチーフに**
http://argento.exblog.jp/9329778/
http://argento.exblog.jp/9869526/


[ 099 - いきつけの田舎万年筆店リフォーム ]

2009年09月21日 | Weblog
●わがまちにある老店主の万年筆店。
80歳を超えてもネクタイを締めジャケットを着て姿勢よく店頭に立つ店主に会いに久しぶりに店へ出かけました。
話をしていると店主が 『 実はね、店のドア周りと外から見て左端のはめ殺しのガラスあたりを、リフォームすることにしたんだ 』 と言いました。
何でも、しばしば県外から、まるで観光地であるかのように万年筆愛好者の方がはるばる来てくださるので、あんまり安っぽい店構えであると落胆させるようで申し訳ない。交通の便が良いとはいえない山陰まで足を伸ばしてよかった、と思ってもらえる店構えにしたいのだそうです。
店主は毎年東京の文具店などへ足を運び、洗練された文具セレクトショップの店構えの写真を撮って帰ったりしているので、そういうファサードやインテリアを知っています。しかし店主と話をするうちに、『 この店には東京からもしばしばお客さまが来るので、そういうお客さまを、東京で見知っているような店構えで迎えても仕方ないのではないか。東京で見た店に憧れは感じるが、ウチは堂々と田舎の店でいいじゃないか。安っぽくは無いけれども、どこか昭和な野暮ったい店構えにしたいね 』 という風に考えていると分かりました。つまり上のイメージ図も店主の希望とは違う。もっと昭和日本なかんじ?

●80歳も半ばに近い店主が、まだまだやる気満々で、店をリフォームする。
軽く感動した私は、おせっかいを焼いて( 建築は全く専門外ですが )、写真のような叩き台イメージ図を作り、『業者さんに見積もりを取る際に使ってください』 と印刷した紙を店主に渡しました。 また、いつか新聞で若い職人さんが頑張っているという紹介記事を目にしたことがある下記の業者さんなども( 面識は無いが ) いいかも知れないですよ、と情報として紹介しました。
http://flat-style.seesaa.net/
いずれ写真をHPの方に掲載して、顛末をご報告します。

●というわけで、年末年始頃に松江の老店主の万年筆店を訪ねると、店名の看板が電飾でビカビカ点滅して光っていると思います( ウソ )。



■■見積もり届き 話まとまる■■
その後業者さんが見積書を持参して来店され、リフォーム内容と見積もり金額について店主も納得し、話がまとまったそうです。竣工時期はまたご報告します。

※創業1918年:松江・中屋万年筆店・勝手連による応援HP↓
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/AA3-09.htm

※ペン先11種類の拡大写真
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/05-topic-news/AB9-06.htm

[ 098 - チタニウム替え軸 @ カフェ ]

2009年09月21日 | カスタム化
●久しぶりにこういう時間がとれました。
紅葉をモチーフにした封筒と、和歌をテーマにした切手を用意して、手紙を書きます。

●私は百人一首をほとんど覚えていませんが、1首、もっとも好きなものだけは覚えています。秋という季節が好きだということもありますが。
『 秋風に たなびく雲の絶え間より もれいずる月のかげのさやけさ 』
という歌です。秋の夜空の、静かに澄みわたった夜空を流れていく細い雲。その隙間から洩れてくる月光のシンとした美しさ。冴え冴えとした夜の空気・・・。

●この歌を思い出すと、風景がかなりリアルに思い描かれます。シンプルで格調が高くて、日本語っていいなあと思います。 さやけさ、という言葉の響きもとても好きです。 実はこの和歌の書を持っていたりします。
この歌を万年筆で書くなら、インクの色はアレがいいでしょう。


※この和歌はまた、なんとなく、FM番組のジェットストリーム "夜の静寂のなんと饒舌なことでしょう" とか、懐かしのクロスオーバーイレブン "今日と明日が出会うとき・・" が始まりそうな感覚にもしてくれます。

[ 097 - 万年筆チタン軸 ]

2009年09月19日 | カスタム化
●カラフルな背景で撮ってみました。

●万年筆がブームになるずっと前から、それを持つ喜びと、それで書く楽しみを自費出版書籍で発信なさっていた先生が、この青焼きチタン軸についてHPで触れてくださいました。

●この軸は、前バージョンの、「後ろにキャップを挿したときの安定に不安があるチタンそのままの色の替軸」 を思い切り良く購入してくださった方への、感謝とけじめとして 「キャップを尻に付ける安定を改善した改良型」 を無料でお送りしたものです。 新旧は多少太さと外形が違っているとはいえ、同じ色2本では芸がないので、チタン生成りの色と青焼き処理の色を並べて楽しんでいただこう、と。

●そのため、山本漆器店へ新規購入の申し込みをくださった方々には、山本漆器店から既に 『 これは販売いたしません 』 というお返事を連絡してもらっておりました。

●さきほど久しぶりに山本漆器店を訪ねて話をしました。どうもコミュニケーション不足というか伝言ゲームのゆきちがいというか、ズレがありました。
今回の青焼きした軸を、山本漆器店から10本だけ販売させていただくことになりました。
もしこういう酔狂に付き合って試してみてやろうか、とお考えの方は、山本漆器店の山本一成専務まで連絡してくださいませ。

Eメールは yakumonuri@nifty.com です。

http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/YHP/y01-naradha.htm

http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/yamamoto/Y-01.htm






[ 096 - チタン焼き色の追加写真-A ]

2009年09月19日 | カスタム化
●暗い室内で撮影してみました。

●研磨した金属に色塗料を塗装すると、中の素材が金属なのか樹脂なのかは一見してもわからなくなりますが、この軸は微細なリング状の切削跡を残して、塗料ではなく焼き色で青くしています。
●青色をしていますが、金属塊からの削り出しであることは、意識的にも無意識的にも、伝わるのではないか、と思っています。

[ 095 - 焼きTi 青と金 ]

2009年09月19日 | カスタム化
●焼き色をつけたチタニウム切削軸になかで、1本だけ金色に焼けたものがあります。青焼き軸と、こがね焼き軸を、並べて撮ってみました。

●金色といってもギラギラはしておらず、どこか古い仏像の渋い光を思わせる寂びたひかりかたです。

●青焼き色バージョンを見ずに こがね焼色バージョンのほうだけを眺めていると、渋い大人に似合いそうな色味だと思えます。

[ 094 - 晴天の日陰で 燻製さば寿司と ]

2009年09月07日 | カスタム化
●前回は曇天の空の、太陽という点光源が見えず、全天がボーっと明るい面光源?で撮った写真でした。
今回は、秋らしくスカッと晴れた空の、日陰で撮った写真です。輪郭のかすかな紫が写りません。もしかして輪郭に紫を見たいと思う私の脳が脚色した幻なので写真には写らないとか? ともかく、この青色に塗料は使われていません。焼き色です。 ぬめるような艶は、最新の設備で施された無色のクリアコート、いわゆる塗料ですが。

●台にしたのは、山陰の美味い土産物のひとつ、五左右衛門寿司のさば寿司のバリエーションの中で一ひねりされている一品 『燻しさば寿司』 のパッケージです。
http://www.komego.co.jp/gozaemon/sushi/sushi_ibushi.php
ある方の家へ招かれたときにこれが出まして。皆で一切れづつ食べたら旨くって、自分の分が一切れしかないのが残念で残念で。この商品にはバージンオリーブオイルとハーブ混じり?のペッパーが添付されています。寿司にオリーブオイル?と思いましたがそれもまた旨かったのです。

●というわけで後日自分の弁当用に『燻しさば寿司』を買っていき存分に食べようと考えたのです。旨かった・・・。でもオリーブオイルをかけた寿司を1本全部食べきるのは途中から結構辛くなりました。
みんなで2~3切れ、1本を3人くらいで分けるのがよさそうです。


補足) 松江の初夏の珍味
http://fish.miracle.ne.jp/mail4dl/01-concept/consept910.htm

[ 093 - 曇天のもとで撮りましたが ]

2009年09月05日 | カスタム化
●『純正の樹脂軸』と、『今回製作したチタン青焼き+クリアコート軸』と、『チタン無垢軸』とを、山陰の曇天のもとで撮ってみました。
写真の撮り方には詳しくありません。全天がボーっと拡散光で優しく明るい曇天ならば、黒くつぶれた陰ができないので、ましな写真が撮れるかもしれないと思ったのです。なんとなく、昼間にカーテンを開けて明るい日差しが差し込んでいるBarみたいな感じ。
もっと素敵に写る撮り方を探してみます。