■セーラー社とパイロット社の、極太の更に上、"特太" のペン先である「ズーム」 と 「コース」。
海外製万年筆のBB( 極太 ) 以上のペン先は平べったいペンポイントをつけていることが多いように思います。イリジウムは白金族の高価な貴金属なので紙に触れない内部の質量は無駄だから削るということなのか、イリジウムにすり付く穂先部分の板厚を薄めに抑えたいということなのか。
一方で、これら日本の2メーカーの特太は、丸々とした巨大なイリジウムをドーンとつけています。
■側面からイリジウムを眺めると、どちらも丸い いなり寿司型に研がれています。良く似ていて大きな違いは無いように見えます。ただしイリジウムにすりつく穂先の板厚は少しズームの方が厚いように思います。
■紙に当たる面に正対して眺めると、コースは少し角を丸めた長方形のようなイリジウムに見えます。 ズームはコースと同様な形状を研ぎだした後にもう1工程を加えて、先端の左右( 左下写真の赤矢印の部分 ) を斜めに面取りしたような形です。ズームとコースの違いと言っていいのか、この2本の個体についてはそうだった、というだけの話なのかはまだ分りませんけれど。
海外製万年筆のBB( 極太 ) 以上のペン先は平べったいペンポイントをつけていることが多いように思います。イリジウムは白金族の高価な貴金属なので紙に触れない内部の質量は無駄だから削るということなのか、イリジウムにすり付く穂先部分の板厚を薄めに抑えたいということなのか。
一方で、これら日本の2メーカーの特太は、丸々とした巨大なイリジウムをドーンとつけています。
■側面からイリジウムを眺めると、どちらも丸い いなり寿司型に研がれています。良く似ていて大きな違いは無いように見えます。ただしイリジウムにすりつく穂先の板厚は少しズームの方が厚いように思います。
■紙に当たる面に正対して眺めると、コースは少し角を丸めた長方形のようなイリジウムに見えます。 ズームはコースと同様な形状を研ぎだした後にもう1工程を加えて、先端の左右( 左下写真の赤矢印の部分 ) を斜めに面取りしたような形です。ズームとコースの違いと言っていいのか、この2本の個体についてはそうだった、というだけの話なのかはまだ分りませんけれど。
万年筆で検索していましたら、こちらのblogを
見つけました。
「国産万年筆だけをレビューする」というコンセプト
が面白いですね。
コースのニブ形状ですが私の持っている742も
掲載されている写真と同じです。
パイロットで調整してもらいましたので、多少の違い
はあるかもしれません。
ズームは所持してないのですが、フルハルターの
サイトでプロフェッショナルギアのズームが掲載
されています。
ご参考まで。
フルハルターのサイトのズームも拝見してきました。
やはり先の両サイドが面取りされているように見えました。
上の写真のコースは私の持ち方でも良く書けますが、
かなり立てて書いたほうがもっと滑らかです。
接地面の広いこうしたニブは、
スケボーで慣れや上手下手があるように、
紙面上のニブを乗りこなすコツみたいなものがある
のでしょうか。私は "M越え" から間が無いので、
まだ乗りこなしが下手な気がします。
こんばんは。
>かなり立てて書いたほうがもっと滑らかです。
失念してました。
パイロットの方がコースは首軸を握って書くように
ペン先を調整していると言ってました。
ですから、同軸中央を握る私の書き方ではペン先を
調整しないとインクが出ないそうです。
>紙面上のニブを乗りこなすコツみたいなものがある
のでしょうか。
金ペン堂で教わった方法が役に立っています。
ポイントはペン先と紙を平行にしながら書く事。
まず、ホール穴とクリップが一直線上になるように
キャップを軸にはめます。
次にホール穴とクリップが机に対して真上に向く
ように持ちます。
そのまま紙にペン先を降ろします。
書く時はペンを捻らないように注意する。
こうするとヌラヌラな書き味が味わえます。
●情報をありがとうございます。
玉さんのコメントに刺激されて、次の019の記事を
UPしました。
>パイロットの方がコースは首軸を握って書くように
>ペン先を調整していると言ってました。
立てて書くのが初心者で、寝かせるほど熟練者という
イメージがありますが、ある方が、
"運筆のハネやハライの際にペン先で紙を押す感じに
なるのを嫌って万年筆を立てて書くことに
チャレンジしているのだ"
というようなことを書いておられたコトを思い出しました。