歌よみもどきの書

歌詠み「もどき」のあかんたれが吐き出す、短歌になりきれない五七五七七の羅列です。

8x4短歌

2016-11-02 | 備忘録

Twitterで #8x4短歌 なるハッシュタグを見つけました。
どうやら制汗剤屋さんがキャンペーンをされているようでした。
私は鍵垢なので抽選対象外なのですが、面白そうなので歌を詠むだけで勝手に参加しました。


が!
普段そんなにどっぷり浸ってるつもりはなくとも5・7・5・7・7に慣れてしまっているようで、4・8・4・8・8思いのほか難しかったです。
満足するようには作れなかったのでTLの波に流して恥の書き捨てにしようとも思ったのですが、ひとつ試したことがあったので恥を忍んで備忘録程度に上げておきます。




山の端
あまりに赤くて
思わず
車を止めたら
きみから着信

口語でしか詠めん!と思ったのが第一印象。
ということは、普段57577のリズムで考えるのってやはり文語のなせる技!?ってことでしょうか。
それなら、なんとか①を文語で・・・と試みたのです。


山の端赤く燃ゆるやう あやしうきみを思へば着信の音す

なんちゅう句またがり。
てか、リズム悪すぎw
なんとか三十一文字で詠めんもんやろか・・・
そや!ネイティブ言語の関西弁で挑戦しよ!


あの山めっちゃ赤うて突っ込むつもりでドリフト あんたに会いたい

おいおい、歌が変わってるやんかいさ!なデキ。
けど、①の世界観を損なわんような短歌には仕上がった(つもり)。
そう「着信」は空耳?空想?なんです。(分かりにくい^^;)
だから、一番わかりやすいのも③ってことですよねー。
なかなか勉強になりました。


お口直しに このハッシュタグの中で一番気に入った歌を引かせていただきます。


ほんとは
降りる駅だけど
まあいい
眠る先輩の
髪はいい匂い
 (佐々木あらら)



あららさん、さすが!(って失礼ですが)
ポエムやぁ*^^*





*11/4(金)追記
朝、お弁当を作りながら、またトライしてました。
(結構しつこい^^;)


唐揚げはそつと寄り添ふゆで玉子 老ひても親とふ母を見るやう



唐揚げ 
ゆで玉子の横 
寄り添う 
調理されても 
親ですから、と



①の三十一文字は自然に文語。
これを8x4に変換しようとしたら
②のブチブチにキレまくった、やはり口語に。

なかなかに難しいかったけど、頭の体操にはなりました。(負け惜しみ)