生活の中でさらにイエス・キリストに目を向ける
トレーシー・Y・ブラウニング
中央初等協会会長会第二顧問
( 途中省略して、最後だけご紹介します。)
そのときに分かったことは,今でもよく理解しています。それは,救い主イエス・キリストは主の聖餐にあずかるために毎週集会所にわたしたちの足を向けさせ,主と聖約を交わせるように主の宮に行くよう促し,主の言葉を学ぶために聖文と預言者の言葉を読むようにと促してくださっているということです。主はわたしたちに,口を開いて証し,手を使って主がなさるように人を励まし,人に仕え,目を使って,主が御覧になるように「現在のことをありのままに……,未来のこともまた,ありのままに」世の中と周りの人を見るようにと導いておられます。そして,すべてのことを主に導いていただくようにするならば,「万物は神がましますことを示している」という証を受けます。なぜなら,日々主を求めるならば,主を見いだすからです。このことをイエス・キリストの聖なる御名により証します。アーメン。
(まだ、長い説教ですが、大幅割愛で、すみません。)
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✱この最後の部分を読んで、日曜日、毎週毎週、教会に通う大切さについて、お伝えしたいと思いました。
(教会出席は、 現在は、コロナ禍のため、Zoomよるオンライン参加と出席と両方になっています。)
もう50年以上前の出来事です。
中学生の時、授業でレッスンの上手な英語の先生が、おられました。
とても良い先生です。
ある時、この先生が交通事故を起こし、現場から逃げてしまいました。
事情は、今となっては、このことしか覚えていません。
ひとつは、この先生は、とても良い先生だったということです。
もうひとつは、ひき逃げの事実が起きたということです。とっさの時の判断を誤ったということです。この結果は、大きな代償を払うことになりました。
しかし、これを除いて、他の点では、良い先生であることは変わりません。
とっさの時、恐怖が先行したのだと思います。まだ、マイカーの少ない時代でした。事故の対処の仕方も分からなかったでしょう。人間的に良い方でも、とっさの時の、なすべきことと反対の行動をとる事があります。
毎週、教会に出席し、イエス・キリストの教えを学ぶと、繰り返し繰り返し学ぶことで、戒めが身についてきます。
例えば、モーセの十戒
出エジプト20:
①
3 あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。
②
4 あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。
5 それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから、わたしを憎むものは、父の罪を子に報いて、三四代に及ぼし、
6 わたしを愛し、わたしの戒を守るものには、恵を施こして、千代に至るであろう。
③
7 あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。主は、み名をみだりに唱えるものを、罰しないでは置かないであろう。
④
8 安息日を覚えて、これを聖とせよ。
9 六日のあいだ働らいてあなたのすべてのわざをせよ。
10 七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。
11 主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主しゅは安息日にを祝福して聖とされた。
⑤
12 あなたの父と母を敬まえ。これは、あなたの神、主が賜わる地で、あなたが長く生きるためである。
⑥
13 あなたは殺してはならない。
⑦
14 あなたは姦淫してはならない。
⑧
15 あなたは盗んではならない。
⑨
16 あなたは隣人について、偽証してはならない。
⑩
17 あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない。
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モーセの十戒を、簡単にまとめると
1.汝は私の他に、何者をも神としてはならない。
2.汝は自分のために刻んだ像を造ってはならない。
3.汝は、汝の神・主の御名をみだりに唱えてはならない。
4.安息日を覚えて、これを聖とせよ。……
5.汝の父母を敬え。
6.汝殺すなかれ。
7.姦淫をしてはならない。
8.汝盗むなかれ。
9.隣人について偽証してはならない。
10.汝の隣人の家をむさぼってはならない。
3.汝は、汝の神・主の御名をみだりに唱えてはならない。
4.安息日を覚えて、これを聖とせよ。……
5.汝の父母を敬え。
6.汝殺すなかれ。
7.姦淫をしてはならない。
8.汝盗むなかれ。
9.隣人について偽証してはならない。
10.汝の隣人の家をむさぼってはならない。
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また、マタイによる福音書には、
22:35そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、
22:36「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。
22:37イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。
22:38これがいちばん大切な、第一のいましめである。
22:39第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
22:40これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。
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毎週毎週、教会に通ってこれらの戒めを学び、体に覚えさせておけば、とっさの時の判断を誤らない訓練ができると思います。
訓練がないと、とっさの時、ありえない行動をとる危険性があります。
英語の先生も、本来は、とても良い先生です。悔い改めたら、イエス・キリストは彼を赦してくださると信じています。この善良な英語の先生の教訓を、今日はお伝えしてみました。
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✱人の中には肉体の力と霊の力が並行して、存在しています。
肉体は、悪しき情と欲が詰まっています。
一方、霊は神聖なもので、神の国を継ぐ聖さを持っています。
人の中には、このように善と悪が併存しています。
聖句には、このように述べられています。
ガラテア5章
13 兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい。
14 律法の全体は、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」というこの一句に尽きるからである。
15 気をつけるがよい。もし互にかみ合い、食い合っているなら、あなたがたは互に滅ぼされてしまうだろう。
16 わたしは命じる、御霊によって歩きなさい。そうすれば、決して肉の欲を満たすことはない。
17 なぜなら、肉の欲するところは御霊に反し、また御霊の欲するところは肉に反するからである。こうして、二つのものは互に相さからい、その結果、あなたがたは自分でしようと思うことを、することができないようになる。
18 もしあなたがたが御霊に導かれるなら、律法の下にはいない。
19 肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、
20 偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、
21 ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。
22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、
23 柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。
24 キリスト・イエスに属する者は、自分の肉を、その情と欲と共に十字架につけてしまったのである。
25 もしわたしたちが御霊によって生きるのなら、また御霊によって進もうではないか。
26 互にいどみ合い、互にねたみ合って、虚栄に生きてはならない。
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✱本日は、お読みいただいて、ありがとうございます。
良い安息日を、お祈りします。