イエス・キリストの福音をご紹介します。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「その日わたしは わが霊をはしために注ぐ」

2021-12-01 21:30:36 | 日記
「その日わたしは
わが霊をはしために注ぐ」

中央扶助協会会長
ジュリー・B・ベック

を受けるにふさわしくなり,御霊を受け,御霊に従って生活し
ているとき,自分が成功していることが分かります。

この 1 年,わたしは多くの国で何千
人もの姉妹たちに会ってきました。姉妹たちが抱える問題は多く,深刻です。家庭内の悩みもあれば経済的な試練,災難,事故,病気もあります。

心を乱すものが多く,平安や喜びは十分ではありません。よくメディアが流しているメッセージとは裏腹に,人生の荒波を避けるに足る財力や美びぼう,頭脳を持ち合わせている人などいないのです。

姉妹たちが投げかける質問は深刻で核心を突くものです。将来に対する不安や,期待どおりに物事が進まなかったときの悲しみ,決めかねていること,自分の価値に疑問を感じた経験について話してくれます。正しいことをしたいという心からの意欲も見られます。

わたしの中には,神の娘は貴い存在であるという力強い証あかしが育っています。これは姉妹たちのおかげです。姉妹たちと話していて,今ほど信仰と個人の義を増し加える必要に迫られている時代はかつてなかったと感じてきました。今ほど強く結ばれた家族,堅固な家庭が必要とされる時代はありません。今ほど,援助を必要としている人のためにできることがあふれている時代はありません。信仰を増し加え,家族を強め,人に慰めを与えるにはどうしたらよいのでしょうか。

どうすれば今こんにちの女性は自分が抱える疑問の答えを見いだし,想像を絶する悪や困難を前に
ぜんとして冷静でいられるのでしょうか。

個人の啓示

善良な女性は,気にかけている人全員に手を差し伸べ,行いたいと痛切に感じる善行をすべて実行するだけの時間も元気も機会も持ち合わせてはいないことを承知しているものです。たいていの女性にとって生きることは生易しいことではなく,日々達成すべきことが無数にあって,しかもそのほとんどが重要なことです。

女性は責任から解放されて自分の時間を持つ権利があり,もっと楽で自立した生き方をするべきであるという魅力的で人を惑わす声があちこちから聞こえてきますが,善良な女性はそのような言葉と常に闘わなければなりません。しかし,個人の啓示を受ければ,物事に正しい優先順位
を付け,自信をもって人生を歩むことができます。

個人の啓示を受けるにふさわしくなり,啓示を受けてそれに従うという能力は,この人生で身に付けられる技術の中で最も大切なものです。主の御霊を受けるにふさわしくなるには,まず,御霊を受けたいという望みを持つことから始まり,ある程
度のふさわしさが必要になります。戒めを守り,悔い改め,バプテスマのときに交わした約束を新たにすることによって,いつも御子の御霊を受けるという祝福を得ることができます。

神殿の聖約を交わし,それを守ることによっても,霊的な強さと力が女性の生活に増し加えられます。

聖文を読むことによって難しい疑問の答えがたくさん見つかります。なぜなら,聖文は啓示を促すものだからです。

聖文から得る理解力は時とともに蓄積しますから,毎日幾らか時間を割いて聖文を研究することは大切なのです。日々の祈りも,主の御霊を受けるために欠かせません。

祈りと聖文研究を通して熱心に助けを求める人の中には,そばに紙と鉛筆を置いておいて,疑問点を書き出し,受けた印象や浮かんだ考えを書き留めている人がよくいます。

啓示は,正しいことをしているときに時々刻々与えられるものです。女性はキリストがなさったように養い育てていて助けが必要なときに,力と平安が注がれて,何をすればよいか分かることがあります。

例えば母親は,疲れていて,子供たちが注目を引こうと騒ぎ立てているときでも,御霊の助けを感じられます。しかし,子供に怒りを爆発させてしまうと,御霊から遠ざかってしまいます。ふさわしい状態であれば,わたしたちは導きを受けることができるのです。心を乱さないようにするには意識的な努力が必要ですが,啓示の霊を受けていれば相反する力に打ち勝ち,うまくいかない日が続いても,生活に欠かせない決まり切った作業を繰り返す中でも,信
仰を貫くことができるのです。個人の啓示があれば,信仰と個人の義を増し加え,家族と家庭を強め,助けを必要としている人を見つけるために,日々何をしたらよいかが分かるようになります。個人の啓示は常に新たな力を与えてくれますから,試練の中でもふんだんに助けを受けることができるのです。

わたしたちは,「公正に行動し,へりくだって歩み,義にかなって裁くように」導く御霊に頼るよう言われています。

また,御霊はわたしたちの思いを照らし,霊に喜びを満たし,なすべきことをすべて教えるとも言われています。

約束された個人の啓示は,それがわたしたちに注がれると信頼しながら,願い求め,備え,信仰をもっ
て前進しているときに与えられます。

扶助協会 ―教え,霊感と力を与える場

さらに,主はその知恵によって,この末日に生きる娘たちを助けるために扶助協会を与えてくださいました。霊感された方法で扶助協会がその役割を果たすならば,女性は乱れた世の中から引き上げられて永遠の命という祝福に備える生き方ができるようになります。この組織の中枢には,姉妹たちの信仰と個人の義を増し加えて家族と家庭を強め,援助が必要な人を探し出して助けるという責任があります。扶助協会を通して,姉妹たちは疑問に対する答えを得,すべての姉妹の一つになった霊
的な力から祝福を受けるのです。扶助協会は,神の娘の真実で永続する特質を確かなものとします。それは聖なる務めであり,導きの光であり,強く確固とした者となるよう神の娘たちを教え,励ますよう心を
配るシステムです。扶助協会の掲げる「愛はいつまでも絶えることがない」というモットーは,すべての善良な女性の中に生きています。

少女が成長して扶助協会に入ったり,女性がバプテスマを受けて教会に入ったりすると,姉妹の輪の中に入り,強められ,永遠の命を受ける備えをします。扶助協会に入るということは,女性が教会の中で大きく貢献することを期待され,信頼され
ることを意味します。そして,人前で功績をたたえられることがなくても個人として成長し続けるのです。

第 2 代中央扶助協会会長エライザ・R・スノーは,姉妹たちに次のように語りました。「わたしたちは行いにおいて立派な女性になりたいと思っています。世の中の人が女性という言葉から連想するような女性ではなく, 神と聖なる御子とともに働く
にふさわしい者になりたいのです。善いことを行うだけでなく,自分自身を磨くことによって,組織的に助け合うことができます。

そして,進み出てこの偉大な業の遂行を助けようとする人の数にかかわらず,神の王国の中で栄えある地位を占めるのです。……

女性は女性でなければならず,常に褒めたりしかったりしなければならない赤ん坊であってはなりません。

認められたいという気持ちがあることは分かりますが,当然と思われる評価を受けられなかったとしても,それが何だというのでしょう。わた
したちは主から大いなる責任を課せられていることを知っています。主がわたしたちの心に植え付けてくださる義にかなった望みや願いの中で,実現しないものはないのです。

そして,自分たちのため,お互いのためにできることで最も大切なのは,こうした責任にふさわしい者となるために,人を高める好ましいすべての事柄において自分を磨き,高めることです。」

成功の尺度

善良な女性は常に,自分が成功しているかどうか知りたいと願うものですが,成功の尺度がゆがめられがちな世の中にあって適切な尺度で認められ,支持されることが大切です。『わたしの福音を宣の伝えなさい』にあるリストを分かりやすく
言い換えると,キリストの特質をはぐくみ,主の福音に厳密に従おうと努めているとき,わたしたちは成功していることになります。

自分を高め,最善を尽くしているとき,わたしたちは成功しているのです。信仰と個人の義を増し加えているとき,家族と家庭を強固なものにしているとき,援助が必要な人を探し出して助けているとき,わたしたちは成功しています。御霊を受ける
にふさわしくなり,御霊を受け,御霊に従って生活しているとき,自分が成功していることが分かります。

最善を尽くしていてもなお落胆を経験することはありますが,自分に落胆してはなりません。御霊があなたを通して働いていると感じるとき,
主はあなたを喜んでおられると確信できます。

成功を正しい尺度で測る人は,平
安と喜び,希望を得られます。
ヨエル書にある啓示には,終わりの日には,神の娘たちは預言をし,主はその御霊をはしために注ぐという宣言が書かれています。

スペンサー・W・キンボール大管長は,この預言を繰り返して,次のように語っています。「終わりの時に教会に大きな発展がもたらされようとしていますが,その多くは,世界中にいる善良な女性たち(彼女たちは多くの場合優れた霊性を備えています)が大勢教会に引き寄せられる
ことが理由となって起きるでしょう。これがどの程度の規模になるかは,教会の女性たちがどの程度まで義を反映した生活を送り,自分をしっかりと表現できるか,また,どの程度まで世の中の女性と良い意味で区別され,異なって見られるかに
よって決まるでしょう。……このように,教会の女性の模範は,終わりの時における教会の数のうえでの発展と霊的な成長の両方において,大きな力となるでしょう。

イエス・ キリストの福音が真実であることを証します。シオンの家庭を堅固なものとし,地上に主の王国を築くために,神の娘たちが自分の役割を果たしてくれるよう,主は期待しておられます。姉妹たちが個人の啓示を求め,それを受けるにふさわ
しくあるなら,主はその御霊をこの末の日に主のはしために注いでくださるでしょう。イエス・キリストの御みによって,アーメン。■

----------

本日もお読みいただいてありがとうございます。

このお話は、末日聖徒イエス・キリスト教会2010年4月の総大会から、ご紹介しました。再掲です。

赤字青字は追加しています。

ーーーーーーーーーー

ヨエル 2:28 - 29
28 そののちわたしはわがれいをすべてのにくなるものそそぐ。あなたがたのむすこ、むすめ預言よげんをし、あなたがたの老人ろうじんたちはゆめ、あなたがたの若者わかものたちはまぼろしる。
28 ¶ And it shall come to pass afterward, that I will pour out my spirit upon all flesh; and your sons and your daughters shall prophesy, your old men shall dream dreams, your young men shall see visions:
29 そのわたしはまたわがれいをしもべ、はしためにそそぐ。
29 And also upon the servants and upon the handmaids in those days will I pour out my spirit.
----------
個人の啓示を受けるにふさわしくなり,啓示を受けてそれに従うという能力は,この人生で身に付けられる技術の中で最も大切なものです。
ーーーーーーーーーー
The ability to qualify for, receive, and act on personal revelation is the single most important skill that can be acquired in this life.
ーーーーーーーーーー
讓自己能夠配稱獲得個人啟示,並根據啟示採取行動,是今生所能獲得的最重要能力。
ーーーーーーーーーー
良い1日をお祈りします。

扶助協会の目的を達成する

2021-12-01 05:08:40 | 日記
扶助協会の目的を達成する
ジュリー・B・ベック
中央扶助協会会長
扶助協会は,主の娘たちを組織し,教え,鼓舞して,永遠の命の祝福を得させるために,主によって設立されました。
愛する姉妹の皆さん,皆さんの前に立つわたしは何とすばらしい光景を目にしていることでしょう。皆さんとともに集えることに心から感謝しています。皆さんに深い愛と感謝の念を抱いています。

中央扶助協会会長会として,この1年間,世界各地の皆さんを訪問する機会にあずかりました。ドイツ,デンマーク,オーストラリア,ガーナで皆さんとともに話し合い,シンガポール,香港ほんこん,インド,スリランカで皆さんとともに祈り,ブラジル,チリ,プエルトリコ,カナダ,アメリカ合衆国で皆さんとともに高められ,教化されました。

皆さんが,救い主のように「よい働きをしながら……巡回」していることを知り,喜びを覚えています。実にすばらしい働きです。しかし,なすべき業はさらにあると伝えるべきだと感じています。わたしたちは,地上に神の王国を築き上げる神権者を助ける方法について主の霊感を求めてきました。今は,これまでになかったほど,扶助協会の目的を成就すべき時です。さらに前進し,主が望んでおられることを達成するために,わたしたちは扶助協会の目的をはっきりと理解する必要があります。

最初に,扶助協会の歴史を振り返り,扶助協会が設立された理由を説明しましょう。次に,扶助協会のすべての姉妹が共有している3つの責任についてお話しします。そして最後に,神から託されているこの責任を,個人または組織でどのように果たすよう主が望んでおられるかを説明します。
Ⅰ.扶助協会が設立された理由
教会の中になぜ女性の組織があるのかを理解するには,イエス・キリストの福音の回復について理解することが欠かせません。末日に世に下る災いについて知っておられた主は,僕しもべであるジョセフ・スミス・ジュニアに語り「彼に……戒めを与え」られました。

「信仰〔が〕……地に増すため,

〔主〕の永遠の聖約が確立されるため,
〔主〕の完全な福音が弱い者や純朴な者によって世界の果てまで……宣のべられる」ためです。

主の業が達成されるには,主の福音が「あらゆる国民,部族,国語の民,民族に宣べ伝えられ」,主の永遠の聖約が神殿の儀式を通して確立されなければなりません。

主は新約の時代のマリヤとマルタに御自分の業に携わるように呼びかけられました。同様に主は,この神権時代の女性たちにも,御業みわざに携わるよう正式に呼びかけておられます。回復の初期の時代から,女性たちは教会を築き上げるために積極的に働いてきました。彼女たちは伝道活動を支え,神殿建設に貢献し,聖徒たちがともに礼拝できるように幾つかの町を築きました。1842年に扶助協会が組織されたことによって,女性たちは力を結集し,主の王国を築くために具体的な役割を担うようになりました。それはちょうど,神権定員会が組織されることによって兄弟たちが具体的な責任を受けたのと同じです。

扶助協会は設立以来,世界に広がり「どこから見ても非常に際立った世界最大の女性組織」と呼ばれるようになりました。扶助協会が回復に欠かせない組織であったことや,そのような女性のための組織が古代の教会にも存在したことが,預言者ジョセフ・スミスを通して明らかになっています。ジョセフ・F・スミスの教えによれば,扶助協会は「神によって作られ,神によって承認され,神によって組織され,神によって聖任され」たのであり,その目的は「天の律法に従って」主が「人の不死不滅と永遠の命をもたら」されるのを助けることなのです。

扶助協会を通して,女性たちは重要な責任を持つ教会の役割を正式に受けます。その中には「神殿での奉仕や福音を教える」ことも含まれます。さらに,扶助協会は,女性が「〔イエス・キリスト〕と福音に対する証あかしの種をまいて育て」10,「家族と家庭を強め」,「家庭におけるすべての義務を果た」せるようにします。扶助協会には「貧しい者,病人,困っている者の必要を満たす」責任があります。しかし,ジョセフ・F・スミス大管長によれば,扶助協会の働きの中でさらに重要な位置を占めるのは「教会のすべての姉妹の霊的な安寧〔と救い〕を見守ること」なのです。

まとめると,主が設立された扶助協会の目的は,主の娘たちに永遠の命の祝福を得させるために,彼女たちを組織し,教え,鼓舞することです。繰り返します。主が設立された扶助協会の目的は,主の娘たちに永遠の命の祝福を得させるために,彼女たちを組織し,教え,鼓舞することです。
Ⅱ.わたしたちの責任
扶助協会の目的を達成するために,主は扶助協会の姉妹一人一人に,そして扶助協会全体に,次のことを求めておられます。
信仰と個人の義を増し加える。
家族と家庭を強める。
主に仕え,主の子供たちに仕える。
この3つの責任は互いに支え合い,補強し合います。信仰を強めようとするなら,その努力の結果,家族は強められます。主に仕え,主の子供たちに仕えるなら,信仰も義を行う力も増し加えられます。この3つの責任は,切り離すことができないのです。では,第一の責任からお話ししましょう。

1.信仰と個人の義を増し加える。主の計画の下で自分の役割を果たすには,信仰と個人の義を増し加える必要があります。教会の会員であるためには信仰が必要であり,信仰は大いなる「熱意と忍耐と寛容」によって生涯を通じてはぐくまれます。わたしたちは,教会初期の女性の驚くべき信仰の模範を,共通の受け継ぎとして持っています。初期の開拓者の女性は信仰のために家を追われ,迫害されました。火事や洪水をくぐり抜けた女性もいます。地上に主の王国を築くために,海を渡り,土ぼこりや病気,そして餓死寸前の状況を堪えながら,何千キロも歩きました。その多くが旅の途中で夫や子供,親やきょうだいを埋葬しました。なぜそのような苦難を堪えたのでしょう。それは,その心に信仰の炎が燃えていたからです。この卓越した女性たちは美しい衣服や過度の娯楽,大邸宅や富を求めませんでした。彼女たちには皆さんと同じように,イエス・キリストの回復された福音が真実であり,地上に主の王国を築くため役割を果たすよう主から求められているという確信と証がありました。彼女たちは個人の義を増し加えるために,日々さらに救い主に似た者となる努力をしました。日々,悔い改め,聖文を学び,祈り,戒めに従い,すべて「徳高いこと,好ましいこと,あるいは誉れあることや称賛に値すること」を尋ね求めたのです。

2.家族と家庭を強める。第2の責任は,家族と家庭を強めることです。世界中の家族は,堕落した習慣と偽りの教えによって攻撃され,弱められています。ですから,既婚者か独身者か,熟年者か若者かを問わず,わたしたちには「家族──世界への宣言」に述べられている真理を擁護し,実践する義務があります。

大管長会はこう勧告しています。「必要とされるその他の事柄や活動がどれほど価値のある適切なものであったとしても,それらは,親と家族だけが全まっとうできる天与の義務に取って代えられるものでは決してありません。」この時代に生まれる子供は,ますます罪深くなる世の中で成長しています。わたしたちの家庭は,日々子供が直面する悪からの避け所でなければなりません。

扶助協会は家族を強めるために組織され,その力を結集し,家庭をこの世からの神聖な避け所とするための手助けをする必要があります。わたしは何年も前の新婚時代にそのことに気づきました。ある日,当時近所に住んでいた両親から,突然外国に引っ越すことになったと聞かされました。母の模範から得られる養いや知恵,励ましを頼りにしてきたのに,長い間会えなくなるのです。当時はまだ,電子メールも,ファックスも,携帯電話も,テレビ電話もありませんでした。また郵便の遅さには定評がありました。出発する前のある日,わたしは泣きながら母に尋ねました。「だれがわたしのお母さんになってくれるの。」母はじっくりと考え,御霊みたまと,このような女性特有の啓示の力をもって言いました。「もしわたしが二度と帰らず,あなたはわたしに二度と会えず,あなたに何も教えられないとしたら,扶助協会にしっかりとつながっていなさい。扶助協会があなたのお母さんになってくれるわ。」

母は知っていたのです。わたしが病気になったら姉妹たちが世話をしてくれ,子供を産んだら助けてくれるということを。でも母がいちばん望んだのは,扶助協会の姉妹たちがわたしにとって力強く霊的な指導者となってくれることでした。以来わたしは,気高く信仰深い姉妹たちから豊かに学ぶようになりました。

両親が故郷を離れた数年の間に,3人の姉妹が扶助協会の会長を務めました。アルタ・チャンバレン姉妹は,時間管理と家庭管理を姉妹たちに教えるようわたしに勧めてくれました。恐らく,わたし自身がその技術を伸ばす必要があると気づいたからでしょう。ジーン・ホーン姉妹は,わたしが初めて真剣に取り組んだモルモン書の研究を最後まで成し遂げられるよう励ましてくれました。ノーマ・ヒーリー姉妹は,わたしにとって初めての,缶詰工場で奉仕する割り当てをくれ,奉仕について多くのことを教えてくれました。このすばらしい女性たちは,扶助協会の目的を理解していました。

3.主に仕え,主の子供たちに仕える。教会のすべての女性が持っている第3の責任は,主に仕え,主の子供たちに仕えることです。興味深いことに,母が故郷を離れている間,わたしはワード初等協会会長の責任と,後にワード若い女性会長の責任を果たしました。ビショップリックの指示の下で,ワード評議会の一員として働いたのです。ボイド・K・パッカー会長はわたしたちにこのように教えています。「〔多くの兄弟たちがアロン神権者のためにささげる〕働きが大神権者を強めるように,〔若い女性や初等協会での〕皆さんの奉仕は扶助協会を祝福するのです。」ほかの補助組織で奉仕しているときも,扶助協会の姉妹を解任になったのではありません。扶助協会から出たり入ったりするわけではなく,わたしたちは常に扶助協会の目的と責任につながっており,御父の子供たちの信仰深い羊飼いとなり模範となるあらゆる機会に恵まれているのです。

扶助協会には,すべての姉妹たちが取り組むことのできる,地上で最も偉大な奉仕の機会があります。世界各地を訪れながら,今は夫や子供を持たない何千,何万という姉妹の皆さんが,驚くべき信仰,才能,献身の源となっているのを目にしました。神殿での奉仕,伝道,次世代を教えること,虐げられた人々を助けることにおいて,皆さんほど良い立場にいる人はいません。主は皆さんを必要としています。

若い女性プログラムから扶助協会に移ってきたばかりの姉妹たちの若さとエネルギーにも感嘆しています。皆さんの心に,この世をより良くしたいという望みが燃えているのを見ました。わたしはよく想像するのですが,例えば,もし皆さんが(わたしのような)年上の姉妹たちにコンピューターの使い方を教えてくれたら,家族歴史の業がどれだけ進むでしょうか。若い皆さんに「じっと座って,年上の経験豊かな姉妹がすべてを計画し,組織し,働くのを見ていてください」とでも言うかのように振る舞って,皆さんの若々しい,活力にあふれた力を無駄にするような余裕などわたしたちにはありません。
Ⅲ.目的を達成する
個人の啓示を願い求め,受け,それを実行するとき,主の業を主の方法で行うことができます。個人の啓示なしには,成功することはできません。個人の啓示に耳を傾けるなら,失敗することはあり得ません。預言者ニーファイは,聖霊はわたしたちに「なすべきことをすべて」示してくださると教えています。末日において,主は御自分の造られた者にその霊を注ぐことがおできになると預言されています。その預言を成就するには,御霊の声を聞き分けられるように十分心を落ち着け,静かに待つ必要があります。ニール・A・マックスウェル長老は,教会の召しや個人の生活について啓示を受けるために必要な事柄について次のように教えています。「真剣な,心からの熟考が必要で〔す。〕啓示はボタン一つで与えられるものではありません。むしろ断食や聖文研究,静かな瞑想めいそうといった努力が必要なのです。
何より,啓示を受けるには十分義にかなっていなければなりません。義にかなっていれば,求める前に啓示を受けることもあるのです。
Ⅳ.まとめ
何年も前に,スペンサー・W・キンボール大管長は語りました。「この組織には力がありますが,まだ完全にはシオンの家庭を強め,神の王国を築くに至っていません。姉妹と神権者がともに扶助協会のビジョンをよく理解して初めて,その力は完全に発揮されるのです。」扶助協会は,主の娘たちを組織し,教え,鼓舞して,永遠の命の祝福を得させるために,主によって設立されました。わたしたちが目指しているのは,すべての集会,すべてのレッスン,すべての活動を通じて教会の女性たちが信仰と個人の義を増し加え,家族と家庭を強め,主と主の子供たちに仕えられるようにして,教会の女性が自分の責任を果たせるように支援することです。

これを達成する唯一の方法は,個人の啓示を求め,受け,それに従うことです。この世界規模の姉妹組織が持つ真の力は,一人一人の女性の中にあるのです。自分は弱く,純朴だと思えるかもしれません。しかし,わたしたちには高貴な受け継ぎがあり,前を歩いた驚くほど忠実な姉妹たちに匹敵する信仰を養うことができるのです。神の王国を築き,主の再臨に備えるために,わたしたちには重要な役割があります。実際,主はその娘たちの助けなしには,御業みわざを成就することはおできになりません。だからこそ,主はわたしたちのさらなる努力を期待しておられるのです。扶助協会の目的を達成することを,かつてなかったほど望んでおられるのです。イエス・キリストの回復された福音が真実であり,今日こんにち生ける預言者が主の業を導いていることを証あかしできることに感謝します。イエス・キリストの御名みなによって,アーメン。


本日もお読みいただいて、ありがとうございます。
このお話は、末日聖徒イエス・キリスト教会2008年10月の総大会から、ご紹介しました。
赤字青字は追加しています。

これを達成する唯一の方法は,個人の啓示を求め,受け,それに従うことです。この世界規模の姉妹組織が持つ真の力は,一人一人の女性の中にあるのです。


The only way we can accomplish this is by seeking, receiving, and acting on personal revelation. The real power in this great worldwide sisterhood lies within each woman.

我們唯有尋求個人啟示,接受啟示並據以採取行動,才能達成這項目標。在這個遍及全球、偉大的姊妹組織裡,真正的力量蘊藏在每位婦女身上。


良い1日をお祈りします。

今日から12月、この師走とクリスマスのシーズン、みなさまへ神様の祝福をお祈りします。