もう1つの感性の本棚

書くことを仕事にしている者として、日常をどのような感性で掬い取るか。

街の縁取り78~プロペラ機

2007-03-10 01:28:00 | 街の縁取り
 佐渡に行くのか。

 そう思っていたプロペラ機が神戸に飛んでいた。
 去年までは1日2便で、そのうち1便はジェットだったが、減便に伴ってプロペラ機だけが就航している。しかもANAグループ会社で本体の運営ではない。まったくローカルの趣き。
 新潟―神戸線は廃止が決まっている。見誤ったということではなく、無理に作った路線の行く末が如実に表れている。

 神戸空港はどうなのか。これが驚くほどの地方空港ぶり。施設は新しく、入っている飲食店などは洒落た感じにしているが、多分、関空や伊丹の予備空港の雰囲気がいっぱい。
 神戸っ子が、小粋にコンパクトな空港を利用して日本や世界を自由闊達に飛び回り、世界から客人を迎え入れるというコンセプトであればセンスが良いだろうが。 それか芦屋の住人のプライベートジェットがいっぱい離発着するようなセレブな空港だと存在感もあろうが。

 神戸の人たちは神戸空港をどうするんだろう。
 神戸が空港を使いこなせないとすれば、国内の空港の大半は出来ては経営難に苦しみ、だけど行政も関わっているので潰せない地方のテーマパークのようなものになってしまうのではないだろうか。


 
 

 


 
 

最新の画像もっと見る