TB練習帳～夏の風物詩（旧盆の空気感）

　今年の旧盆は、転勤先の新潟で過ごしているが、ここは都会から帰ってくる人が多い土地柄のせいなのか、今週は、夕刻時にお寺さんに老若男女が供花を携えて集う姿が目に付いて印象的だった。
　新潟島の寺がある路地には、車が列をなすほどだった。
　まだ新潟の風習には詳しくないが、これは独特の風景に映る。

　さて、タイトルに掲げた旧盆の空気感とは、東京のこの時期のことを指している。
　東京のお盆は新盆で７月15日。８月15日前後は東京から出て行く人達が多く、電車も道も空いている。
　働くようになって随分になるが、いつも旧盆を避けて夏休みを取ることが多く、「真夏の中の静寂」を味わえる旧盆の東京が好きだった。

　「皆帰って来なければいいのに」と悪口を言う東京人もいるが、静寂さは猥雑さがあってこそ際立つ。
　刹那さがまた良い。

　正月の東京も、冬で空気が澄んでいて、さらに静寂な感じがするが、蝉しぐれを耳にしながらのそれの方がとても鮮烈な印象がある。



　





　

ＴＢ練習帳～苦手な季節

　まさに今の季節。
　湿度が増し、先走りの暑さに見舞われる季節は、汗ばんで思考が停滞する。
　涼しげな表情をしている人たちを見ると羨ましい。

　ＴＶで、清涼スーツなるものを宣伝しているが、スーツを着ないので無縁。だからと言って、Ｔシャツと短パンで仕事ができるほどの自由もない。

　自分が汗臭いのが分かるのって嫌だね。
　家に帰って、すべて脱ぎ捨て、シャワーを浴びてバスローブをはおる時が至福。

　嫌悪とその開放。
　その両極を味わえるとしたら、逆に苦手なのも醍醐味かも。











　

TB練習帳～得意な料理は？

　ポテサラ。

　学生時代に遡るが、安くて腹持ちがいいのがジャガイモ。
　玉子と一緒に茹でて、一緒に潰して塩コショウ、マヨネーズで和える。
　ニンジンなども茹でてホットサラダにし、ククレカレーのレトルトをかけたスパゲティという夕食が、カネがない時のボリュームと味覚を即効で満足させる定番メニューだった。

　だけどこういうシンプルな料理は、ちょっとした工夫で味に奥行きが出来るもの。そこの研究は怠っている。今も気まぐれに作っているが、いつも変わらぬ味。
多少マヨネーズの量が違う程度。
　バターを入れることもあるが、これはしつこくなって家人には不評。

　ジャガイモ好きは、コロッケ好きとも重なる。ホコホコ感を残したのが好き。

　これは、という工夫余地について誰か教えてくれたら嬉しい。















　

TB練習帳～私の好きなスイーツ

「母恵夢」と菓子がある。
　原料は、白餡、砂糖、小麦粉、卵、マーガリン、バター、ベーキングパウダー、香料。
　ソフトな皮が上品な甘さでほろほろと口の中で溶ける白餡を包んでいる。
　東日本では、福島の「ままどおる」と似ていると言えば、通りがいいかも知れない。
　どちらかが他方を真似たとの説もあるが、どちらも美味しいのでよろしい。

　スイーツとしてはインパクトが弱いかも知れない。飾り気もなく、憑かれたように求める甘さもない。
　ただ、「母恵夢」は「母恵夢」でしかない。似た味はあったとしても代替出来ない。

　シュークリームは、それが食べたくなった時、稲村省三のものであっても、コンビニのものであっても、「シュークリーム」として最低限妥協できるが、「母恵夢」の代わりはない。

　家人は、「ままどおる」の方が美味しいと言うが、まあローカルフードと捉えれば、精神性と結び付いているのかも知れない。　

　



　

　

TB練習帳）欲しいけど買えないものは？

　欲しいけど買えないもの・・・筆頭に挙げられるのはアクアリウム。

　どこかで書いた憶えもあるが、まず大きさから決めると、大型薄型TVが置ける程度の台に乗せられる大きさの水槽で、ガラスから水生植物、魚まですべてを凝ると、100万円はする。

　現実的には、費用を削ることは十分可能だが、そうした計算よりも、アクアリウムはメンテが重要ということがハードルになっている。
　当然、そこには命がある訳で、始めれば行動も制限される。ただ鑑賞して終わりでは済まされない。

　日本橋三越に、ハイエンドのアクアリウムを制作・販売する会社が、常時出展しているが、時折、買い物に立ち寄った時に、しばし見入って欲求を満たしている。
　他人の犬を気まぐれに可愛がるみたいな感じだろうか。

　カネもカネだけど、おいしいところだけつまみ食い出来ないというジレンマが、
自分にとって欲しいけど買えないというところに重なる。

　

TB練習帳～理想のXマスの過ごし方は？

　以前、本ブログで書いたが、クリスマスは甘い思い出と苦い思い出が混在している。そして、甘さよりも苦味の方が記憶は鮮明なことが多い。

　思い出したくもない、というわけではなく、今を不幸と考えていないことから、もしかすると、その苦味は甘さと実はそれほど差がないのかも知れない。

　要は、どんな年になってもうまくいかなかった恋を思い出すわけですよ。

　では恋がうまくいったタイミングがクリスマスだったら・・・多分楽しいだろう。でも、年を重ねるに連れ、最高とか、最良とか、そんな状態は一瞬で、順行速度をどれだけ長く続けるかが重要と思うようになる。

　恋にうなされるな、平静になれ、そこに幸せがあるんだ、と。

　すごい凡々とした言い方をすると、今年も一緒にいれてよかったね、来年も笑えて一緒にいられるといいね、そうした思いを言葉にしないでも、側に誰かがいてくれるのが理想だと思う。



　

きょうの写真棚～怪獣年末大作戦

　年末に沖縄に出掛けることが確定したので、先週末から東京に戻った際、家の大掃除をやった。と言っても、窓拭き、掃除機掛け、トイレ掃除だけだが。
　本当は、捨てるものを選り出すことが一番片付く。新潟に引っ越す際、相当やったつもりだが、まだ使わないものが家の至る所に残っている。

　さて写真は、階段の小窓の桟に並べているフィギュアの群れ。食玩や秋葉原で買ったもの、自分で作った焼き物まであるが、怪獣が大半を占める。

　埃をとってやって並べ替える。今回は、ウルトラマンとゼットンが主役。
　角度を変えながら、束の間楽しむ。
　そう、束の間である。
　並べ替えるのが楽しいだけ。

　世のフィギュアマニアは、買ってきたものの包装も破らず棚に飾っておくというが、自分の場合、それはまったく意味がない。
　収集癖はなく、海洋堂が創り出す質感を触って、眺めて、束の間楽しむ。それだけ。所有欲も湧かない。
　
　何か自分の中に、隙間と言える空間があって、それに合わせた形のフィギュアを探している感じ。
　もう少し言葉を探すと、大量消費社会の申し子として育ち、子供心に刻まれた欲望の残骸が、今も虚構を追い求めている、そんな感じ。
　多分、これは一生埋まらないものだろう。

　多分、お金があって、例えば等身大のマジンガーZを買ったとしても満たされない。
　だから、こだわり過ぎず、小遣いを全部注ぎ込むようなことをしないのは、ある種の自己防衛なのだろう。

　　


　　


　








　

TB練習帳～この冬買うものは？

　初めて、新潟で冬を過ごすことになるが、繰り返し脅かされているのは雪よりも風。
　「傘をさすと危ない」とまで言われる。

　新潟東港で大型クレーンが倒れた時の風邪は驚いたが、あれは全国で低気圧が暴れた影響で、さすがにあれは異常だったようだ。
　でも、その片鱗は９月からの経験でもうかがえる。

　この対策として何を買うか。
　格好のよろしいレインコートと防水の帽子を買いたい。
　傘なしで颯爽と歩きたいものである。

　だけどデザイン的にどうなの？
　そんな視点で探したことがない。
　これは新潟伊勢丹などで買うべき？
　東京で買うべき？

　新潟には雨風用の洒落た地元ブランドってない？



　

TB練習帳～休日よく行く場所は？

　洒落たところを言いたいが、実績からすると図書館。週末の休みに借り出して返すというパターンが定着しているので、どうしても足を運ばざるを得ない。
　
　現在、通っているのは東京都区部の北の方と都心部の２つ。何事も一緒で、複数のところを利用すると違う視点が自然と出来る。
　図書館の場合、背表紙を見るだけで、自分の関心がどこに向いているのか自己分析出来るし、こんな本があるのかという新しい発見もある。

　学生の時は、住んでいる地域の図書館、大学の図書館、都立図書館、他地域の図書館、国会図書館、専門図書館を梯子していた。知識体系をきちんと整理し、それに沿った情報を集めて消化し、全部を吸収出来ていれば、今と違った座標にいただろう。
　まあつまみ食いは習癖なので直らないね。

　　

ＴＢ練習帳～子供の頃の夢は？

　小学校の卒業文集には、「医者」とか「船長」とか動機もなしに書いていた記憶がある。
　しかし、目的意識がなく、それを志した形跡は一切ない。
　目的意識に年齢はない。志（こころざし）は、環境と能力が合致したところに生まれる。
　自分の場合、平凡というか、それ以下とも言える意識で生きてきたような気がする。

　お題とは異なる自己否定のような暗いトーンみたいになっているが、好きではあった書く仕事には今付いている。
　虚業という点では、自分に合ってはいるのかも知れない。
　だが、潔く良しとはしない。書いている媒体の大きさとかに関係しているのではなく、書きたいものを書いているかどうか自問すると、そこは納得できないからだ。

　冒頭に書いた医者でもなんでもいいが、夢とは何かになったり実現することではなく、なった後、実現した後の、その先への想像力のことだと思う。

　夢を諦めないということこそ年齢に関係のない生きる糧だと思う。
　




　

ＴＢ練習帳～よく飲む飲み物は？

　水分はよく摂る方かも知れない。
　移動時には、必ずペットボトルのお茶を携行する。ほとんどが日本茶。麦茶が多いだろうか。

　気分転換には、コーヒー。会社のデスクでインスタントではなく、落ち着いた店でコーヒーが飲めるかどうか、時間的、精神的にゆとりがあるかどうかのバロメーターでもある。

　そして、場合によってはランチの時にも嗜むが、夜にかけてはまずビール。飲まない日はない。
　さらに食事がある程度長くなれば、焼酎のロック（あれば芋）、店を変えれば、シングルモルトのロック、付き合いがあれば日本酒もやる。

　見境なく、あれもこれも飲んでます。
　

TB練習帳～あなたの好きな髪型は？

　短くて清潔さが溢れているのが好きなタイプ。
例えば、落語家とか寿司職人などで、小ざっぱりしている人。
　自分の場合、結構伸ばしては切り、伸ばしては切りの繰り返し。月に一回以上、散髪に行くのって、おカネよりも心の贅沢かも。
　さっぱりしようっていう気持ちを習慣に出来ている人って、生活に芯があるのではなかろうか。実際に、自分は出来ていない。

　ただ、強制されるのはどうもね、軍隊みたいだし。
　中学生の丸刈りってのも、短さを維持するのは管理することでもあり、それを身につけさせるっていう点で、教育上の意味がないとは言えないと思うが、重要なのは、自ら習慣にし、その精神を生活に行き届かせているところ。

　小ざっぱりした人生って憧れる。



　
　　　


　
　

TB練習帳）あなたの無駄遣いとは？

　観念的かも知れないが、ずばり「時間」を無駄遣いしている。

　今ここにいる自分は、今という時間をさぼっているためにもたらされている、という思いが10代の頃から続いている。
　生来怠惰であるにも関わらず、それで納得していない自分がいる。

　ドラえもんにこういう件があった。
　暇があると昼寝したがるのび太に、ドラえもんが時間経過のスピードを視覚化して示し、「時間というものは、こんなに速く過ぎ去っているんだ」と反省を促す。
　
　自分の中に、ドラえもんとのび太が共存したまま、いいオトナになってしまったという思いがある。
　
　

TB練習帳～携帯はナニ？

　ドコモのＰ901iSと、同じPシリーズのムーバを併用している。
　Pシリーズは、松下のデザインと色が気に入っているためで、FOMAとムーバの併用は、移動中に通信することが多いためだ。
　通信エリアは最近、FOMAがムーバを上回ったと聞くが、高速で電波の谷間エリアを突っ切っていく新幹線や山間部（といっても温泉だが）で使うには不安が大きく、いまだ併用している。

　この不安は、携帯電話会社に対しても共通していて、ドコモが最も通信エリアが広くて安定して使える、という「脅迫観念」から抜け出せていない。
　身近では、秋田の玉川温泉に行った時のこと。旅館で「ドコモのムーバしか電波は入りません」との貼紙を見かけた。
　「そうか、ドコモでなければ、しかもムーバも手放せないな」との思いを強くした。
　料金は漠然とドコモは高いのかな、という認識ではいるが。

　「脅迫観念」という言葉を先ほど使ったが、時代遅れのドコモ神話に引きずられているという自覚がないわけではない。
　その上で、テレビCMで流れているAｕの顧客満足度No.1というのは、ドコモユーザーとして「具体的には何なの？」と訊きたい。
　ユーザー自ら調べなくてはわからない程度の差であるならば、ドコモユーザーという「山」は動かない気がする。

　ちなみに、連れ合いはAuのユーザー。料金は各自払い。
　同じ会社になっていいことって何？
　通話料金が安くなる、ファミリー割引が適用される・・・それって決定的なこと？　半額になるの？

　ドコモが昔の看板だけで商売をしてるという実感が湧かない限り、自分の「やはりドコモ」という思い込みは続いていきそうだ。

　誰か、分かりやすくサービスも内容も変わらず毎月の負担も軽くなることを説明してドコモに対する呪縛を解いて!

TB練習帳～恥ずかしい思いをしたことは？

　いくらでもありますとも！

　本当は知らないことを知った振りをするのは、相手にばれるばれないは別にして恥ずかしい。その場では自戒するのだけれど、喉元過ぎればなんとやらの繰り返し。年月がそうしている間にも経って行く。
　よく言われることだが、「知らない」ということ自体恥ずかしいことではない。
それを認めて努力すれば。

　日本はよく恥の文化というが、それは自分自身の問題。バレなければいいで、済ませていることが自分にも世間にも多い気がする。
　ここで世間と自分を混ぜるているのは、本当の恥を知らないからかも。