もう1つの感性の本棚

書くことを仕事にしている者として、日常をどのような感性で掬い取るか。

街の縁取り63~やってしまった、日帰りを 。

2007-01-10 19:07:31 | 街の縁取り
 新潟転勤後、いつかやるな、と自分でもわかっていたが、遂にやってしまった。
新潟―東京間の日帰りを。勿論自腹で。
 片道2時間、往復4時間という時間距離は、往復2万円強というお金のことを考えなければ通うことは不可能ではないが、仕事への集中や、赴任した上での責任からすると問題は多々ある。

 でもやってしまったわけである。変なカレンダーのせいにしたいところだが、やったらやったで日帰りはむしろ緊張感があったりする。

 東京を7時(始発は6時)に出て始業時間に間に合い、夜8時(終電は9時半)に新潟を出れば10時過ぎには東京に着く。約10時間以上はいられる計算だが、何かトラブルがあると破綻してしまう。
 実際にやってみて、時計を見ながらの作業となる。
 時間距離は同じでも、移動距離からすると、東京都内の2時間移動とはやはり訳が違うからだ。タクシーだと10万円くらいらしいけど。

 東京に日帰りしてやったことと言えば、片付け程度なんだが、家庭があるとこれが無視出来ない。家人も、往復の交通費が家計から出て行かない(自分自身の財布から出している)ので、東京の家にいることの方を歓迎している。

 写真は、東京・秋葉原ヨドバシカメラ前の路上。若い女性が和服姿で歌っている光景だが、その側では、誰一人観客のいないままに男性がマジックを披露し、少し離れたところでは、外国人のギターリストが演奏している。秋葉原は、人の流れが変わり、路上パフォーマンスの街になりつつある。
 新潟から東京に日帰りして、こんなものも見ているわけである。

 東京と新潟の移動における意味について考える機会は多いが、今回はとりあえず日帰りしたというだけの話。