感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

白馬の旅 その1

2010-08-18 09:54:29 | 趣味
私は仕事柄、まとまったお盆休みがありませんでした。
それでも、何とか調整して3日間のお休みを頂いて、1泊旅行に行って来ました。

1泊なので、近場の信州白馬にしましたが、丁度台風と重なり雨模様の旅となってしまいました。

でも、今回の旅の半分は、宿泊するホテルが目的でしたから、雨でも楽しめたんですが。

晴れていたら、高原の美しい景色を撮影する予定でしたが、雨だったので、急遽予定変更。

白馬の「和田野の森教会」でコンサートがあると知り、行ってみることにしました。

N饗メンバーを中心とした室内楽のコンサートと聞いて、期待も膨らみます。


行ってみるととても小さな教会で、とてもコンサートがあるとは思えなかったのですが。

しかし、続々と集まってくるお客さんで、小さな教会は立ち見も出る程満杯!

そしてまた、コンサートが始まって更にビックリ!
規模は小さいですが、とても素晴らしい演奏だったんです。

特にチェロがとても素晴らしい響きで、森の中の教会で、暫し贅沢な気分にさせてもらいました。

さて、コンサートを楽しんだ後は、今度は美術館へ。

白馬には小さな美術館が幾つかありますが、「白馬美術館」はシャガールの版画を展示しています。

版画ばかりだったので、シャガールの油絵よりは楽しめませんでしたが、ここの建物が贅沢な作りだったのが印象的でした。

その後、目的のホテルへ。

高原のリゾートホテルで、部屋数も多くない小ぢんまりとした洋館です。

しかし、内装や家具もアンティークな雰囲気でまとめられ、優雅な気分に浸れました。
なんと、お部屋にはジャグジー付きの大きなお風呂があって、一人で入るには勿体無いくらい。

そして、一番のお楽しみのディナー。
フランス料理のフルコースです。
シェフは京都の有名なホテルのシェフだった方だとか。

まず、白のグラスワインを頂きましたが、これがとても美味しくてビックリ!
香りがとてもフルーティなのに、甘くなく、すっきりとした味わいです。

あまりに美味しくて、給仕をしてくれたオーナーに銘柄を聞いてしまいました。
チリのワインで、厳選して直接仕入れているのだとか。

そして、「この赤が白よりも更に美味しいんですよ。」と薦められて、お酒好きな私達が我慢できるわけがありません。
「じゃぁ、赤のグラスワインも。」

赤ワインは、初めは少し渋くて「あれ?」と言う感じでしたが、オーナーが言う通り、少し時間が経つ毎に味わいが深みを増し、まろやかで美味しくなっていきます。

ワインの美味しさで、料理への期待も更に膨らみます。

結果、その期待を裏切ることのない素晴らしいお料理を楽しみました。

前菜は「鴨の和風仕立て」
正直、私は鴨なんてとても食べる気にならないくらい嫌いです。鶏肉大嫌いの私ですから。
でも、夫に薦められて騙された気になって、一口食べました。
すると、何の臭みも癖もなくて、スッと食べられました。
まるで美味しいローストビーフのようです。

スープはコーンポタージュ。
味が濃いわけではないのに、濃厚なコクで、後味が素晴らしい!
こんな美味しいコーンポタージュスープは初めてです。

お魚は「魚介類のキャベツ包み」
白身魚とホタテと海老がキャベツに包まれていて、バターソースがかかっています。
プリプリのホタテと海老が絶品です。
息子はこれが一番美味しかったと言ってました。

お肉は「牛肉の煮込み」
言わば、ビーフシチューですね。
とろけるような牛肉にデミグラスソースがしみ込んで、ほんとに美味しかった!

デザートは「ロールケーキとバニラアイス」
このロールケーキ、今まで食べた中で一番美味しかったケーキと言ってもいいです。
スポンジはシットリフワフワ、クリームは軽く甘すぎず。
バニラアイスもとても濃厚でした。

その他、焼きたてのパンとエスプレッソコーヒーもとても美味しくて、大大大満足の食事でした。

そして、朝食も美味しかったですよ。
決して豪華ではありませんでしたが、焼きたてのクロワッサンとフワフワのオムレツ。
朝のコーヒーも夕食の時のコーヒーとは違う味わいです。

オーナーはお婆ちゃんなんですが、上品なのにキサクで気取らない方で、広大なお庭の手入れもご自分でされているとか。
そして、自分のホテルの物を自信を持ってお客さんに薦めている姿が、とても素敵でした。

「また来たい!」
ほんとにそう思わせるようなホテルです。

では、雨で撮影も上手くいかなかったんですが、デジブックにまとめましたので、ご覧下さい。
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                ↓
デジブック 『心のご馳走を求めてⅠ』


さて、次の日は台風一過で、晴れると期待して白馬山麓を見に行ったんですが・・・・。

その話は、次回へ続く。