感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

2009.県高校駅伝ドキュメント

2009-10-31 18:55:58 | 日記
30日は、次男の最後の大会である県高校駅伝でした。

結局、仕事を休めないと言っていた夫も休めるようになり、朝から一緒に応援に出かけました。

全7区間42.195㌔を襷を繋いで走ります。

スタートは12:30でしたが、早めに行ってコースを下見し、応援のベストポジションの確認を。

主将である次男は、エース区間の1区約10㌔を任されました。

その10㌔の間を3ヶ所で応援することを計画、イザ第一の応援地点で待機です。

スタート時間から5分過ぎくらいで、先頭がやってきました。

先頭から数えて17番目くらいに次男の姿が。

夫はデジカメで動画を撮影。

私は素早く携帯で写メを撮ってから、「ガンバッ!」と声掛けも忘れません。

さぁ、次の地点へ車で近道ー。

暫くそこで待っていると、先頭がダントツでやってきます。

そこには13番目で通り過ぎた次男。

『おっ!順位を上げている!』

さて、お次は最後の応援地点の中継地点へ急ぎます。

またまた、先頭が凄い差をつけて走ってきました。

益々差は開いていましたが、次男は何とか13番目でやってきました。

この前の県縦断駅伝では14.4㌔でしたが、あの時よりもずっと苦しそうな走り方です。

何とかこらえて13番で襷を渡してほしい!

思わず「ラストー!」と大声で叫んでしまいました。

苦しい走りながら、34人中13番で襷を渡し、後のメンバーに託します。

2区は約3㌔。1年生ながらインターハイ800mで準決勝まで進んだ中距離選手I君が走ります。
ナント、期待通り10番まで順位を上げてくれる力走!

3区8㌔は、次男のライバル3年生のK君です。
順当に10位をキープして、責任を果たしました。

4区は約7㌔。次男の小学校からの後輩で中距離から長距離までソツなくこなす2年生K君です。
彼が見えたのはまた一つ順位を上げた9番目。しかし、順位を上げようと必死にスピードを上げすぎたせいか、中継地点近くでは倒れそうにフラフラで、顔面蒼白、口を開け目はウツロ。
まさに気力だけで走っていると言う感じで、後ろからは10番目の選手が今にも追い抜きそうです。
中継地点に倒れこむようにたどり着きましたが、襷を外すことができず、倒れたまま何とか次の選手に襷を渡した頃には、10番目の選手に抜かれてしまっていたのです。
彼のあんな姿を見たことがありません。
意識を失う一歩手前だったのでしょう。
それでも、襷を次に渡さないと、と言う思いだけで走っていたのです。

その思いを受けて5区約3㌔の選手が走ります。彼は次男の親友H君で、ずっと陸上部で苦楽を共にして来ました。
しかし、メンバーで一番心配だったのが、このH君。ここでかなり順位を下げるのではと心配されていました。
ところが、H君がナント9番目で走って来たのです!
とても嬉しい誤算です。

6区5㌔は、独特の走り方をする2年生I君。
彼も、苦しそうな表情ながら9番目を死守して、最後の区間の選手に全てを託しました。

さあ、アンカー7区5㌔は、本来ならエースであるべき2年生のK君です。
彼は中学生の時に3000mで全国大会に出場し、県で3位と言う実力者なので、1区を走るべきだったのですが、故障をしてしまいアンカーを任せたのです。

次男のチームは、いつもなら女子が強く、男子はいつも低迷状態。
しかし、今年は長距離のメンバーが揃い、期待ができるチーム。
目標は「8位入賞」です。

アンカーの前で9位。
後、一人抜かないと入賞はできません。
K君ならやってくれるか?
しかし、8位との差が何十メートルも離れていてのスタートでしたので、いくらK君でもムリかな、と。

ハラハラしながら待っていると、ダントツの1位がゴールして、それから物凄く差がついて2位、3位、4位…とやってきました。

5位、6位、7位が見え・・・・・・。

そしてその後、かなり離れて遠くから走る姿が!

「あ、あれ、白いランパンじゃない!?」

次男のチームのユニフォームは黒いランシャツに白いランパン!

そうです!K君です!
ナント、一人抜いて8位でゴーーール!!!!

凄いです。やっぱりK君はやってくれました。

そして、7人のメンバー全員の力で入賞を果たしたのです。

次男も、主将として何とかエース区間を走り抜きました。
次男がもう少し、順位を上げていたら・・・なんてことは言えません。

次男は、目標を果たした何とも言えない充実感で一杯のようでした。

この日、疲れて帰ってくる次男のために、好物を用意して待っていたのですが、チームのメンバーと祝勝会をすると言って電話がきました。

そうだよね。メンバーと一緒に同じ喜びを分かち合いたいのよね。
喜んで、「いいよ~。」と言ってあげました。

ナント、その祝勝会は、マクドナルドだったそうです。

「マック、死ぬ程食った!」だって!

実は、駅伝が終わるまで、皆でファーストフードと炭酸飲料水絶ちをしてたらしいのです。

それで、それを解禁してマクドナルドでハンバーガーとコーラをお腹一杯食べたと言うわけです。

きっと、ワイワイ楽しく盛り上がったのでしょうね。

これが最後の大会、最後の走りだったので、次男も私も、感動して胸が一杯になるかと思っていたのですが、入賞するかどうかのハラハラの方が強く終わってしまいました。

でも、やっぱり駅伝はいいですね~。

これで、もう次男の走る姿が見られないのかと思うと、とっても寂しいです。

さあ、今日から次男は新たな目標・大学受験に向かって猛スパートをかけなければいけません。

無事にゴールのテープが切れるといいのですが。