香港映画「七人樂隊」は2021年の作品。2019年の民主化デモの後、香港が決定的に変わってしまいつつあった時期に撮られた。香港の7人の映画監督が、自分たちの文化的アイデンティティーを確認し、その軌跡を記録するために。美しい。人々の心、愛、街、コミュニティ...。この香港を、習近平が壊しているのだ。泣けてくる。https://septet-movie.musashino-k.jp/#intro
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山口敬之氏が岸田電撃訪朝がありうると言っていたので驚いた。拉致被害者と特定失踪者の2人、神戸の田中実と金田龍光を来日させようと折衝しているというのだ。この2人は児童養護施設で育ち、田中さんは1978年に失踪。金田さんは在日朝鮮人だけれども79年に消息が途絶えたという。山口氏はYouTube のチャンネルでこう語っている。岸田は自己保身のために何でもやる気なのだ。明日もウクライナ復興会議で岸田の . . . 本文を読む
最も遅れていたことが起こった。ロシアで何かが起こるかもしれないという希望が消えていく。やはり帰国すべきではなかった、と嘆いても詮ないことだが。ひとつニュースウィークの木村正人氏の記事が目に止まった。「大統領選を前にプーチンは怯えている “これは強さではなく弱さ”」だというのだ。英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のマーク・ガレオッティ上級研究員はこう語っている。「誰でも殺せるのは強さではない . . . 本文を読む
Donald Trump suggested the US would not protect Nato allies not spending enough on defence at a rally last week.Nato chief , Stoltenberg immediately responded to Trump's remarks.He said, . . . 本文を読む
オリバー・ストーン監督「スノーデン」(2016年)は言うまでもなく元CIA職員エドワード・スノーデンの実話の映画化。アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴露するに至った経緯がスリリングに描かれている。衝撃を受けたが、輝かしいキャリアと幸せな人生を捨てて真実を伝えた、あまりにも正義感溢れる高潔な人物として描かれてすぎている気がしないでもない。そして亡命し、ウクライナ侵略以後、超監視社会となった . . . 本文を読む
イーストウッド監督「アメリカン・スナイパー」(2014年)は大ヒットしたが、保守派とリベラル派の間では大きな論争が巻き起こったという。ピンとこない。明らかに戦争でPTSDで苦しみ、壊れていく人間の姿を描いた作品で、クリス・カイルをヒーローとしてとらえた保守派のひとたちはどうかしている。それにしてもセラピーをした帰還兵に殺されるなんて、なんて痛ましいんだろう。戦争は本当に人間を破壊する。
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トランプがサウスカロライナの集会で、防衛費を負担しないNATO諸国はロシアから攻撃されても護らないと言った趣旨の発言をした、ステッペンベルグはすぐさま反応して、こういう発言はNATOの安全を脅かすものだと述べた。トランプの表現は刺激的だが本質を突いている。GDPの2%以下の防衛費を使わない国は自分で自国を守れということだ。トランプは大統領就任後、ウクライナ防衛のための費用は欧州諸国がもっと負担 . . . 本文を読む
桐野夏生「玉蘭」は戦前と現代の上海を舞台に時空を超えた二組の恋愛を描いたものだが、そのうちの1人は夏生の祖母の弟がモデル。その大叔父は戦前、日清汽船ぼ機関長で戦後行方知れずになった。元々は彼の物語を書こうとしたのだという。だが現代の女性たちの苦悩も書きたくなってもう一組を登場させ、この二組の恋愛が交錯する複雑なドラマになった。恋愛を軸にドラマは展開するが、時代の荒波の中でさまざまな困難にぶつか . . . 本文を読む
I read the interesting article this morning.Akutagawa Prize-winning Japanese author Rie Kudan admitted she’d had help from ChatGPT at a press conference last month.She said," around 5 percent of the . . . 本文を読む
井坂聡監督の「象の背中」(2007年)は、余命僅かといわれた人間が残された時間をどう生きるか、というモチーフ。ありふれてるけど、それでも少し泣いた。役所広司はやっぱりすごかったけど、そのためではなく、70歳になったが故にだろう、自分に重ねてしまうんだなぁ。毎年健診を受けるとき、今回こそ癌だと言われるかもって考える。宣告されたら、おれはどんなふうになっちまうんだろう、って想像する。そういう想像が . . . 本文を読む
BSが「雨あがる」放映したので観た。これ観てなかったんだなぁ。 2000年黒澤明の弟子小泉堯史のデビュー作。脚本が黒澤明で原作は山本周五郎。ただただ美しい。泣きたくなるほど。こういう日本人の心、外国の人たちわかるのかなぁ。日本が美しい国であるのは、日本人のこういう精神性ゆえ。壊したくない。
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武正晴監督「嘘八百」シリーズの第1作(2018年)、第2作「京町ロワイヤル」(2020年)、第3作「なにわ夢の陣」(2023年)。日本人のわたしには“オーシャンズ”より面白い。コメディでコンゲーム。モダンで洒落れてて、ロマンもある。中井貴一、佐々木蔵之介はすごいし、他のキャストも芸達者ぞろいで。小説が原作かと思ったらそうじゃなくて、今井雅子、足立紳の2人の脚本家が考えたという。でその足立紳はブ . . . 本文を読む
辛子明太子を日本で初めて製造、販売した「ふくや」の創業者・川原俊夫のドラマの劇場版は第1作(2019年)2作(2023年)とも泣けた。川原氏が特許申請せず、惜しげもなく同業者に製造方法を教えたことはずいぶん前に見たドキュメンタリーで知っていた。博多華丸は、ホントにこういう人だったんだろうなぁって思えた。従業員や中洲の人たちの人情に厚さ、優しさにほろっと。でもそんななか、冨田靖子がホントに素敵だ . . . 本文を読む
高市早苗経済安保相が、岸田文雄首相に、能登半島地震の復興を優先するため、大阪万博の延期を進言。これに対して維新・馬場代表が、「万博延期を主張するなら辞職しろ」高市大臣に要求。ちょっとガッカリだなぁ。でも驚いたのは、万博協会の副会長を務める新浪剛史サントリー社長が「資材や人手が足りないことが出てくれば、やらなければいけないのは復興のほうだ」と言ったこと。さらには橋下徹までが「被災地支援のためのお . . . 本文を読む