欧州議会選挙でフランスは“国民連合”、ドイツで“AfD”、イタリアは”イタリアの同胞“、オランダは”自由党“、オーストリアは”自由党“が躍進した。
こうなることはわかっていた。
人々は移民難民問題でうんざりしているうえに、ウクライナ戦争によるエネルギー価格上昇、インフレで生活はどんどん苦しくなっている。
にもかかわらず、口当たりのいい人道主義から大量難民の流入を許し、現実離れした地球温暖化対策を進める現政権。
彼らに対する失望、懐疑、怒りが今回の投票結果をもたらしたのだ。
この事態にマクロンは選挙の選択をした。マクロンには賞賛があってのことかもしれないが、国民連合ら右派勢力が議会の過半数を握るという見方の方が強い。その場合、マクロンは誰を首相に任命し、どのような政策を行うのか。
事情は少し違うが、スナクも7月に選挙に臨む。
11月にはアメリカの大統領が決まる。
激動の2024年、これから何が起こるのか。
わが日本は、自民党が総裁選を向かえる11月、どのような政権が生まれるのか。誰が首相となるのか。
そして、選挙となるのか。
そのとき、わたしたちにどのような選択肢があるのだろう。