f-o-q の地方紙サンデー版の今週の特集は、ジオパークでした。
ジオパークっつーと「ちょっとだけよ」って感じで見えてしまった
地球のあられもないお姿ってのは言い過ぎでしょうか
f-o-q の住む町付近をぶったぎってるのは中央構造線ですんで
身近なところといえば南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークでしょう。
で南アルプスといえば西が中央構造線、東をフォッサ・マグナに挟まれ
世界でもヒマラヤに匹敵する驚異的なスピード(っていっても年数ミリ?)で
隆起しているらしいですが、となると1万年もすると北岳(現在3193m)は
富士山抜くか?・・・。まっそれよりも先に
富士山が次の噴火で高くなるのか、はてさて吹っ飛んで低くなるのかは
何とも言えませんが(神のみぞ知るってとこでしょうか?)。さて
南アルプス含む山域はフォッサ・マグナ西縁の断層帯で新生代中新世以降の
グリーンタフ造山運動等の結果生まれたといわれております。ハイ
そういった経緯からか東・西面に岩場が露出する特徴を持っているようです。
で思い出したのが北岳です。
富士山に次ぐ、そして火山でない山としては日本一となる標高の山です。
前述のとおり、山の東側はバットレスと呼ばれる岩壁となっています。
山歩きが好きで、一番最初に歩いたのが白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)
だったこともあり、気にしてるんです。
昨今も崩壊を続け、気が付くとルートも変わってるようですね。
下はアラサー年ほど前の f-o-q パーティーです。
余裕こいてカメラマンやってます。
(このあと写真上中央部ハング横の垂直凹角で泣く f-o-q ですが)
この日は朝6時に広河原を出発、時折雨がバラつく中7時半頃大樺沢二俣に、
バットレスを見上げるとこんなですね。
C下沢をつめ、トラバースしてピラミッドフェース取付きに到着。9時に開始。
先生がトップで f-o-q がセカンド、以後つるべで入替りながら進みました。
3ピッチ目のスラブで雨がパラパラと、さらに別方向からは落石が唸りをあげて
頭上通過。ハラハラ。心臓によくねぇ。
途中7ピッチ目と10ピッチ目のⅤ級の垂直クラックと凹角をなんとか越えて終了。
4尾根の1ピッチ目登ったあたりに合流し、以後主稜を進む。
で、上写真の最下列、左2番目が城塞ハングのチムニーといいます。
(いいました。というべきでしょうか)
ここで崩壊の話ですが、2010年10月10日未明、突如バットレス上部にて
大崩落が発生し、チムニー右側が完全に無くなり奈落の底に。
そういえばこの前日は大雨でF1鈴鹿予選が延期になってしまった
その日でした。ちょうどF1観戦のため小僧君と鈴鹿のホテルにいました。
フェラーリクルーの宿泊ホテルに偶然宿泊し舞い上がっていた f-o-q たちです。
さらに焼肉屋へ行くと、マクラーレンやフェラーリクルーたちがわんさかいました。
テーブル両側に彼らがいて挟まった状態で小僧君と二人で食べることに。
日本人が近くにおらず小僧君緊張ぎみで笑えました。
ザウバー可夢偉選手も5度のヘアピンオーバーテイクで非常に盛り上がった
2010年グランプリでした。
で、話は昔に戻りますが、今はもうないチムニーでザックをハーネスに吊るし
バックアンドフットでずり上がり最後はブリッジ体勢で抜けて終了。
ガスのたちこめる中、とにかく寒くてガクガクブルブルでした。
山頂には14時半ごろ到着。
休憩後とっとと下山し、17時半ごろ広河原到着。
そのまま先生のジェミニZZに同乗して帰宅。
夜行日帰りでえらくハードな山歩きだったと記憶してます。
その頃はばかみたいに体力だけはあった f-o-q でした。
今はもうそのかけらも残ってない疲れたオヤジなんですが。
f-o-q
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