益田森林・林業普及情報

島根県西部農林振興センター 益田事務所

益田地区林業研究グループ自主研修会開催!(3)

2008年03月21日 | エトセトラ(丸秘情報ガアルカモ?)
 1日目の研修が終わり、
 津和野町左鐙(さぶみ)にある
 「杣の里よこみち」で宿泊です(写真1)。


 写真1 杣の里よこみち

 杣の里よこみちは、
 旧横道小学校の廃校に伴い、
 校舎を利用してつくられた
 体験・宿泊施設です。

 傷だらけの柱に学校当時の面影が残っており、
 懐かしい味わいがあります(写真2)。


 写真2 宿泊部屋の柱と引き戸
(この引き戸のある畳敷きの部屋に参加者全員で雑魚寝しました。)

 
 さて、2日目は、作業道の研修です。

【既設作業道の見学】

 村上さんが12年前に開設された作業道です。
 周囲の山と違和感なく一体化してしまっています。


 写真3 開設後12年を経て“山の一部”になった作業道


 切土法面も苔むして、シダが生え、安定しています。
 スギの根も太く成長し、法面を支えています(写真4)。


 写真4 安定した切土法面


【作業道開設作業実演の見学】 

 場所を変えて、今度は作業道開設作業の見学です。
 村上さんは、大阪府指導林家の大橋慶三郎先生等に学び、
 基本を踏まえた上で、自己流で作業道を開設されています。
 その方法は、四万十方式で有名になった
 表土ブロック積み工法に近いものです。


 写真5 表土ブロック工の実演をされる村上さん

 
 大変有意義な研修会でした。
 準備をされた村上さん、O課長、
 お疲れ様でした。


 投稿者 島根県西部農林振興センター益田事務所林業普及グループ 
     主任林業普及員 大場寛文

 ~清流高津川、山の緑に映える柿色の瓦屋根の町並み~ 
  なつかしの国石見(いわみ) 

 


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