東京駅午前4時過ぎ。
そんな時間に着いてもまだ山手線は走っていない。
ホームのベンチに座って時が過ぎるのをじっと待つ。
山手線は「やまてせん」と読むのか「やまのてせん」と読むのか誰も知らず、恐る恐る「やまのてせん」と呼んでいた。
僕らにとっては環状線は都会の象徴。
間違ってもそのまま乗ってれば廻ってこれる。
しかも待たずにすぐ来る。
「さて、今日はどう動く?」そういってはみたものの僕 . . . 本文を読む
さっさとでよう。
そう思った瞬間、全身和柄のおじさんが話しかけてきた。
「風呂ん中でさわぐんじゃない。」ちょっとドスのきいた声。
「あ、すいません」宮田が先に謝った。
「まあ、元気で結構。ところでどこからきたんや?こっちの言葉じゃないな」怒るどころか話好きの方のようだ。
よかったー。
人は見かけによらないものだ。
「広島から・・・」と今朝から明後日までの話を安心した僕が調子にのっては . . . 本文を読む
案の定、快諾だった。
そして、宮田と私は山陽本線岡山行き始発に乗るため、広島駅のプラットホームに立っていた。
彼はギター、僕はベースを肩に下げて。
家から持参した弁当を食べ終わるころには岡山についていた。
ここから姫路までまた乗り換え。
ほんとうにこのキップのことを駅員さんは知ってるのか。
最初は不安だったが、魔法のパスは見せるだけでスルーでき、僕たちはどこまでもいける気がした。
昼 . . . 本文を読む
「ねえ、オジン。東京行くのにいくらかかるの?」
僕はオジンにそう聞いた。
「どうやっていくつもりなんや。それによって違うわ。」
「できるだけ安ういきたいのお。」
「金がないんか。」オジンが笑った。
「そうじゃないんよ。向こうでのお小遣いにするんよ。」僕はそういった。
東京ではコーヒーが千円近くすると聞いている。
ハリウッドランチマーケットの服とか、音楽雑誌の裏に載ってる楽器の店とか、 . . . 本文を読む
高校野球で流れる涙と感動を見てるうち、甘酸っぱくてしょっぱい僕の青春時代を思い出した。
青春18キップ。
高校時代にこのキップを使って旅した3日間。それが私の東京初上陸だった。
そう、あれは。18の夏のこと。
オジンは高校生のくせにやたらと老けた顔をしている。
旅が大すきで、列車オタクである。
高校になったら誰も持たなくなった黒い革の学生カバンの中には分厚い時刻表が常備されている。
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ちょっと今泣きそう。
こんなに放置してしまってたのにチェックしてくれてる人がたくさんいてくれたことにびっくり。
本当にごめんなさい。
お盆前のお話なのですが、ネット界のアイドルsin goto氏と蒲田で初顔合わせ。
このニュースに「春乃れぃ。」さんファンが驚愕した。
私も行きたい!でも遠い。(大阪在住Aさん)
いってみたいが怖いのでやめときます。(千葉在住Bさん)
柱の影から . . . 本文を読む
長堀鶴見緑地線のホームの深さには驚愕する。
まだ下るのかよっ!ってバカルディの三村が突っ込みそう。
地底人にあえるぞ。byキムタク
それは某社のパソコンのCM。
キムタクが地デジ、地デジと叫ぶもんだから、
「地デジの普及CMやと思っててんーあっはっはー」と、のたまったふくよかな女性に「眼鏡取ってみて、んー男前やね」と言われた。
勘違いの女王のようだ。
おい!こら。放置かよっ!わかった . . . 本文を読む
鰻は東京にきて初めておいしいことに気が付いた食べ物の一つ。
広島では鰻より穴子をよく食す。
世界遺産で日本三景の一つ、安芸の宮島行きのフェリー乗り場。
その近くにある「うえのや」の穴子めしは、私の中で、数ある駅弁の中でも上位ランクに位置付けられる。
骨せんべいもビールのおつまみに良い。
穴子の刺身をすし屋で食べたときのあの甘さは忘れられない。
穴子。
子供の頃は気持ち悪い形や、少し骨 . . . 本文を読む
東京に来て蕎麦屋の多さには驚いた。
広島で「そば」といえばお好み焼きにいれる中華麺に近いやきそば用のやつのこと。
店舗も蕎麦屋よりうどん屋の方が多いと思う。
そばにしますか、うどんにしますかと聞かれるときは、間違いなく関西ではうどん、関東ではそばを注文する。
蕎麦屋さんにはいまだに謎が一杯。
最初の疑問は、暖簾や看板。
どう見ても意味不明の文字が書かれている。
き○む”?
なんだか . . . 本文を読む
吉○家以外の牛丼はあまり好きではなかった私。
吉○家でも卵を入れなければ、あまり好きではない。
そういう意味じゃ、本当の牛丼好きではないのでしょう。
そんな私を巷の家系(すき家、松家)牛丼チェーン好きにさせたメニュー。
最初の出会いは当時事務所のあった品川区は大井町。
京浜東北線で品川駅の隣駅です。
この駅の近くにある牛八に入ったときのこと。
近くにGOLD GYMがあることから、 . . . 本文を読む