薄暗い駅舎前で連れと別れるのだけれども、しかし、二人、目的地は一緒。オレは、想定外の道路工事により、本来のルートを改めざるを得なくなり、馴れない土地でもあり、迷っていると、ビルディングに凭れ掛かったグリーンジャイアントみたいな巨人に出逢う、見上げると身長20メーターはあろうか?がいて、畏怖はない。何故なら、オレは知っている。大衆から恐れられているものの、奴はこの街を誰よりも愛してることを。そして、無垢な魂を持っていることを。その巨人は申し訳なさそうに、オレの進むべき道を示してくれた。オレは、オレの創作物にいつも窮地を救われるとその時は思ったがオレはこんな巨人が出て来るダークファンタジーを書いた憶えは実はない。ま、ユング!ユング!ユング!
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