エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

春の色食堂

2007年12月07日 | 食べ物

当ブログの初期にも紹介したお店を再度もう少し詳しく紹介したいと思います。名前自体からしてなんともムードのある食堂です。「春の色食堂」いいですねぇ・・・しばしばTVや雑誌に取り上げられ県内外からの来店も多いようです。

南砺市の旧福光町に大正時代に作られた店です。当時は高級な食堂として認知されていました。店舗の二階には立派な座敷があり当初は宴会などにも利用されていたそうです。勿論現在は商用としては使われずおそらく物置になっているのではと想像します。

            
         入り口横にあるガラスケースには人形やら色々入ってます。

            
私が初めて訪れた30年前と異なるのはステンレスの扉のこの冷蔵庫とその上のテレビくらいでしょう。以前は木の扉がついたガッチリした冷蔵庫でしたが古くなり故障が多く買い換えました。

            
   あと変ったのはこの値段表です。ビールや酒が値上がりしたから仕方ない。

            
              カウンターの板も年季が入っていますね。

            
一番人気はオデンです。大正時代からの汁は平成になり一度途絶えましたが暫くして味は元に戻りました。中でも豆腐が出色の一品です。これは他では味わえません。

            
食べさしで恐縮です。その他ではラーメンが昔懐かしい味で人気があります。私個人的にはカツ丼がイチオシであります。

            
          TVでもよく出るのでタレントたちもしばしば来店します。

            
         我が家の息子と同級生のお孫さんも店の手伝いをします。

椅子やテーブルなど何も30年前と変らず、何時この店内に入ってもホッとさせられます。おそらく私だけでなく常連となる人は皆そうだろうと思います。勿論初めての客は懐かしさに驚く人ばかりです。

しかし逆にこの点が「春の色食堂」の難しさにもなっています。現在メインで働いている夫婦も若くないので後継を考えねばなりません。けれども若い人に引き継ぐ場合は店舗の改装も必要でしょう。

変化がまた客の動向にも必ず影響を招く事になります。変らない事が魅力のこの食堂が新しくなったら従来の客は来てくれるのか?この辺が一番の問題とファンとしては心配しています。


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