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エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

大雪です

2005年12月14日 | 地域
 一昨日の夜から降り始めた雪がまだ止みません。一日に何回も除雪をするとさすがに疲れます。こちらでは除雪の事を「雪かき」と言います。水分の多い雪は実に重いものです。12月の半ばの大雪は珍しく地元は大変に迷惑しています。ともかく疲れています。

ラブホのある街

2005年11月15日 | 地域

 大阪の実家は近くに繁華街、京橋があります。40年前の話、近所の親爺がタクシーの運転手に「何処か面白い処に行ってくれ」と言ったら地元の京橋で下ろされたそうです。そんな街のお話しです。

 京橋から桜ノ宮にかけてはラブホが鎖のように繋がっている地域です。屋上のディスプレーの派手さで競い合っています。子供の頃は「連れ込み旅館」と呼んでましたが今でははそんな淫靡なイメージはないですね。

 朝夕通学に毎日ラブホ街を通っていました。近道だからです。母親も通勤によく通っていたみたいで「K阪ホテルは毎朝ベッドのシーツを取り替えるから清潔、あんたら行くならあそこがええわ」と言ってました。日常に溶け込んでますね。中学のクラスには親がホテルの経営者の子も何人かいたようでした。

 京阪電車がラブホ街の横を通ってます。特急にはTVカーが連結されていて、当時京橋付近でTVにホテルで流すH番組が混信するなんて噂がありました。勿論ウソで、ホテルのそれは有線で流してますから一般には映りません。残念でしたが・・・私なんかは一人で入るのは恥ずかしくて出来ませんが、遠方から出張中の営業マンなんかには結構便利な施設らしい。予約無し泊まれるからです。けど夜は煩くて熟睡できないように思えますが。

 そんなラブホも最近はおしゃれになってるようです。色んなタイプの部屋がありフロントでそれらの中から選んで入室できます。また大人の玩具の自販機が置いてありさらに楽しめるそうです。本当に我々の若い頃のちょっと暗い謎めいた空気は今は無いようです。

 全部他人から聞いたりネットで知ったことですが、何か一度見てみたくなります。しかし相手がいません。それに一人じゃ入れないし・・・


南の楽園

2005年11月09日 | 地域

 南西諸島が人気です。特に沖縄本島よりもその他の小さな島々が好まれています。元々、本州とは気候風土が違った南国のイメージはありました。しかしリゾートの印象より返還後も米軍の存在が重く圧し掛かる悲しい歴史の方が強かった気がします。それがNHKの連続ドラマ「ちゅらさん」以来、南国のパラダイスとしてのイメージが老若男女に定着しました。TVの影響力は恐ろしいものがあります。

 ドラマの中で出てくる小浜島の風景を見てると、我々が住む日本とは時間の流れる速度が違うように思えます。世界的に見ても長寿な地域である原因がこんなところにあるのかなと想像します。とにかく何もかもがゆったりとしている印象ですね。

 私も一度沖縄本島と石垣島に観光旅行したことがあります。本島は那覇市だけでした。感想は埃っぽいことでした。島の北部はまた全然違った風景なんでしょうが那覇市に関しては良い印象はありませんでした。それに較べて石垣島は素晴らしかった。それは業界のエライサンばかりの旅行だったもんだから、皆さん定年後はこの島で暮らしたいと言ってました。実際それくらい好印象を全員が持ちました。高齢者に対する優遇が暖かな地域の国の中では日本は進んでる事を説く人もいました。

 そんな南西諸島に今、本土から職も収入も無い人達がドンドン移住してます。暖かな南国の島でホームレスをしているんです。蓄えもなく仕事の当ても無い人が多数流入することが地元にとってどれだけ迷惑な事か思案に入っていません。確かに私達も南国なら衣と住に関しては苦労せずに暮らせるとつい思っています。だからそんな不心得者がいてもおかしくないですね。

 しかし人口が数万から数千の島にそんな連中を養う余裕はありません。あれは大都会だからできる事です。本当に自分の事しか念頭に無い都会者ならではの考えです。これが進むと昔ながらの気風も消えてギスギスした都会のようになるでしょう。まさにパラダイスの危機です。残念でなりません・・・


スペース イズ バリュー

2005年10月17日 | 地域

 外国語をカタカナで書くと妙な違和感を感じますが、「広さが大事」くらいの意味でしょうか。アメリカ人の基本的な考えですね。広大な大地で大柄な連中が大量の資源で大雑把に暮らしていくには丁度良い思想です。アメリカ人の方ごめんなさいね。

 アメ車のサイズはまさにこの考えを具現化したものです。無意味なくらいにデカイ!住居に関しても同様で大きなスペースを重視した作りになっています。丸い卓袱台を何人もで囲む日本人とは大違いですね。一人一人が適当な感覚で場を占めるその尺度の違いを感じます。

 狭いと言われる日本の住環境ですが、私の住む北陸の一部はそれはあたりません。100坪くらいの住宅は特別なものではありません。水田に一軒づつ住宅が点在する有名な散居村です。住宅の周りは樹齢も古い大きな木々が囲んでいます。そのおかげで冬は風雪から夏は酷暑から住人を守っています。実際真夏でもクーラーなしでも快適に暮らせます。

 たまに大阪に帰ると小さな家並みに驚きます。実家も間口2間のウナギの寝床でした。大阪や京都などの古い街はこの手の街づくりが多いですね。学生の頃の下宿の基本的サイズは四畳半でしたがそれでも不満はない広さでした。中には三畳間の人もいましたから。

 そんな大きな住居に暮らすのに慣れた地方ですが、最近は少子高齢化が進み実際に住んでる人数は二,三人の家が増えています。実に勿体無いことですが日常に使用する部屋数は限られたものなんです。寝室、居間にダイニングキッチンくらいでしょう。

 年配の奥さんと話をしてると日頃の掃除や片付けを思うと小さな家が良いと言います。夫婦と娘の三人暮らしだからもうそんなに沢山の部屋もいらないし最低限の部屋数で満足だそうです。だから本音は都会のマンションが羨ましいんですね。気持ちはよく分かります。口の悪い人は「田舎の人は金の使い方を知らないから大きな家を建てる」なんて言います。

 この地方は昔から隣接したお隣りが無いから大きな家を建てるようになったんでしょう。それにしても、もし今日同様の家を建てるとすれば計り知れない金額が必要な家が無人の空家になっていくケースが増えています。後継ぎが都会に行き戻れなくて老夫婦だけが守る家が多いのです。どこの田舎にも付物の悩みですがモノが大きいだけに哀れさが際立ちます。


夢の街 大阪

2005年10月08日 | 地域

 人は皆自分の住む街を良く見られたいと思います。私の住む田舎町でも同様のことで色々とPRをしています。その昔あの竹村健一先生がTVで褒めてくださった事を自慢にしてる人もいるくらいです。ただ自己評価と他人の評価はえてして食い違うものです。

 私の出身地大阪もどうやらその食い違いに悩んでるようです。しかし他県に住む私から見ればあながち当っていないとは言えない評価だと思います。

海外の大阪案内に府が反論「ヤクザの街」などは誤解

 「醜い」「ヤクザの街」――。海外のインターネットサイトや観光ガイドブックで、大阪に関する誤解やマイナス面を誇張した記述が目立つことが、大阪府などでつくる「大阪ブランドコミッティ」の調査でわかった。

 府は「予備知識のない外国人が読めば大阪の実像だと信じてしまう」との危機感から、出版元に冊子を送るなどして、イメージアップ作戦に乗り出す。

 「大阪ブランド」のPRを進める同コミッティは、今夏、府の海外事務所などを通じ、22か国のサイトや観光案内書の一部を調べた。

 米国の大手検索サイトの旅行ガイドは、大阪コーナーで「街は醜いにもかかわらず、愛されることを切望している」「(大阪人は)仕事がなくなっても、人生の楽しみ方を知っている、のんきな市民」と記述。また、「もうかりまっか」があいさつだとし、「戎(えびす)橋では若者がミニスカートの女の子を捕まえるために網を張る」などとしている。

 大手百科事典サイトは「下品なユーモア感覚から、騒々しいと思われている」と大阪人を分析。英国の大手出版社の旅行ガイドブック(2003年版)は囲み記事「The Yakuza」で「大阪はヤクザの街」と指摘する。中国で出版されているガイドブックにも似た記述がある。

 府では、引き続き各国のガイドブックを収集して内容をチェックする一方、出版元などに「正しい」情報を盛り込んだ冊子などを送り、「名誉回復」に取り組むことにしている。

(読売新聞) - 10月8日13時24分更新

熊に 襲われる

2005年09月16日 | 地域

 昨日のTVで昨年熊に襲われ重傷を負った男性がインタビューされていました。私の住む街の方でしたから人づてに状況は聞いていました。直後の状態は頭蓋骨が割れて脳みそが見えていたらしく殆ど絶望視されていたそうです。そんな人が曲がりなりにも退院してTVカメラの前に出られたことは喜ばしい事です。

 彼は右目を失っただけでなく体中に傷が残っているそうです。そして何より精神的な傷が大きいらしい。玄関を出たらいきなり熊に襲われたものだから、最初は黒い犬かと思ったそうです。いまだに黒いもの、カラスなどを見るとドキドキするそうです。自宅に居ても物音に敏感に反応するようになりました。本当に気の毒な話です。

 知人の男性も3年前にやられました。いつもの散歩コースの里山を歩いてたら襲われました。用心してナタを持っていたのに、もう大丈夫とリュックに仕舞った時に出くわしたそうです。ふと前の木を見上げると上のほうに小熊がいるのに気付き、「こりゃ危ない」と思いました。その瞬間に下の方から黒い大きなモノが飛びついてきたそうです。

 顔をかばったおかげで眼は無事でしたが顔面には深い傷が残りました。入れ歯をしてたのでそこで傷が止まりました。そうでなければ下あごが無くなっていました。普段の散策コースで被害を受けた事にショックを感じていました。ただ熊に対しての怒りは全く無く、熊の生活圏に人が入り込んだ事に反省をしていました。優しく謙虚な方です。

 今年の秋は昨年ほどではないだろうと自治体では報告しています。根拠は熊のエサとなる団栗などの木が去年より良好な状態だから。カシノナガキクイムシという虫がいて、こいつが取り付くとミズナラの半分が枯死するそうです。その他のナラも程度の差はあれ被害を受けます。その虫の影響が今年は少ない事が理由らしい。しかし私の住む街の山は去年と同じく秋でもないのに赤茶けた木々が多く見えます。


「お父さん」のお父さん

2005年08月14日 | 地域

 前に書いた記事「VOW]の続報です。前回はガスボンベの「お父さん」の写真だけでしたが、今回漸くその誕生秘話の取材に成功しました。

 ボンベの「お父さん」はあのVOWシリーズにも掲載された由緒(?)ある物件です。本を見た方はご存知ですがあの裏には「お母さん」が書かれています。つまり「お父さん」「お母さん」は表裏一体になっています。では何故ボンベに夫婦がいるのか?その辺を取材しました。

 店のご主人は別にプロパンガスの仕事もしていました。あのボンベは20年が耐用年数と法律で決められているそうです。だから古くなったボンベは業者に引き取られ廃棄されます。それを勿体無く思っていたご主人は店の目印に置こうと思い立ちました。けどただ置いておくのも芸が無いので考えたのです。何かを書こう!そう決めました。

 あれこれ思案して好きな言葉を選んだら「お父さん」「お母さん」になりました。母の字は草冠をつけると甘酸っぱいイチゴになります。まずそれが第一の決定理由だそうです。じゃ「お父さん」はなんですが、どうも本人の説明ではよく分かりません。荊(イバラ)という字にも草冠がついてるし、母の優しさに対峙するものとして厳しさの表れの父を書きたかったそうです。(近くに荊橋というのがあります)

 以上がボンベの「お父さん」の誕生秘話です。ここのご主人はマメな人で自分でなんでも作ります。だから自宅の周りにもなんかいろんな物がありますが私にはよく分かりません。ただまことに穏やかな優しい方なもんで今回の取材ができました。本当に感謝します、有り難うございました。

 この誕生秘話は私のブログなんかじゃなくVOW総本部に投稿しなくちゃいけなかったかもしれません。またこれを読んだ方がして下さいな・・・


大阪の悪口を言う (愛をこめて)

2005年08月09日 | 地域

 大阪の飲み屋でタイガースの悪口を言うのはやくざにわざわざ肩をぶつけにいくようなもんです。命知らずな行為です。さらに危ない行為はジャイアンツを褒める事、特にチャラオ君の元木なんかを褒めようもんなら大変です。大阪では対巨人戦でタイガースが負けたら翌日は誰も試合の話題には触れません。要するに無かった事にするわけです。タイガースの勝ち負けが翌日の生活へのモチベーションを左右します。単にファンとか応援してるというレベルではありません。生活の7割くらいをタイガースに支配されてます。転勤や引越しで大阪に来た人はまずそれにカルチャーショックを受けます。日本全国どこにもこんな土地はありませんね。

 食い倒れと言いながら本当に美味い物は殆どありません。うどんは讃岐のほうが本場で美味いし、お好み焼きも広島に負けてます。かろうじてタコ焼きだけが唯一残ります。大体大阪は水が不味いから美味い料理なんか出来ないんです。私は現在北陸の地に住んでいますが食に関しては大阪なんて較べる物も無い程美味い。やはり水と米が良くて海山の幸が揃ってるからでしょう。

 最近話題になった「おばちゃん三人組」、いかにもという関西の中年女性を演じてます。まあ典型としては上沼恵美子あたりが大阪の女性かな。素では大人しい人らしいですがイメージはピッタリですね。気の利いた回転の速いおしゃべりと物怖じしない図々しさが特徴でしょう。しかし実際は比較的ゆっくりしゃべる天然っぽい人が多いように思えます。私にもメル友が何人かいますがその中に弟の嫁がいます。義理の妹ですね。面白い事をゆっくりとしゃべる人ですが、彼女とのメールのヤリトリが実に面白い。メル友の中では一番です。たぶん頭の良い人なんでしょう、いつの時も大笑いさせられてます。ちょっと辛いような逆境も持ち前のユーモアで乗り切るところがあります。私の大阪の女性のイメージはこんな感じの人ですね。決して喧しい女ではないです。

 かつて大阪を「日本の痰壷」と言い切った人がいましたが、まんざらでもないように思えます。そんな猥雑な雰囲気や現象が大阪にはあります。トラックでりんごを売っていた親爺がちょっと目を離したら、近所のおばちゃん達にりんごを大量に取られた事件がありました。群集心理にしても恐ろしい行動です。タイガース絡みの話しにしてもそうですが大阪は勢いに乗るととんでもない事をやらかす土地柄です。恐ろしい一面でありまた面白さのエネルギーになってるんじゃないかな。とにかく日本の中にありながら独立した風潮を持った地域です。かく言う私も大阪人ですが・・・


VOW

2005年08月03日 | 地域

 好みや趣味は当然ながら千差万別ひとそれぞれです。紹介や勧誘までならともかく押し付け強要はもはや犯罪とも言えましょう。そんな私の趣味は多くないですが幾つか持っています。その一つが「VOW]です。ご存じない方の為に簡単に説明するとVoice Of Wonderlandの略です。雑誌の宝島の1コーナーが独立発展?したもの。世の中のヘンなものを集めて笑いのネタにしています。

 先日宝島社のサイトを見たら随分シリーズが増えてました。私も古書店を回り苦労して集めた数が30冊あまり、なにか闘争心が湧いてきました。誰かが云ってましたが「笑いはライブだ」、確かにその通りです。時期が過ぎるととたんに色あせます。逆に言うと笑いの根拠を知っている必要があります。それは豊富な知識かな。だから私なんかも芸能ネタや若者限定のネタは全くノーです。冒頭に書いた趣味の勧誘を知人や家族に行ってるんですがこのVOWに関しては2割から3割の確立です。むしろ変人扱いされそうです。今のところ娘と女性の友人がはまってくれてます。後は?てな顔をされました。

 実は私の住む街の周辺には過去に掲載されたVOWネタが数多くあります。その一つが上の写真。以前は店の前に看板代わり?に置かれてましたが、現在店は改築された為「お父さん」は店舗の裏にひっそりいます。打ち捨てられた「お父さん」が気の毒だったので写真に収め、その生まれた理由を確認したく思いました。残念ながら理由のほうは店の主人が不在の為かないませんでした。後日改めてご報告いたします。

 このブログでも面白いヘンなものを見つけたらまた載せたいと思います。そして可能な限りVOW仲間を増やしていきたいです。まあ理解者を増やすのは至難の業でしょうが。けど変人扱いは今に始まったことじゃないから気にせずやりましょう。


昭和がブーム?

2005年08月01日 | 地域

 最近、昭和が流行りだそうです。けど昭和という時代はあの大戦を抜きには語れません。日本人にとって重たすぎる時代です。しかし今ブームになってるのは戦後の30年代くらいなようです。実のところ私が子供時代をおくった真っ只中です。確かに思いいれもあるし懐かしい時間ではありますが流行にするような甘い時代では決してなかったように思えます。そんな頃のエピソードを少し紹介しましょう。

 我が家にはTVは比較的早く来ました。夕方になると近所の子供等が我が家に集まり子供向け番組を見ていきます。今なら人気のゲームソフトを持つ子供の家に集まる感覚かな。まあ健全なもんです。その頃TVCMですでに家庭で作るゼリーを放送してました。それを見た母親が何を思ったか我が家で作ろうと言い出しました。しかしその為の最重要なツールが我が家には不足していたんです。それは冷蔵庫!その代替として水道水を利用しました。まあ確かに真夏には水道水は冷たく感じます。しかしいくらなんでもそれで凍らすのは無理!結局は冷たいジュースみたいな物をみんなで飲んだ記憶があります。笑い話ですね。

 あの頃TVでは「うちのママは世界一」とか「パパはなんでも知っている」なんかのアメリカTVドラマをよくやってました。大きな家にでかい車、家電製品はなんでも揃っていてまさに絵に描いた暮らしでした。なによりも子供達がそれぞれ自分の部屋を持っている事が驚きでした。当時の平均的な日本家庭では考えられない事でした。今なら普通の事なんですが。またアメリカ人がジムに通って運動するのが不思議でした。わざわざ金を払って機械のベルトの上を走ってるのが理解できなかった。今の日本人は結構やってますね。私はしてないけど。

 今そんな時代がレトロだなんだとわざわざそれ風に店を作ってるんですね。あの頃の店舗を真似て飲食店を作れば流行るらしいです。面白い店を紹介しましょう。そこは別にレトロを気取ってるわけじゃなく普通にレトロになってます。古い店です。創業は大正時代らしい。当時は高級店として存在してました。外観も店内もそれらしく古くて、ただ今は大衆食堂です。価格も普通ですが味は文句なしに美味い!メインはオデンだけどカツどんやラーメンも懐かしい美味さです。ただご多分にもれず親爺は愛想悪いですよ。その店は「春の色食堂」。ネット検索していただけば出てきます。興味の有る方は是非来店して下さい。


素晴らしい空間

2005年07月23日 | 地域

 随分前から行ってみたい所がありました。福井県立恐竜博物館です。子供の頃から継続する数少ない興味の対象です。巨大なものに対しての憧れと畏敬の念かな。ともかく雨の降る平日に行って来ました。またこのシチュエイションが良かったようです。

 エントランスから真っ直ぐに地下に長いエスカレーターが向います。客は私一人、静かな空間に何やら恐竜の声らしきものが響きます。後で分かるのですが最下層のジオラマから発する声でした。そして着いたフロアーには恐竜の組み立てた化石が30体余りが展示されていました。大型の竜脚類から獣脚類、鳥脚類や鎧竜と多彩な展示物です。暗く静かな館内を独り占め出来、太古のロマンを満喫してきました。

 生物の大きさは長さではなくその重さにあることを感じました。アロサウルスティラノサウルスは体長ではさほど違いはないけど実際に較べて見ると差は歴然。ティラノの大きさには圧倒されました。さすがに恐竜の王様です。しかしティラノがスカベンジャー(腐肉食)説をとなえられる理由が少し分かりました。あまりにデカスギル!生きてる獲物を狙えるのはせいぜいアロサウルスぐらいの大きさが限度ではないか。恐竜よりずっと後の哺乳類アンドリューサルクスは体長4~6㍍(頭骨だけしか発見されていない)と言われているがこれもやはり腐肉食と見られているようです。

 こんな所にいれば一日では勿体無いような残念な気持ちで博物館を後にしました。私の朝一番の習慣の一つがPCで「古世界の住人」http://www.geocities.jp/zetumetudoubutu/index.htmlを見る事です。殆ど毎日更新されていて川崎さんには感謝します。恐竜だけでなく絶滅生物から現生、更に未来生物まで網羅されてる素敵なサイトです。皆さんも是非一度覗いてください。